4種類の回路が作れる基板、の発端はこれでした。
JJさんが公開されている
USB_DACバスパワーHPAへ、OPA2134を試してみた
を、いつもの手持ち電源(+12Vないし+15V)で使えるようにしてみようとしました。
しかし、どうしたことか、このように少ない部品の回路がうまく動作しません。
直りきらない風邪を押していたこともあるのですが、どうも夜になって工作時間になると集中が途切れるばかりで
そういうときに作ると、ろくな事がないという典型的な例となって、これはどうしたものかとなっていました。
何としても動かしたいということで、31日からつつくことにしました。
トラブルというのは、後からみるとなんだこれか、といういつもの事ですので、たぶん、ここらあたりだろうと
予想していたどおり、バイオス電流が片側だけ流れていないパターンミスとか、定電流ダイオードの
恐ろしいほどのばらつきが原因でした。
最初、4.5mA用の定電流ダイオードを4本使っていましたが、たまたま音が歪む右CHのを2個外して
測定したところ、3.2mAと5.8mAと、信じられないような計測値となり、残りのも外して測定したところ
こちらは4.3mAと4.4mAとほぼ似た値だったにも驚きました。
ということで、手持ちの残り10本を測定して、近い値を選びなおして取り付けました。
パターンミスはいつもの事ですので、切ってジャンパーして、という事で簡単に直せました。
配線を付ける前の写真でしたし、オペアンプもうっかり2903Dをつけたままでしたが、
綺麗な音が出たのに安心しました。
低域から高域まですっきりした感じで、同じトランジスタを使った
次なるヘッドホンアンプ 193 オペアンプ+カレントミラーバッファ
とは赴きが違う音がしているのも以外といえば意外でしたが、これも好きな音色が出るようでした。