結構前からガレージの壁に飾ってあるこのギター。
うちの奥さんがまだ就学前の幼女時代の愛機でありますから、もう半世紀前のヴィンテージ。
当時ものなのでまだ「MADE IN JAPAN」なのが嬉しくて今では私のお気に入りなのですが、
発見当初からずっと気になっていたことが一つ…
凹んでる…
激しいステージアクションによるものか、はたまたその後の置き場所のせいか、
前面下部が大きく凹んでしまっており、目が行くたびに気になって仕方がない!
特に手にして弾いてみたりしたら、その凹みがより顕著に!
この角度だとより目立つでしょう?
そこでいつか直したいと思いつつもう数年。
「なんだかいつもこんな感じだな… いいのかこのままで?」
と、そう思ったので幸い(?)店が暇だったので取り掛かることに。
そこで構造いると、ボディはブリキのかみ合わせで袋状になっているから、
ネックを外し、その空間から棒などを利用して凹みを修正してみることに。
そういうわけでまずは分解してみたんですが、これが結構難儀!
というのも、固定がすべてネジではなく釘なため、その引き抜きに四苦八苦。
ただ単に抜くだけなら勢いでできるのですが、
なるべく本体の塗装などを痛めたくないので自然と作業はデリケートに。
まずは先端を研いだ精密ドライバーを隙間に差し込み、少しくぎを浮かすと、
次は彫刻刀、そしてノミと順番に変え根気よくトントン叩く。
そして何とか隙間にヤットコの歯が入るまでになったらグイっと引き抜く。
この作業が合計4か所。
で、その間指先の出血が2か所!
(=^^=)ゞ
とりあえず分解完了
よく見りゃ、あちこち汚れているな~。
ついでだから汚れも落としもすることに。
そういうわけで、板金作業にかかろうと思ったのですが、
思ったよりも開口部が小さく手持ちの修正用当て金(あてがね)が入らない。
そこで急遽長めの木の棒の先端を削り当て金ならぬ当て木を作ってそいつでえいやっ!
やはり、周辺の丸み部分はむつかしいな~。
とはいうものの、大きくあった全体の凹みは何とかなったので、
これならば、目にしても手にしてももうさほど気にならないかな?
うん、嬉しい♪
おねえさんも大喜びでパンチラダンスです♪
その後汚れを落とし、全体にワックスをかけ軽く磨いて元通り組み立てたら出来上がり。
当初、弦は手持ちのエレキギターのものに張り替えるつもりでしたが、
これはこれで良いかなと思いなおし、錆を落として再利用しました。
で、試しにちょっと音を鳴らすと…
あれ?予想以上に良い鳴り♪
ペンペンした音かと思いきや、意外にちゃんと響いてくれる。
これはあれか?空洞ボディがいい感じに共鳴してくれているのか?
というわけで、今では機嫌よくガレージのギターコーナーに並んでおります。
ヽ(^∀^)ノ
で、この様子を見ていた奥さんが一言。
「実家の押入れの箱の中に、ほかにも古いおもちゃがあるかも?」
なにぃ~!?
そりぇぜひ発掘せねばなるまいて!
**追記**
実は後にこのギター専用のソフトケースが発売されていたのでした!
しかも、あの老舗エレキギターメイカーのグレコから!
というのは、もちろん真っ赤な嘘で、これはギターケースを模した小物入れ。
私が学生の頃だから80年代前半にグレコから出ていたものなのです。
こういう小さなサイズですが、造りや素材は本物と全く同じでとてもよくできておるので、
私はちょっとしたものを入れては良く持ち歩いておりました。
(ドラムスティックがちょうど収まるほどの全長です)
さすがに今はこういうのは作っていないだけに、大切なコレクションとなっております。
ヽ(^∀^)ノ
ヴィンテージギター修理
うちの奥さんがまだ就学前の幼女時代の愛機でありますから、もう半世紀前のヴィンテージ。
当時ものなのでまだ「MADE IN JAPAN」なのが嬉しくて今では私のお気に入りなのですが、
発見当初からずっと気になっていたことが一つ…
凹んでる…
激しいステージアクションによるものか、はたまたその後の置き場所のせいか、
前面下部が大きく凹んでしまっており、目が行くたびに気になって仕方がない!
特に手にして弾いてみたりしたら、その凹みがより顕著に!
この角度だとより目立つでしょう?
そこでいつか直したいと思いつつもう数年。
「なんだかいつもこんな感じだな… いいのかこのままで?」
と、そう思ったので幸い(?)店が暇だったので取り掛かることに。
そこで構造いると、ボディはブリキのかみ合わせで袋状になっているから、
ネックを外し、その空間から棒などを利用して凹みを修正してみることに。
そういうわけでまずは分解してみたんですが、これが結構難儀!
というのも、固定がすべてネジではなく釘なため、その引き抜きに四苦八苦。
ただ単に抜くだけなら勢いでできるのですが、
なるべく本体の塗装などを痛めたくないので自然と作業はデリケートに。
まずは先端を研いだ精密ドライバーを隙間に差し込み、少しくぎを浮かすと、
次は彫刻刀、そしてノミと順番に変え根気よくトントン叩く。
そして何とか隙間にヤットコの歯が入るまでになったらグイっと引き抜く。
この作業が合計4か所。
で、その間指先の出血が2か所!
(=^^=)ゞ
とりあえず分解完了
よく見りゃ、あちこち汚れているな~。
ついでだから汚れも落としもすることに。
そういうわけで、板金作業にかかろうと思ったのですが、
思ったよりも開口部が小さく手持ちの修正用当て金(あてがね)が入らない。
そこで急遽長めの木の棒の先端を削り当て金ならぬ当て木を作ってそいつでえいやっ!
やはり、周辺の丸み部分はむつかしいな~。
とはいうものの、大きくあった全体の凹みは何とかなったので、
これならば、目にしても手にしてももうさほど気にならないかな?
うん、嬉しい♪
おねえさんも大喜びでパンチラダンスです♪
その後汚れを落とし、全体にワックスをかけ軽く磨いて元通り組み立てたら出来上がり。
当初、弦は手持ちのエレキギターのものに張り替えるつもりでしたが、
これはこれで良いかなと思いなおし、錆を落として再利用しました。
で、試しにちょっと音を鳴らすと…
あれ?予想以上に良い鳴り♪
ペンペンした音かと思いきや、意外にちゃんと響いてくれる。
これはあれか?空洞ボディがいい感じに共鳴してくれているのか?
というわけで、今では機嫌よくガレージのギターコーナーに並んでおります。
ヽ(^∀^)ノ
で、この様子を見ていた奥さんが一言。
「実家の押入れの箱の中に、ほかにも古いおもちゃがあるかも?」
なにぃ~!?
そりぇぜひ発掘せねばなるまいて!
**追記**
実は後にこのギター専用のソフトケースが発売されていたのでした!
しかも、あの老舗エレキギターメイカーのグレコから!
というのは、もちろん真っ赤な嘘で、これはギターケースを模した小物入れ。
私が学生の頃だから80年代前半にグレコから出ていたものなのです。
こういう小さなサイズですが、造りや素材は本物と全く同じでとてもよくできておるので、
私はちょっとしたものを入れては良く持ち歩いておりました。
(ドラムスティックがちょうど収まるほどの全長です)
さすがに今はこういうのは作っていないだけに、大切なコレクションとなっております。
ヽ(^∀^)ノ
ヴィンテージギター修理