あいもかわらず、ヘッドホンアンプを触っています。
ネットを見ていて、定電流回路のトランジスタで音が変わるというのを見て、
どうしてなのか理由が分からないので、とりあえず試してみようという事で
部品箱のトランジスタを再度測定しなおしてみました。
そして、店の廃棄品の中から大量にある古めのトランジスタが目に留まりました。
まさかこれはhFEなんぞ100あるだろうかという事で測定してみると、300を超えるものが
ちらほらあるので、それならば使ってみようかという事にしました。
元は2SC1815なのを、あえて2SC536にしてみました。
さて音出しを。ううむ、何でしょう。この曇った音は。いきなりの音出しなので、
トランジスタもびっくりしているのかという事で、いつものごとくFMラジオにヘッドホンアンプを
つないでエージングさせてみました。他の用事も重なって丸3日そのままでした。
さて、聞いてみましょう。驚きです。全く変化ありません。(笑
最初の高域が遠く、中域もすっきりしない音が鳴っています。
なるほど、トランジスタによって音が変わるというのは本当でしたがこれでは聞くに
耐えられませんので、元に戻すか他のトランジスタにしようかという事で
選別したまま大量に余っているフェアチャイルドのBC550Cにしてみることにしました。
ほぼhFEが290で4個揃っています。
さっっと部品交換すると、今度は最初からすっきりした音がしています。
不思議な事に思えてしかたありませんが、定電流のトランジスタでも音が変化するという
良く分からないまま、実際に起きていることなので、真じるしかありませんが。
結局、定評のある石を使う事で解決、ということでした。