
「ぼくポコだよ~♪」
てなわけで、ちょうど一年前に脳炎を患って以来、
その後遺症で少々妖精さんになっているポコですが、
おかげで、以前のような「寄らば斬る!」といった、やさぐれた性格が一変し、
「ほげ~ぇ~♪」と、穏やかになったため、
ほかの子ともめることなく、日々平穏に、そして楽しく過ごせております。
また性格とともに食欲も大きく変化し、
以前は食が細いがゆえに、体重も増えず、常にヒョロガリした体格だったのが、
いまでは、出されたものは、「おいしい♪おいしい♪」とたいていなんでも食べるし、
一番の楽しみが、店番に出るときに出してあげるウエルカムおやつ!(主にバームクーヘン)
おかげで体重も順調に増えてゆき続け、
ついには、「ポコちゃんは、ちょっとぽっちゃりしすぎですね。」と獣医さんに注意されるほどまで!
(=^^=)ゞ
そうそう、あともう一つ大きく変わったのがおトイレ
以前はなかなかおトイレを覚えようとせず、
あたりかまわず(特に私の布団の枕元など)おしっこをひっかけていたため、
常にオムツを装着していたことから、「オムツマン!」とか呼ばれるほどだったのに、
あの脳炎発症以来、一度も間違うことなく、ちゃんとおトイレで用を足すようになりました。
これって不思議だと思いません?
だって、普通は逆じゃない?
後遺症によって判断が付きにくくなるはずだから…
でも、いや待てよ…
もしかしたら、本当は、もともとおトイレの場所を正しく認識できていたにもかかわらず、
意地か、こだわりで、絶対にその通りにしようとしていなかったとか?
で、今回そういうこだわりが消えてしまい、
「あ~、おしっこだ~。 おトイレに行こ~ぉ~♪」
てなったんじゃないか?
だとしたら、この子はかなりの頭脳犯!
そこんとこ実際どうなん?

「黙秘します…」
てなわけで、いろいろあるポコも今年でもう16歳。
こちらでは長寿犬表彰の対象となる年齢。
ですので、当然体力も落ちてきているわけですが、
この子の場合、長期にわたりステロイドを服用しているので、
全体的に免疫力が低下しており、ほかの子だとなんでもない常在菌にも負けてしまう状態。
ですので、寒い今の季節はほとんど家から出ず、
こうして暖かい場所で寝て過ごしております。

「く~く~♪」
緊急里親募集をしてから早7年。
結局、その時みなうちの子になったものの、各々がものすごく仲が悪く険悪な状態!
特にこのポコの状態が異常だったため、いろいろ聞いてみたところ。
以前の家にいた犬の中で、おそらく受けた愛情が一番薄く、
それゆに、他者に対する不信感がものすごく強かったものと思われます。
ですので、うちに来てからも、なじませるのに本当に苦労しました。
ですが、そのときの4頭のうち残っているのは今ではポコ一人。
じつは、この子の元家族はうちに来た子たち以外にも、
まだ3~4頭いたので、それらは元の飼い主さんのお名前から
「M一族」と呼んでいたのですが、
その子たちも、もう昨年にはすべて逝ってしまったとお伺いしております。
ですので、ポコは最後のM一族。
それだけに、今の穏やかで幸せな日々が一日でも長く続くようにと、
そう願ってなりません。
チョロリンとベロが出てなんとも可愛いお顔
抱っこしたくなっちゃいます
近かったら通っちゃいそう 笑
脳炎発祥でそうゆう風に変わることもあるんですね
お薬の影響で色々大変なことも出てきますが、トイレができるようになって性格も穏やかになって食欲もあって いいこともあってよかったです♪
16歳穏やかな時間が ずっとずっと続きますように
お膝の上で安心して寝ている姿はほっこりしますね
以前のとんがってやさぐれていた頃は、
「この子は本当に、見た目はかわいいのに…」
とよく言いましたが、今は見た目も中身もかわい子君になりました。
でも、昔も本当は私たちに甘えたかった気持ちはあって、
ただ、その「甘え方」がわからなかったように思います。
(そういう育てられ方をしたんでしょうね。)
それだけに、今はその分を取り戻す勢いで甘えたさん♪
こういうのはこちらもうれしい限りです。
ですので、本当にこの時間がずっとずっと続けばと…