撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

阪急 武庫之荘(2012.3.10) 7021F 特急 梅田行き

2022年03月01日 18時31分24秒 | 阪急
10年前に阪急神戸線 武庫之荘駅で7000系の特急を撮りました。
1枚目は、武庫之荘駅を通過する7021の特急 梅田行きです。
Wパンタが阪急らしくてカッコ良いです。



2枚目は後追いで、塚口駅に向かう7121です。



7000系は運転台にワンハンドルマスコンが採用された量産車6000系をベースに、1980~88年に210両が登場し、阪急での同一系列の製造数が最も多い形式です。
6000系は5100系と同じ抵抗制御でしたが、7000系は回生ブレーキ付き界磁チョッパ制御に変更されています。
当初は鋼製車体で製造されていましたが、1984年~以降は本格的にアルミ合金車体が採用されています。
登場時には阪急伝統のフルマルーン塗装だったものの、1998~2002年に屋根肩がアイボリーに塗り分けられるようになりました。
1998年~以降に更新工事が始まりましたが、2016~20年にリニューアルされたアルミ車の8両編成では、制御装置が1000系に準じたVVVFインバータに換装されています。

7021Fは1984年に神戸線に登場していますが、本格的にアルミ合金車体を採用した最初の編成になります。
登場時には6両編成でしたが、1985年には6000系の付随車6671、6681が増備されて7021Fに組み込まれて8両編成化されています。
2015年には6671、6681が脱車されて代わりに7001Fに連結されていた7551、7581に差し替えられました。
なお、脱車された6671、6681は2両編成の7025Fに組み込まれて4両編成化され、2017年に能勢電に譲渡されて7200Fとして活躍しています。
先頭車の運転室から第1客用扉にかけての空間には側窓が設けられていない最後の編成だった7021Fですが、2019年にリニューアル工事によりVVVF制御化され、乗務員室後部にも小窓が設置されて現在も神戸線で活躍中です。