昨日は父のお墓参りに行って来た。
お彼岸に行かれなかった罪滅ぼしと言うわけではないけれど、いつも連休のどこかで行くことにしている。
春のお彼岸は、墓石が雪に埋もれてどこにあるかももわからないからだ。
今回は、母がホームに引っ越してから初めてのお墓参りということになる。
天気予報ではほぼ雨だったから、朝、降っていたらやめようとおもっていたけれど、
意外にも晴れていて、それっとばかりに家を出た。
ところが、天気予報もはずれたわけではなくて、ホームへ母を迎えに行った辺りで、
ぱらぱらと降り出した。
車の窓から空を見上げて、「雨が降ってるね~」と、嫌そうな母だったけれど、
とにかく行くだけ行ってみようということになった。
お供え物はやめにして、途中のスーパーで、お花だけ用意した。
日ごろの心がけのお陰かどうか知らないけれど、40分ほど走って茨戸霊園に着いたころには、
雨はすっかり上がっていた。
というより、もともと降っていなかったようだ。
ラッキーと喜んだけれど、風は冷たい。
母に風邪を引かれても困るので、待たせた父には悪いけれど、お参りはそそくさと済ませた。
こんな時期にも、お墓参りする人は意外といる。
やはり春のお彼岸をパスした人たちだろうと思うけれど、意外なほどに次々とやって来る。
考えてみると、北海道のGWは概してお天気に恵まれない。
それに、まだまだ寒い。
だから、出かけようと言う気にならなくて、家でゴロゴロと過ごすことが多い。
そこで、家族でお墓参りにでも行こうか、という気になるのかもしれない。
お昼を外食にすれば、ちょっとしたお出かけ気分になるものね。
私達もそんな感じで、帰り道にファミレスに寄って、ランチにした。
お刺身定食のホッキが新鮮で、とても美味しい。
「ああ、美味しい」を連発する母を見て、少し胸が痛んだ。
母は老人ホームに住んでいる。
食事は栄養士さんが、しっかり管理して下さっているので、栄養面では何の心配もない。
けれど、好きなものばかりが食卓に並ぶわけではない。
特に食中毒などの心配からか、生ものは滅多にでないそうだ。
それは、仕方がないことだけれど、時々は食べたいだろうな。
といって、自分で食べに出かけようという気はないだろう。
やはり私が、もっと頻繁に食事に連れ出してあげたいと思う。
とにかく、母が気にかけていた春のお墓参りがすんでよかった。