この連休に、北野佐久子さんというハーブ研究家が書かれた、「アガサ・クリスティーの食卓」という本を読んだ。
かなり前に、アマゾンの古本コーナーで買ってあったのだ。
題名の通り、アガサ・クリスティーの小説に出てくる食事や食材について書かれている。
ポアロやミス・マープル、クイン氏、トミーとタッペンスが活躍した事件の、ちょっとした場面に登場した、食事、お菓子やお茶、など、思い出すものもあり、思い出せないものもあり、本棚を探して、その場面をまた読んでみたくなった。
フィッシュアンドチップス、サンドイッチ、スコーン、クロテッドクリーム、など、私も旅先のロンドンで食べたことのあるものについても書かれていて、そのときのことを思い出してなかなか楽しかった。
題名から、どうしても、何かミステリーがらみを期待してしまうのだけれど、それはほとんどなくて、著者のイギリス滞在中の思い出を、アガサ・クリスティーの作品に絡めて書いているという印象だ。
各章が2~3ページしかなく、短いので気楽に読める。
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