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韓国ドラマ「スタートアップ」IT業界が舞台、あらすじと感想

2021-05-15 | 韓ドラ さ行、すせそ


韓国ドラマ「スタートアップ、夢の扉」あらすじと感想、最終回。
ナム・ジュヒョク&スジ共演のフレッシュな豪華共演のドラマ「スタートアップ」はタイトルに込められた「はじまりと成長」が描かれた物語です。
舞台は最新のテクノロジーが交差するIT企業の、「サンドボックス」で成功を目指す若者たちの現代を生きる日常が描かれていきますが、技術は進化しても変わらない人間の温かさや愛情なども丁寧に盛り込まれた、人のぬくもりを感じるドラマになっています。特に物語の開発者としての鍵となるダルミ(ペ・スジ)の祖母ウォンドクを演じるキム・ヘスクさんのベテラン女優の深みのある演技に胸が熱くなること間違いありません。
またヒロインのダルミ(ペ・スジ)を取り巻く個性的な俳優たちに人気スターのナム・ジュヒョク君が陰のある天才エンジニアを演じ、時に激しく、また趣味が編み物というチョット変わった人柄のギャップも可愛いく映っています(笑)
また、孤児で子供のころダルミ(ペ・スジ)の祖母ウォンドク(キム・ヘスク)に世話になり投資家として成功したジピョン役には「幽霊を捕まえろ」のキム・ソンホ君が扮し、ナム・ジュヒョク君に負けないくらいの幅広い演技で存在感を残しています。本作の2番手役が本当に惜しいくらい魅力的なジピョン役を演じていました。その彼が劇中「スタートアップは苦しい時間が長い、でも好きなことをやっていれば耐えられるでしょう」この言葉が若者たちへの苦言なんです・・・ とにかく祖母ウォンドク(キム・ヘスク)、ダルミ(ペ・スジ)、ドサン(ナム・ジュヒョク)、ジピョン(キム・ソンホ)、4人の繊細な表情と涙の演技に引き込まれます。本作は挿入歌も素敵で、ドロドロ感もなくサラッと観れる魅力的なドラマでした。

あらすじ(ネタバレあり)
①皆が憧れる劇中に登場する「サンドボックス」とはIT業界では安全が守られるセキュリティ機構のことをいい、本作の重要なキーワードの1つになっていて、皆が「サンドボックス」での成功を目指しています。

