昨年、種をまいた人参が食べられるほど大きくならなかったので、そのまま庭に残しておいた。
それが、越冬して、雪解けの後、新しい葉を出し、青々と育っている。
肝心な根のほうはどうかというと、昨年は間引きもせずほったらかしだったので、
込み合ったままひしめいている。
いらなそうな葉を根ごと引き抜くと、小指ほどもない。
ここもそこもと間引いて、20本ほどになった。
葉の緑が瑞々しくて柔らかそう~
とても美味しそうに見えるんだけど、人参の葉を食べるとは聞いた事がない。
捨てるしかないのよね、と思ったけれど、念のためにインターネットで検索してみた。
「人参の葉は食べられるの?」
すると、驚いたことに、
「人参の葉は食べられます」とか、「人参の葉のレシピ」とか、「人参の葉のふりかけ」とか、
「人参の葉は美味しい野菜です」とか、ずらっと並んでいるじゃないの。
人参の葉はどうやら食べられるようだ
私が知らなかっただけで、けっこう常識だったのかしら?
目からうろこで、いろいろ見てみると、やはりてんぷらが一番美味しいらしい。
茎は硬いので、葉の部分だけちぎりとって衣に混ぜ込んで揚げるとあった。
パセリのてんぷらと同じ要領だ。
小さな根も洗ってそのまま衣に混ぜた。
独活の若い葉も獲って一緒に揚げる。
独活が美味しいのはわかっているけれど、さて、人参の葉は?
なんと、予想よりずっと美味しいのよ
パセリよりクセがなくて、柔らかい。
人参が大きくなってしまったら、葉も硬くなって食べられないのだろうけれど、
間引きした若い葉は捨てるなんて勿体無い。
是非、食べなくては。
なんだか、本来の人参になる前に、全部てんぷらになってしまいそうだ