昨日の台風が通り過ぎた後のこと。
いつも通り店を開け、あれこれバタバタした後に腕時計を見るとまだ午前の11時。
お昼にはまだ時間があるなと思った私は、ポチとかりんを連れ久々の散歩に出ました。
その後店に戻り、店の時計を見るとあれ?もう午後の1時前??
そう、実は私の腕時計が1時間ほど遅れていたので、
いつもならお昼の交代で奥さんが家に戻り昼食をとっているはずの時間。
ですので、慌ててそのための身支度をし、
家に戻る前に、店に連れてきているポコにおしっこをさせ、水を飲ませました。
そこで私は何となく、「ついでにアイスクリームも舐めさそう。」と思ったので、
散歩を終えたぽち&かり、そしてポコの分のアイスを食器によそいました。
すると、ぽち&かりは大喜びで舐めましたが、ポコはほとんど舌を動かさない。
あれ?いつもなら大喜びで舐めるのに?
試しに口に少し入れてみるものの、舌もほとんど動かさない。
いや、動かせない?
そこで水を与えてみたのですが、飲み込むという行為がもうできないような感じ。
舌の色もかなり青みがかかっており、
これは…
そこでそっと横にさせ、奥さんが優しく声をかけつつ体をなでる。
胸もおなかも、動きはほとんどなく、ただ開き切った口から空気が漏れ出るだけ。
いよいよか。
と、そう思うと、目がきょろきょろと動き、口が少し動いたので、
またポコに騙された~!
と、そう言いながらほっとしたのですが、それでもやはり舌はいよいよ青く。
動きもパタッと収まりました。
「こんなに頑張ったからもう頑張らんでいいよ。
自分でおトイレも行かれへんし、食べることも飲みこむこともできないなら、
もう我慢せんと、楽になればいいよ。」
奥さんが自分に言い聞かせるかのように、静かにそう言っていると、
明らかにポコの感じが変わりその瞬間。
「あ、今逝った…」
と分かりました。
この間約5~10分。
あっけないといえば、これ以上にないほどあっけなく…
昨年脳炎で倒れて以来、もうここまでかと何度も覚悟を決め、
そのつど、その覚悟が不要になるほどの復活ぶりを見せ、
日々しっかり食べ、きちんと出して、
そうしてほぼ1年ほど頑張ってくれていたので、
何だかそれが当然であるような気がしておりました。
だからこの日も、いつも通り明け方の3時に起き、
そしておトイレをさせ水を飲ませ。
それもいつも通り、自分で首を上げ飲んでくれていたので、
こういう感じで、またいつもの一日が始まると、そう思っておりました。
でもそうじゃなかったんですね。
あと二か月で18歳の誕生日だったのに。
でもそうは言うものの、ここまでのこの子の頑張りを知っているから、
もうこれで十分。
そうも思えます。
「17歳、18歳は、こちらの勝手な数字だから。」とは奥さんの言葉。
全くその通りだと思います。
そして奥さんがまたこういうことも、
「さっき、自分(あなた)の時計が止まったって言うてたよね?」
そう、この日たまたま時計が遅れ、
そして私が一時間勘違いして行動していたからこそ、
こうしてポコを奥さんと二人で見送ることができたのです。
だってもし時計が遅れていなければ、
散歩に出ることもなく奥さんは家に戻り、
そして、私はポコがただ寝ているだけとそう思い込んでいたはずですから。
偶然でしょうが、やはり少し不思議で、そしてありがたく感じるのです。
(だって、今朝は正しく合っていたし、買ってから今まで遅れたことなど一度もないから。)
だから、ポコは最後まで幸せであったと、そう思うのです。
それは間違いない。
だって、あの子が本当に大好きで、家族の中でも最も心を開いていたのがうちの奥さん。
(それは間違いなく、元の飼い主さん以上に)
その大好きな奥さんの腕の中で、最後の最後まで、本当の最期まで。
そうしていられたのは、もうそれ以上ない幸せでしょう。
それはまた、最後まで世話しきれた奥さんも同じ。
「お母さん大好きだポコ~!」
「お母さんが大好きでたまらない隊隊長ポコ」より
そう思うと、これ以上ない、良いお別れであったと、
そう思うのです。
もうしばらくポコと過ごし、今度の休みに最後のお別れをしてきます。
とはいえ、今年に入ってこれで4頭見送ってきたわけで、
実は、ポコとは闘病仲間であった友人宅のわんこも10日ほど前に旅立ったばかり。
だから、寂しい気持ちはどうしようもできません。
ああ、ほんと、寂しいな…
追記(ぷーどる♀):ポコが亡くなったことを、元の飼い主さんにお伝えしました。
「最期までありがとうございました。」と涙ながらにおっしゃっていました。
いつも通り店を開け、あれこれバタバタした後に腕時計を見るとまだ午前の11時。
お昼にはまだ時間があるなと思った私は、ポチとかりんを連れ久々の散歩に出ました。
その後店に戻り、店の時計を見るとあれ?もう午後の1時前??
そう、実は私の腕時計が1時間ほど遅れていたので、
いつもならお昼の交代で奥さんが家に戻り昼食をとっているはずの時間。
ですので、慌ててそのための身支度をし、
家に戻る前に、店に連れてきているポコにおしっこをさせ、水を飲ませました。
そこで私は何となく、「ついでにアイスクリームも舐めさそう。」と思ったので、
散歩を終えたぽち&かり、そしてポコの分のアイスを食器によそいました。
すると、ぽち&かりは大喜びで舐めましたが、ポコはほとんど舌を動かさない。
あれ?いつもなら大喜びで舐めるのに?
