8月最後のガイドの日、ご案内したのは上品な初老のご夫婦。
大阪からいらっしゃったそうだ。
30分ほどしか時間がないというので、3丁目、4丁目、5丁目
辺りをご案内した。
奥様がこれは何の木ですか?と尋ねた木を見ると、
ライラックだ。
「ライラックです、リラとも言いますが」
そう答えると
「ライラック・・・リラ・・・、初めて聞きました。
どんな花が咲くんですか?」
と仰る。
え!ライラックを知らない!
北海道人にしたら、ありえへん世界だ。
どんな花と言われても、あまりに当たり前で、タンポポの説明をしてほしいと
言われたようなものだ。
いえ、あの、ええ~、紫色の小さな花が固まって房になっているんですけど
紫陽花のようではないんです~その~
と、しどろもどろ。
幾つか花の写真を持っているが、ライラックは持っていない。
だって、ライラックを知らない人がいるなんて、思いもしないもの。
そのいち雨が降ってきて、30分には少し早いかったが終わりにした。
それにしても、
小さな日本だけど、地域によって、慣れ親しむ木や花も違うのね~。
因みにライラックはこれです。
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