珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

ダイヤモンドプリンセス6日目 其隆

2015年06月26日 | クルーズ ダイヤモンドプリンセス 2014/6

朝食から戻ると、キャプテンズサークルから招待状が届いていました。

翌日フォーマルナイトの前に催されるキャプテン主催のパーティーです。

リピーターだけの特典です。

 まあ、ちょっと嬉しいかも。

 

今日は最終観光日、其隆です。

ここから台北へ行くか、九分へ行くかが普通の様です。

台北ならば、やはり故宮博物館へ行くことになるでしょう。

船内で臨時相談コーナーを設けていたJTBのお姉様によると、台北の故宮博物館は

大陸からの中国人客で、激混みの状態だとか。

入館するのにもかなり待つ覚悟が必要なようで、それならと、九分にしました。

其隆から九分まではバスが出ていますが、本数が少なく混んでいるので、

行きはタクシー、帰りは逆に、タクシーがなかなかつかまらないので、

バスがいいでしょうとのことでした。

 

九分までは、タクシーで500元約2000円です。

先に明示されるので安心です。

花蓮でご一緒したカップルと相乗りしました。

30分か40分くらいで到着です。 

 

 なかなか良い景色です。

 こういう狭くて急な石段が続き、両側には小さなお店が隙間なく並んでいます。

 お茶屋さんがたくさんあります。

でも、結構高いんですよ。

私たちはパスです。 

夜になって、赤いランタンに火が入ったら雰囲気は一変するでしょうね~。

一挙に幻想的なムードに満たされるんじゃないかと思います。

今度は、是非夜に来たいと思います。

 そろそろ帰ろうかとバス停を探して階段を降りて行くと、

目の前にタクシーが客待ちをしているじゃありませんか。

滅多につかまらないと聞いていたのに、これはラッキーなのかしら?

バスのつもりだったのに、これ幸いと乗ってしまいました。

根性なしです。

 

タクシーには、其隆の街のほぼ中心で下ろしてもらいました。

見るとは黄色いランタンがいっぱいです。

夜になったら綺麗でしょうね。

やっぱり夜よね~~、残念だわ。

 

 商店街にあるお寺、やはり華麗です。 

 お腹が空いたのですが、小籠包のお店は、ここでもみつかりません。

小籠包は諦めて、通りすがりに、店内にお客さんがいるお店を選んで入りました。

ここのメニューは写真入りで選びやすく助かりました。

酸辣餃 と何とか餃子

 昨日のこともあって、あまり期待していなかったのですが、実に美味しかったです。

二つで約400円、お安いですよね~。

あと一品か二品何か頼めば良かったわ。

でも、量はこれで十分でした。

お勘定の時、愛想のない店主の女性に、

「ヘンハオチー(很好吃)」と言ってみました。

「とても美味しい」という意味ですが、それを聞いて

不愛想な店主がたちまち笑顔になりました。

「アリガトアリガト」と、手を振って見送ってくれました。

知っている言葉は使って見るものです。

あ、でも、ほんとうに美味しくなければ、言う気になりませんけどね。

 

私が知っている中国語は、このほかには、

ツーソーザイナァ?( 厕所在哪? )おトイレはどこですか?

これも、マクドナルドで使いました。

それから、タイグイラ!(大貴了)お値段が高いわ!

買い物をしなかったので使いませんでした。

ほんの少しの言葉でも使ってみると、楽しいですよね。

 

この後少し町歩きをして、マクドナルドでコーヒーを飲んだのですが、

レジで並んでいると、日本の方ですか?と、高齢の男性に声をかけられました。

一瞬日本人旅行者かなと思ったのですが、戦時中に日本語で教育を受けた、台湾の方でした。

背筋もぴんとしてお若く見えたので、それを聞いて驚きました。

80代半ばにはなっているはずですから。

並んでいる間、少し立ち話をしたのですが、広島と札幌に身内の女性が嫁いだそうですが

「でも、もう亡くなりました」とおっしゃっていました。

「台湾で日本語を話す人はもう殆どいなくなりました」と、残念そうです。

若き日の思い出も、日本に関するものが多いのかも知れません。

好意的な気持ちが伝わってきて、私たちも嬉しかったです。

先にコーヒーを買って行かれましたが、3階建ての店内はとても混んでいて、

私たちはなかなか席が見つけられず、ご一緒できませんでした。

もう少しお話できたら良かったのですが。

 

これで、台湾観光は終わりです。

3日間通して、私が思ったことは、

「やっぱり台湾は夜が良いんじゃなかな~」です。

テーブルがご一緒のお嬢さん方も、「夜市に行きたかったねー」と言っていました。

こればかりは、夜に航海するクルーズの悲しさですね。