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ノーベル賞「27個の日本」と「1個の韓国」の差

2019-10-14 | 韓国・日韓ニュース・韓国旅行・他

ノーベル賞「27個の日本」と「1個の韓国」の差はどこから来る?
スマートフォンなどに広く使われるリチウムイオン電池を開発した
ことで旭化成の吉野彰名誉フェローがノーベル化学賞を受賞した。
ノーベル賞全体で日本人としては27人目だ。
内訳は化学が8人、物理学が11人、生理・医学が5人、文学が2人、
平和賞が1人。2014年以後は毎年受賞者を出しているから凄い。
知的レベルの結晶こそが技術力である。考えてみると、乾電池を
発明したのは日本人だった。明治時代の屋井先蔵という人が寒冷地でも
使用可能な電子として発明したのが乾電池の原型である。

ノーベル賞とは関係ないが、CDも、光ファイバー、カーナビも
日本から生まれ、世界に広がった発明品である。ちなみに
インスタントラーメンも、レトルト食品も、カラオケも日本発である。
カラオケの発明者は米国の「タイム」誌で「20世紀で最も影響力の
あったアジアの20人」にも選ばれていた。

サムソンの携帯電話を分解すると、多くの日本製部品
使われていることがわかる。例えば、偏光板用保護フィルムから
高精細パネル向けガラス、ジャイロセンサー、電子コンパスなど
多くの日本製部品が使われている。

発明、開発には地道の研究が必須だ。簡単な話、強靭な忍耐力を
必要とする。ということは、総じて日本人は我慢強いということ
なのかもしれない。

確か、今から約40年前、日本で「おしん」というテレビドラマが
一世を風靡したことがあった。貧しさから奉公に出された少女が
いじめ、姑との確執、戦争など度重なる不運に見舞われながら
成長していく物語で、最高視聴率62.9%、平均視聴率52.6%を
たたき出した桁外れの「お化け番組」だった。視聴者は幾多の苦難にも
めげず、問題を乗り越えていくおしんの我慢強さ、前向きな姿勢に
胸を打たれのだろう。
海外でも放映され、中国をはじめ、台湾、ベトナムなどアジア各国、
さらにはエジプト、イラン、ジャマイカでも大人気を博した、
おそらく世界で最も知られた日本のテレビドラマだったような
気がする。
「おしん」だけではない。昔は毎年暮れになると、定番の「忠臣蔵」が
放映されていた。殿の仇を取るため世間から何を言われても、
耐えに耐え、最後は本懐を遂げる大石内蔵助ら赤穂家臣らの
生きざまに相通じるところがあったのだろう。
当時、韓国は日本の文化の輸入を禁じていたので、「おしん」も
「中心蔵」も放映されることはなかったが、仮に放映されていたならば、
どのような反応を示しただろうか?何事の性急な、早く結果を
出さなければ気が済まない韓国人に果たして受け入れられただろうか?

日本ではテレビのグルメ番組で「行列のできる店」がしばしば放映
されるが、日本人は美味しい店、評判の店と聞くと、長蛇の列を
なしてでも順番を待つ。韓国人はいくら美味しくても、並んでまで
食べたいと思う人がどれだけいるだろうか?お目当ての店に行列が
できていれば、おそらく躊躇うことなく、別の店に
行くのではないだろうか?

寿司職人にかかわらず、日本では10年から15年やってようやく
一人前という職が数多い。
かつてソウルで日本料理屋を開いていた知人が約15年滞在中に
「60人以上の韓国人を採用した」と言っていたのを思い出した。
一人前の板前に育てようとしたが、一人として長続きせず、
聞けば60人のうち1年間堪えたのは2~3しかいなかったそうだ。
「初めは仕入れで日本に行く時、勉強になると思って日本に連れて
行ったりしたが、日本に研修に行って、少し経って辞めるケースが
多い。少し修行すると、一人前のつもりになって店を
出したりするわけです」

韓国は今年も受賞者が出なかった。これまでに韓国が取ったのは
2000年に金大中大統領が受賞した「平和賞」1個だけだ。
ノーベル賞受賞者の選定を控え、韓国研究財団は今年、独自に
十数人の候補の名を挙げていたことで韓国民の中には「今年こそ」
との期待もあったようだが、全滅だった。いつになったら、
「当選者」が出るのだろうか?
辺真一 ジャーナリスト・コリア・レポート編集長


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