娘は、本当は一か月ほど前に帰って来るはずだった。
それが、例の新千歳空港ハサミ紛失事件のせいで、飛行機が欠航、予定を変更したのだ。
でもお陰で、2泊3日が3泊4日になり、一か月後になったことで、一博の映画「熱烈」を一緒に観に行けた。
私はもうすでに2回一人で観ていたが、とても良い映画だったので、できれば観て欲しいと思っていたのだ。
K-popのグループを推している彼女は、あまり乗り気ではなかったが、年老いた母に付き合ってくれた。
そして鑑賞後、「とっても良かった、機会があったらもう一度観たい」とまで言ってくれたので、私としては「ヤッター!」という感じかしら。
「熱烈」は、ブレイクダンスに夢をかける貧しい若者のお話で、一博が出ていなければ、私としても観に行っていなかっただろうと思う。
でも、観てみたら、主人公の若者だけでなく、母や叔父、コーチやライバルやメンバーのそれぞれの思いも描かれていて、ただのスポコンではなかった。
登場人物が、敵対する相手でさえ、それなりに事情がある。
よくいる、主人公を際立たせるために、ひたすら意地悪なや役どころと言う人もいない。
鑑賞後はとても爽やかで心温まる映画だった。
コーチを演じた人は、中国ではとても有名な人で俳優さんだ。
さすがの演技力だなと思う。
もちろん、一博が一番素晴らしかったけれどね。
娘は昨日の飛行機で帰ったけれど、空港行バスの炎上事故の翌日だったので、気が気ではなかった。
二日続けてあんな事故は起きないだろうとは思ったけれど、何があってもおかしくないものね。
とにかく、無事に家までたどり着いたようで、良かったわ。
今回の帰省では、おねえちゃん(ほんとうはおばちゃんだけど)大好きの孫とも一日遊んでくれた。
ありがとう