撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

琴電 榎井第2踏切(2020.8.30) 1081編成 普通 高松築港行き 還暦の赤い電車

2020年09月09日 22時35分35秒 | 中小私鉄
8/30に、高松琴平電鉄琴平線 琴電琴平~榎井駅間の榎井第2踏切で還暦の赤い電車としてリバイバルカラー全面ラッピングされた旧京急1000形の1080形を撮りました。
1枚目は、榎井第2踏切に向かう1082(旧京急デハ1012)の普通 琴電琴平行きです。
1081編成は、2019年3月からクラウドファンディング「還暦の赤プロジェクト」により、京急時代の赤に白帯のリバイバルカラー全面ラッピングされています。



2枚目は後追いで、榎井駅に向かう1081(旧京急デハ1011)です。



1080形は、1959~78年に356両が登場し京急を代表する形式の1000形です。
長年、京急の主力として活躍しましたが、2010年に営業運転から引退しています。
琴電には、1988~91年に琴平線用の1080形として2両編成×6編成、2007~11年に長尾専用の1300形として2両編成×4編成が譲渡されました。

1080形は京急時代に4両編成で運用されていた編成が譲渡されてますが、中間車がパンタグラフ、制御機、先頭車が電動発電機、空気圧縮機などを持っていたため、先頭車同士で編成を組むことができませんでした。
そのため、1080形奇数車は旧品川寄り中間車に浦賀寄り先頭車の先頭部を取り付け、1080形の偶数車は旧品川寄り先頭車そのままです。
2011年には、1089編成が引退しましたが、その他の編成は現在でも活躍中です。

2019年は京急1000形が登場して60周年を迎えたことから、「還暦の赤プロジェクト」としてクラウドファンディングが9~12月に行われました。
無事にクラウドファンディングが成立し、琴電から広告主の権利を買い取ることができたので、全面ラッピングにより京急時代の塗装に復刻されました。