子供のころ仲が良かった姉のインジェ(カン・ハンナ)と妹のダルミ(ペ・スジ)。
ところが起業家を目指す父親に愛想をつかした母は姉を連れて離婚し、その後大富豪と結婚します。妹のダルミと一緒に暮らしていた父親は事故で亡くなり、残されたダルミ(ペ・スジ)を元気づけようと祖母のウォンドク(キム・ヘスク)は当時、自分が世話をしていた孤児のジピョン(キム・ソンホ)に文通の代筆を頼みます。
そうとは知らないダルミ(ペ・スジ)は差出人がナム・ドサンという人物からの手紙を心の支えに辛い日々を乗り越え、いつのまにかナム・ドサンに恋をしてしまうのです。
15年後、両親の離婚によって離れ離れになっていた姉のインジェ(カン・ハンナ)と再会。
今や立派な起業家となった姉に今までの生き方を否定されたダルミ(ペ・スジ)は見栄を張り、かつて文通していた実際には面識のない初恋の人ナム・ドサンと起業すると嘘をついてしまいます。そんな時、祖母ウォンドク(キム・ヘスク)の前に投資家として成功したジピョン(キム・ソンホ)が現れます。また本物のナム・ドサン(ナム・ジュヒョク)は会社サムサンテックを友達と起業しプログラムの開発に成功して仲間たちと喜び合っています。
②祖母ウォンドク(キム・ヘスク)は姉に見栄を張り困っているダルミ(ペ・スジ)のためにナム・ドサン(ナム・ジュヒョク)を捜してほしいとジピョン(キム・ソンホ)に頼みます。
ジピョンはドサンを捜し出し報酬を払うから「手紙の人物」になってほしいと頼みます。
ところが、ドサンはお金ではなく自分の会社サムサンテックを「サンドボックス」へ入れてほしいと言います。
ところがジピョンは君たちに投資することは出来ないとキッパリ断り帰っていきます。
ところがダルミ(ペ・スジ)が姉と会う約束をしたIT交流会にドサンがスーツ姿で現れます。
そして、そんな二人の姿を会場の隅から見守るジピョン(キム・ソンホ)でした・・・
③その会場には別れた母も来ていて、ダルミは母に「今幸せです、あの日の選択に感謝しながら生きているから罪悪感を持たないで、もっと幸せになるから、姉さんには負けているけど3年後には追いついて私の方が成功しているから」と大口をたたいてしまいます。
その夜ダルミを家まで送ってあげるドサンも前向きなダルミに興味を示し、いつでも電話してと言って、名刺を渡します。
本当の文通の相手ではなく、成功した起業家でもないドサン。ダルミに嘘がバレてしまったらダルミはどうなるのでしょうか?心配です! 更にそれ以上にダルミを心配しているのはダルミの祖母に恩があるジピョン(キム・ソンホ)で、何かとダルミを気遣い見守っています。
そして、ダルミはドサンを見習って「サムサンテックのドサンのように起業家になる」と会社を辞めてしまいます。
④また一方で姉のインジェは自分が築き上げたモーニンググループ会社を義父の裏切りで長男に取られてしまい、1から起業を起こすことになります。ここからドサン、ダルミ、インジェの3人は「サンドボックス」へ入る夢に向かって進んでいくのです。
そして、1次選考に合格し3人は2次選考で顔を合わせることになり、ダルミはなぜここにドサンと姉のインジェがいるのか驚きます。そして、2次選考でダルミと姉のインジェは代表になる資格を得ましたがドサンは失敗します。
ドサンはダルミに「騙してごめん」と下を向いてしまいます。(まだ手紙をジピョン(キム・ソンホ)が書いていたことは知りません)そして、ダルミは「ドサンたち3人が、サンドボックスに入るには代表が必要なのよね」と伝えます。本当はダルミも共に歩む同伴者を捜していたのです。ダルミは「私をサムサンテックの代表にして」と言いますが、同じく姉のインジェもドサンを誘っていたのです。そして、ドサンはダルミの方を代表に選びます。
⑤そして、ダルミは優秀なデザイナーのチョン・ハナを誘って5人のチームを作り新しい事業モデルを構築し、実現可能な事業を作って他のチームと競い合い、投資家たちの前で発表します。
サムサンテックから代表であるダルミが堂々とした発表をし合格します。
とうとう、「サンドボックス」への夢が叶ったドサンとダルミ。姉のインジェカンパニーも同じく「サンドボックス」へ入りました。
ダルミは嬉しさのあまりドサンに抱きつきますが、それをジピョンが見ていました。
⑥また、ダルミは嘘までついていつも自分の力になって助けてくれるジピョン(キム・ソンホ)に疑問を感じています。そんなダルミにドサンは「ジピョンとは兄弟のような特別な関係なんだ、だから助けてくれるんだ」とまた嘘をつきます。ダルミはジピョンに「これからも家族のように導いてください」とお願いします。その後、ダルミはジピョンから仕事のことで厳しく注意を受け、代表としての自覚に目覚めていくのです。
⑦ダルミは母の再婚相手のモーニンググループのウォン・ドゥジョン会長にAIによる人員削減事業案というハイレベルな提案書を出しましたが、利用されるだけでした。ドサンは僕が価値ある人材になるからと言い、悔しさを隠しきれないダルミはドサンにあなたが話した視覚障害者向けのアプリを作ろうと話します。ドサンは目が悪いダルミの祖母のために考えたのです。
そして、二人は熱いキスを・・・ダルミは文通での初恋の思い出にとらわれず、ただ目の前にいるドサンが好きだと言い、ドサンは喜びホットします。しかし・・・二人の愛を知った時のジピョン(キム・ソンホ)が心配・・・ ところがそんなジピョンのアドバイスのおかげで、どんどん代表として立派に成長していくダルミが頼もしいです。
⑧更にダルミは祖母ウォンドクの視力が悪くなっていくことを聞いてショックを受け泣き続けますが、そんなダルミにドサンは温かい言葉をかけてあげて二人の愛は一層深くなっていきます。
その後、ダルミはジピョンが事業計画書を修正してくれた文章の文字をみて、疑問を感じます。昔、文通をしていた時のドサンの筆跡とそっくりだったのです。さらにドサンとジピョンの誕生日も同じだということも思い出し、何か怪しいものを感じますが、彼を好きすぎて怖くて聞けないダルミなんです。



