父のお墓参りに行った。
春のお彼岸には墓石は雪の中に埋まっていて行けなかった。
だから、今日が今年初めてのお墓参りだ。
父も待ちかねていたかもしれない。
母のように丁寧にはできないけれど、私の雑な掃除で我慢してもらおう。
13日に弟がお参りに来たそうで、花瓶に白い菊と赤いカーネーションが残っていた
墓地の管理人さんが、まだ綺麗に咲いている花は片付けずに残してくれたのだろう。
母は自分が行ったとき花瓶に残っていた花は、すべて処分していた。
でも、弟が供えてくれたものだし、捨てるには忍びないので
持って行った花といっしょに飾った
もしかしたら、お墓参りのルールに反しているかもしれないけれど、
父は怒らないだろう
ルールやマナーは時代とともに変わる。
最近は、お供え物も持ち帰ることになっている。
カラスや野生動物が食い荒らして衛生上の問題があるからだ。
以前は、そう言われても持ち帰らない人が多かった。
そうすると、管理人さんが、お参りの人が帰ったばかりのお墓のお供えものを
次々と手押し車に放り込んで行った。
いかにもゴミ扱いだ
きっと、意識的に人前でやっていたのだろうと思う。
そうでもしなければ、置いていく人が絶えないからだ。
その甲斐あって、今ではお供えしたまま置いていく人はいない。
みんな、その場で食べて片付けるか、持ち帰るかしている。
私たちも持って行ったものをそっくり持ち帰った。
なんだか、お供えそのものが無駄な行為のような気もするけれど。
そのうち、食べ物はお供えしないようになるのではないかしら