「造りが強い純米酒とは?」
さて、「造りが強い純米酒」ってどういう事でしょうか?
要は、「完全発酵純米酒」の事であり、熟成や燗酒にも耐え得る強い酒質と言う事です。
この強い酒質であるかを簡単に見分ける方法があります。
それは・・
「燗冷めした純米酒を翌日に呑んでみること」
です。
この時に味わいの骨格がくずれない純米酒こそ本物の完全発酵純米酒です。
ぜひ試してみてください。かなりハードルが高いですがね(笑)
「完全発酵純米酒」とは・・
発酵途中(酵母の活動途中)で、醸造用アルコールや調味液(糖類など)添加をして、酵母の活動を止めるベトベト甘い日本酒が大手の日本酒だ。酵母が自ら作り出したアルコールにより死滅する寸前まで、米のデンプンを糖化させたブドウ糖などを酵母に食わせてアルコールを極限まで高めるような醸造法により純米酒を搾ると、余韻にベタベタした甘味が残らず、スッキリとした日本酒になる。完全発酵純米酒には日本酒度が「+20」前後までキレた純米酒も多い。搾りたては、余韻の渋味が強いが、これを1年、2年、10年と熟成させると旨味が凝縮しながらもキレのある日本酒になる。こんな熟成に耐え、温度変化にも味の骨格が崩れない(「冷や」でも「燗」でも、「燗冷め」でも美味しい)強い酒質の純米酒を「完全発酵純米酒」と言いう。これこそが日本酒の原点だ。
それでは、そんな造りの強い完全発酵の「月の井」を紹介します。
「月の井 純米酒H3BY」
中心に酸がしっかりと存在し、その周りを旨味がまとう。凄く強さを感じる酒質。まだ旨味の開き方が浅く、酸も角があり、余韻の渋味も強く、熟成感は足りない。でも、これからの熟成でどんどん進化して行く酒質であることを、ひしひしと感じる。熟成過程を愉しみたいなぁ、と思わせる。
燗につけると、旨味と酸の輪郭がクッキリとしてくるが、若い香りも立つ。
「月の井 純米吟醸H3BY」
アタックで口当たりが優しく、柔らかい旨味に癒される。また酸も複雑に立ち、キレも良く、全体のバランスが非常に良い。
燗につけても、派手な吟醸香はなく、落ち着きがあり、滋味深い。まだ若い香りがあるものの、熱めの燗で虐めながら呑むのも良し(笑)
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