珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

幻の20万円

2017年02月16日 | 日々のこと

来月末で火災保険が切れる。

更新する予定だが、10年分一括払いで掛け金は約17万。

さてどこから捻出しようか。

あ、そうだ、持っていても何のメリットもない株を売ろう。

時々塩漬け株を売り払って旅行代金に充ててきたけれど、まだ少し残っている。

みずほファイナンス100株。

随分前に買ったもので、買ったとたんに下がって一向に上がる気配はなく、

多少の損失が出るが、20万にはなるだろう。

善は急げと、ネット証券のサイトで売りの手続きをした。

2,3日して、入金になったかなと確かめに行って見たら、20580円しか入金されていない。

あら、どういうことかしら?10分の1だわ。

訳が分からずしばらくその数字を眺めていたが、20580円のままだ。

まさか、売値を間違えたのだろうか。

そう思ったら、顔から血の気が引いた。

ゼロ一つ間違えて、20万を2万で売ってしまったのか。

きっとそうよ、それしか考えられない。

金額もショックだが、馬鹿な間違いをしでかした自分自身がショックだった。

ああ、立ち直れない。

私のあまりの落ち込みに、夫も「バカだな」と言ったきり何も言ってこない。

しばらくズボッと深みにはまっていたが・・・やはりおかしい。

だって、間違えるはずが無いのよ。

そもそも株数も売値も始めからフォームに入っている。

自分で数字を入れたわけではないのだ。

値を上げ下げしたければ、よくあるように上向きと下向きのアイコンを押すだけ。

それなのにどう間違うっていうのよ。

実行する前にきちんと確かめなかったのが悔やまれる。

でも、ネット証券とは言え、お客が10分の1の金額で売ろうとしていたら、

せめて警告を発するべきなんじゃないかしら。

納得いかない私は、ネット証券に電話をした。

 

係りの女性に、売却額に納得いかないといきさつを話すと、調べてくれて、

「株価ですが、本日もお客様が売却なさったのとほぼ同額で推移しております」という。

「え、じゃあ、単価の入力間違いじゃないのね。

それじゃあ、購入時の10分の1に下がっているということですか?」

焦って聞くと、冷静な答えが返ってきた。

「いいえ、お客様がお買入れの時も、今は1500円ほどマイナスになっていますが、

ほぼ同じような金額でした」

 え、え、え、?

「じゃあ、買った時も2万円ちょっとだったんですか?」

「はい、そのようです。みずほファイナンスは大企業のわりにはなんちゃらかんちゃら~~」

ガ~ン

私は2万円で買ったものを、何故か20万円で買ったと思い込んでいたのだ。

信じられない、自分の馬鹿さ加減が。

ああ、恥ずかしい~、極まりが悪いったらないわ。

「そ、そうだったのね~、わたしったら、お騒がせしました、ほんとうにごめんなさいね」

冷や汗ものでしどろもどろだ。

電話の向こうの女性は、「いいえ、何かありましたらまたお電話ください」

とやさしく言ってくれた。

きっと、内心呆れているだろうな~。

でも、電話して良かった。

あると思っていた20万円がなくなったことに変わりはないが、

自分のミスで失くしたのと、もともとなかったでは大違いだ。

ほっとして夫に話すと、さらに呆れ顔。

「2万円がなんで20万円になってたんだ?」

だって仕方がないじゃない、そう思い込んでたんだから。

ほんとうに、どうして思っていたのかしら?

 

 そうだ、それより、火災保険料どうしよう・・・