試しに口に少し入れてみるものの、舌もほとんど動かさない。
いや、動かせない?
そこで水を与えてみたのですが、飲み込むという行為がもうできないような感じ。
舌の色もかなり青みがかかっており、
これは…
そこでそっと横にさせ、奥さんが優しく声をかけつつ体をなでる。
胸もおなかも、動きはほとんどなく、ただ開き切った口から空気が漏れ出るだけ。
いよいよか。
と、そう思うと、目がきょろきょろと動き、口が少し動いたので、
またポコに騙された~!
と、そう言いながらほっとしたのですが、それでもやはり舌はいよいよ青く。
動きもパタッと収まりました。
「こんなに頑張ったからもう頑張らんでいいよ。
自分でおトイレも行かれへんし、食べることも飲みこむこともできないなら、
もう我慢せんと、楽になればいいよ。」
奥さんが自分に言い聞かせるかのように、静かにそう言っていると、
明らかにポコの感じが変わりその瞬間。
「あ、今逝った…」
と分かりました。
この間約5~10分。
あっけないといえば、これ以上にないほどあっけなく…
昨年脳炎で倒れて以来、もうここまでかと何度も覚悟を決め、
そのつど、その覚悟が不要になるほどの復活ぶりを見せ、
日々しっかり食べ、きちんと出して、
そうしてほぼ1年ほど頑張ってくれていたので、
何だかそれが当然であるような気がしておりました。
だからこの日も、いつも通り明け方の3時に起き、
そしておトイレをさせ水を飲ませ。
それもいつも通り、自分で首を上げ飲んでくれていたので、
こういう感じで、またいつもの一日が始まると、そう思っておりました。
でもそうじゃなかったんですね。
あと二か月で18歳の誕生日だったのに。
でもそうは言うものの、ここまでのこの子の頑張りを知っているから、
もうこれで十分。
そうも思えます。
「17歳、18歳は、こちらの勝手な数字だから。」とは奥さんの言葉。
全くその通りだと思います。
そして奥さんがまたこういうことも、
「さっき、自分(あなた)の時計が止まったって言うてたよね?」
そう、この日たまたま時計が遅れ、
そして私が一時間勘違いして行動していたからこそ、
こうしてポコを奥さんと二人で見送ることができたのです。
だってもし時計が遅れていなければ、
散歩に出ることもなく奥さんは家に戻り、
そして、私はポコがただ寝ているだけとそう思い込んでいたはずですから。
偶然でしょうが、やはり少し不思議で、そしてありがたく感じるのです。
(だって、今朝は正しく合っていたし、買ってから今まで遅れたことなど一度もないから。)
だから、ポコは最後まで幸せであったと、そう思うのです。
それは間違いない。
だって、あの子が本当に大好きで、家族の中でも最も心を開いていたのがうちの奥さん。
(それは間違いなく、元の飼い主さん以上に)
その大好きな奥さんの腕の中で、最後の最後まで、本当の最期まで。
そうしていられたのは、もうそれ以上ない幸せでしょう。
それはまた、最後まで世話しきれた奥さんも同じ。
「お母さん大好きだポコ~!」
「お母さんが大好きでたまらない隊隊長ポコ」より
そう思うと、これ以上ない、良いお別れであったと、
そう思うのです。
もうしばらくポコと過ごし、今度の休みに最後のお別れをしてきます。
とはいえ、今年に入ってこれで4頭見送ってきたわけで、
実は、ポコとは闘病仲間であった友人宅のわんこも10日ほど前に旅立ったばかり。
だから、寂しい気持ちはどうしようもできません。
ああ、ほんと、寂しいな…
追記(ぷーどる♀):ポコが亡くなったことを、元の飼い主さんにお伝えしました。
「最期までありがとうございました。」と涙ながらにおっしゃっていました。
お母さんのファンクラブ会長さんのポコちゃんが逝ってしまったのですね。
もうすぐ18歳だったのは、すごいことだと思いました。
大好きな人たちに看取られて、すごく幸せだったんじゃないかと思います。
ポコちゃんのご冥福をお祈りいたします。
あの子が乗ったカートが店の中に置いてあって、
「なんか通りにくいな~。」
と、そう思うのが、なんだかあたり前だと思っておりました。
ですので、広くなり通りやすくなったお店が物足りない。
無論あの子は大往生で、これ以上ない逝き方だったから、それはそれで満足なんですが。
やはり寂しいですね。
と言うか最期を一緒に過ごすための素敵な計らいですね きっと・・・
ポコちゃんにとっては 大好きなお母さんのそばで最期を迎えられたと言うのは 何より安心だったと思います。
ポコちゃんのご冥福を心よりお祈りいたします。
今年はお別れが多くて 私には想像もできない喪失感だと思いますが、見送られた子たちは ありがとうという気持ちでいっぱいだと思います
気温の変化が大きなこの時期、ひすさんもぷーどる♀さんも体調崩されませんように
そうですね、時計は本当にそう思います。
おかげで最後の別れをしっかりできたので、
きっと今までの子たちが力を貸してくれたのだと…
昨日最後のお別れをしてきました。
気持はスッキリですが、やはり寂しいです。
だからつい、
「犬が減ったから増やさなあかん。」
と、そう口から出ておりました。
その言葉がどうなるかはわかりませんが、
今いる6頭の子たちと、昨日も今日もバタバタ過ごしております。
そのあわただしさのおかげ寂しさも少し薄れてくれております。
やはり、わんこの隙間は、最もわんこが埋めてくれますね。
皆の笑顔に感謝です。
お心遣いどうもありがとうございます。