撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

阪急 西宮北口(2014.2.9) 3077F 回送

2024年02月17日 12時12分48秒 | 阪急
10年前に阪急神戸線 西宮北口駅で運行標識板を掲出した3000系と3100系が連結された編成を撮りました。
1枚目は、西宮北口駅に向かう運行標識板を掲出した3100の回送です。



2枚目は、折返しのために西宮北口駅2号線に停車する3077です。



3枚目は後追いですが、本線から西宮車庫に差し掛かる3100です。



4枚目も後追いですが、西宮車庫の留置線に向かう3100です。



この頃は11時頃に伊丹線で運用されていた2編成の内、1編成が西宮車庫から出庫した編成に交換されて西宮車庫に返却のため回送されていました。
普段は西宮北口駅3、4号線のホームの先端から撮ることが多かったのですが、この日は変化を付けてみようと思って1、2号線の先端から撮ってみました。

以下の記事は過去に書いたブログの再掲になります。
3100系は、1964~67年に宝塚線の昇圧に伴う切換即応車として登場しています。
宝塚線の運行速度に合わせてモーター出力や歯車比などが、神戸線用の3000系とは異なった設計となっています。
後に冷房化、表示幕設置などの工事が行われて宝塚線を中心に活躍していましたが、晩年は今津線、伊丹線、箕面線などで活躍しました。
1964年に登場した4両編成の3150Fと2両編成の3151Fは、連結されて6両編成で宝塚線で運用されていました。
後に3151Fに1967年に中間電動車3611、1978年には1963年に2021系の先頭車として登場した2026が電装解除の上、付随車化して改番された2076が連結されて4両編成となり、3150Fと連結されて8両編成で活躍しました。
先に紹介したように、1988年には3150Fが単独の4両編成として運用されるようになり、伊丹線に転属しました。
その際に3151Fの先頭車3151は中間の運転台整備状況の関係から3000系制御車との交換が行われることとなり、今津線の3076Fの中間に連結されていた3077と交換されて3076Fに組み込まれました。
代わりに先頭車となった3077を連結した3077Fは3077+3611+2076+3100が連結され、3000系、3100系、2071系の混成という異色の編成でした。
長らく伊丹線で活躍し、阪急では最後の運行標識板の掲出編成でしたが、この年の2月に引退しています。