2年位前、何か月もひどい咳が続いて、病院でいろいろな検査をした。
どの検査結果もシロで、原因は内科ではわからず、
耳鼻咽喉科ではアレルギー性のものではないかということだった。
人間の体には原因不明の不具合がいろいろ起こる。
だから、まあ、アレルギーということに、自分でもしておいた。
そのうち、風邪をひいている時は悪化するけれど、それ以外の時はさほどでもなくなった。
それで、気にしないようにしていたのだけれど、春からまたひどくなった。
いつもの内科で検査をしたら、ほとんどはシロだったけれど、一つ気になるものが出た。
血液検査で腫瘍マーカーが反応したのだ。
主に肺ガンだそうだ。
ガーン~~~
悪性のものがなくても出ることがあり、ほかの検査が陰性なので、
様子を見ましょうということになった。
2か月後に再検査すると、やはり出た。
でも、数値が少し下がっているので、とりあえず2か月後にまた検査して、
その時にも出たらペット検査しましょう
ということになった。
やれやれ面倒くさい。
我が家では、私も夫もタバコは吸わない。肺ガンになる覚えはないわ。
だから、どうせガンじゃないだろうと高をくくっていたけれど、
考えてみれば、母と叔母が肺ガンだった。
もっとも母はヘビースモーカーだったし、叔母は自分ではタバコを吸わなかったが、
ヘビースモーカーの叔父と長年暮らしていた。
だから、私とは違うわ。
それでも、目の前に検査結果が2度もでているのだから、無視はできない。
二人に一人がガンになる時代だ。
もしかしたらと、もやもやした思いでいた。
そして、いよいよ3度目の血液検査をし、昨日結果を聞いた。
次はペットかと、ある程度覚悟していたら、
なんと、それが消えてなくなっていた。
悪性のものがあれば、数値が上下することはあっても、ゼロになることはないそうで、
疑いは消えた。
一時的に何か拾ったのでしょうとのことだった。
マーカーはガン以外のものにも反応するから、こういうことはよくあることなのだそうだ。
たとえガンでも、まだ早期だろうと開き直ってはいたけれど、
やれやれ、ほっとしたわ。
それにしても、何か検査をすると何か出るのよ。
齢はとりたくないわ・・・