⑨ダルミの祖母を訪ねたジピョンは「もうこれ以上ダルミを騙したくない、ダルミに真実を話して謝ります、この状況がイヤなんだ、すいません、ダルミが好きです」と真剣に伝えます。祖母は「ダメよ、ドサンとダルミの交際がうまくいっているから、今更好きになったらダメよ」と言いますが、ジピョンは怒って帰っていきます。その日、ダルミと祖母の携帯が入れ替わってしまったことで昔の手紙のことを全て知ってしまったダルミです。
⑩ジピョンから祖母に頼まれてナム・ドサンという名前で手紙を書いていたことを聞いたダルミは大きく傷つき、ドサンからの涙の謝罪にも背を向け、会うのは会社だけにしようと言います。
また、ジピョンもダルミに「あなたが好きです、でも返事は期待していないので聞き流してください」と自分の正直な気持ちを伝えます。
二人の男性の間でどちらが本当のドサンなのか?いろいろな事が重なり、パニックで自信を失ったダルミでしたが、今まで頑張った成果を発表するデモデーで自信を持ってステージに上がれるように努力するダルミです。
そんな時、エレベーターで一緒になったジピョンとヨンサンの二人。ヨンサンは「こんな頼もしい人がなぜ兄に残酷なマネを?なぜ兄を殺したのか」と問い詰めるヨンサンに「兄がいることも知らないのに、僕は君の兄をしりません」と言いかけたとたんにヨンサンはジピョンに殴りかかろうとします・・・実はジピョンは5年前のデモデーでヨンサンの兄キム・ドンスの審査員をして当然の指摘をしたまでです・・・そしてジピョンは今回12回のデモデーの審査員を欠席します・・・
⑪12回のデモデーはダルミたちが優勝しました。ダルミはジピョンのおかげで優勝できたことを電話しますがジピョンは休暇を取って休んでいました。
また一方、祖母とダルミが暮らしている家にスーツケース1つで母がやってきてビックリします。ダルミは祖母に悔しくて一緒には暮らせないといいますが、やさしい祖母はダルミの母である嫁を許すのです。
その後、ジピョンはアレックス支社長の「トゥスト」とサムサンテックが投資ではなく、30億で買収契約を行うという話を聞いてダルミを訪ねますが、すでに二人は契約に行ってました。
ジピョンはこの契約は会社ではなく技術者目当てで買収し、契約が締結された瞬間にサムサンテックは空中分解されると話しますが、事実を知らないダルミとドサンは契約書にサインをします。
⑫世界的な企業と合併買収されたサムサンテックはアレックスからダルミとデザイナーのハナが解雇され開発者の3人ドサンとチョルサンとヨンサンだけがサンフランシスコの本社に行くことになると聞かされます。ドサンは契約を覆すといいますが、60億という違約金がかかっていて、更に今回の買収契約に至った理由がただ技術者だけが欲しかったという胸の痛む事実まで知ることになります。
腹を立てるドサン・・・必死に涙をこらえるダルミ・・・二人にとってつらすぎる別れの傷を残すことになります・・・
また、ドサンはジピョンにダルミの祖母が目が悪くてやがて失明します、ヌンギルはダルミのおばあさんのために作りました、どうか助けてくださいと告げます。ジピョンは祖母の元に駆けつけます・・・
⑬ダルミはジピョンから「勝てない敵なら味方になれ」という言葉を聞きます。
ダルミは姉のインジェカンパニーの戦略企画チームの応募の面接を受けに行きます。姉と一緒に仕事をすることになり、ダルミは新しくチョンミョンカンパニーを分社して代表になります。ヌンギルは世界最大の財団に引き継がれ開発と投資を約束してくれます。
また一方でモーニンググループは国内最大のAIセンターを設立。ドサンたちも「トゥスト」の主要部署に昇格し、そろそろ3年の契約期限が終わるころになりました。
3年という月日が流れ、休暇で韓国にやってきたドサンはサンドボックスでジピョンを見かけ当惑します。その時ダルミのチョンミョンカンパニーの全てのシステムが麻痺しダルミは危機にぶつかりますが、ちょうど帰国していたドサンたちが解決してくれました。
騒動の中、再会した二人ですが、この件でチョンミョンカンパニーの開発者二人がやめてしまいますが、この二人はモーニンググループに引き抜かれていたのです。
⑭また、一時帰国したドサンたちですが、3人もやっぱり韓国がいいと韓国に残ることになり、また一から起業することになります。そして3人はダルミの積極的なスカウトでチョンミョンカンパニーと一緒に自律走行車の開発の仕事をはじめます。
⑮ドサンとダルミは再びお互いの愛情を確認し3年前に約束した自律走行車の技術で大きな挑戦をはじめます。そして姉のインジェとお互いにレベルアップしながら仲良く仕事する姉妹ですが、姉のインジェはモーニンググループの話になると対抗心を燃やすほど負けず嫌いな性格ですがダルミも似ているところがあります(笑)そして、ドサンの後押しで自律走行システムの入札に参加することになります。
最終回、
ダルミの会社チョンミョンカンパニーのハッキングの犯人がシン・ヒョンとジョンの元開発者だと分かり黒幕がモーニンググループの長男だと判明しました。
そして、この事件を対処できるまで成長したダルミを見て、ジピョンはもう自分の出番がなくなったようでちょっぴり寂しさを感じます。
そして、ダルミたちは自律走行システム入札の書類審査に合格します。
代表のユン・ソナク(ソ・イスク)はチョンミョンカンパニーに対する投資を決定、ジピョンにも投資に対して忠告します。ドサンも素直な気持ちでジピョンからの投資を受けたいと話し、投資に「感謝します」と二人は握手をします。
また一方、ダルミの母は祖母のためにアメリカンドックのお店を開店します。祖母はドサンに「ヌンギルのおかげで今の生活があるわ。頼みの綱よ、本当にありがとう」と手を取ってお礼を言います。
祖母はジピョンを訪ね、「泣いても笑ってもいい、私に会いに来て、独りに慣れちゃダメよ、これからは寂しい思いをしないで、私がいる」と言って二人は涙しながら抱き合います。
今度は姉のインジェが祖母を訪ねてきて、視力を失った祖母は「本当にインジェなの?」と聞き、インジェは「遅くなりました」と答えます。そうやって二人はお互いを抱きしめ合い、涙を流します。ソ・インジェに戻ったことを家族に知らせ「やっと来ることができました」と伝えます。
ドラマのラストは結婚にゴールインしたドサンとダルミの結婚写真が映し出され、爽やかなhappyendで幕が閉じました。


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