韓国ドラマ「世界で一番可愛い私の娘」あらすじと感想、最終回。2019年作品、全108話。
3人の娘を支えながらソルロンタンのお店を営む元気印のお母さん役を演じるのは大ベテランのキム・ヘスクさん。本作でも毎日ガミガミと物を言う韓国の典型的な母親に扮し、愛する3人の娘たちの世話に大忙しですが母親の底力はさすが韓国のオンマ、キム・ヘスクさんです。
長女のミソンを演じるのはドラマ「馬医」のユソンさん。家事に育児に仕事に奮闘するワーキングママをリアルに好演しダメ夫や嫁姑問題あるあるバトル戦も展開されて笑いの渦に包まれます。本作のユソンさん、最高に楽しかったです!
また次女のキャリアウーマンのミリを演じるのはドラマ「ハッピーレストラン」など多くのヒット作に出演されているキム・ソヨンさん。「ハッピーレストラン」で共演されたイ・サンウさんと結婚されましたが、1話に夫のイ・サンウさんが特別出演されていました。劇中ソヨンさんの恋人役の俳優ホン・ジョンヒョンさんとのラブシーンに嫉妬されていたとか(笑)これは女優さんを妻にした夫の運命ですね・・・ソヨンさんのファッションが素敵でした。
三女の小説家ミヘに扮するのは新人女優のキム・ハギョンさんで、「あの笑顔がまた見たいなぁ」と思えるような明るさが好印象でした。恋の相手役には女優ユジンさんの夫キ・テヨンさんが出版社編集長役でイケメンぶりを発揮、純粋な三女ミヘが恋に落ちてしまうのも分かる気がします(笑)さらに次女ミリの会社の後輩役で恋人のテジュ役にホン・ジョンヒョンさんなど爽やかなイケメン揃いの男性陣も登場して三姉妹と絡んでいくところにも注目です。
さらに長女のダメ夫やソルロンタン店母の弟や長女ミソンの舅、また三女の元カレなど女性陣に頭が上がらない弱々しい態度の男たちのユーモアセンスもその場を盛り上げてくれて爆笑です。本作は毎回、家族内の非常事態や騒動が多いドラマで出生の秘密や傲慢な財閥が登場しますがドロドロ感はそれほどなく見やすいドラマで、母と三姉妹が繰り広げる家族の愛と絆に心から共感すること間違いなしのホームドラマです。
後半過ぎ、韓国独特の財閥に嫁がせた娘からお金をたかろうとする意地汚い家族たちが登場して話の流れが変わっていきますがストーリー展開はさらに盛り上がります。
でも韓国ドラマって子供にお金を無心する親がよく出てきますが、これって韓国の現実なんでしょうね。よく韓国芸能界でもニュースになっていますね。
あらすじ(ネタバレあり)
ソルロンタンのお店を営みながら、慎ましい生活を送っている母ソンジャ(キム・ヘスク)には3人の娘がいて、それぞれが個性的で苦労も多いのです。
長女ミソン(ユソン)は夫の両親の近くで姑ミオクの嫁いびりに耐えながら幼稚園の娘ダビンと夫とともに暮らすワーキングママ。育児と仕事に追われる毎日ですが夫は母親の言いなりになっているダメ夫。そんな長女ミソンの生活を助けているのが母ソンジャ(キム・ヘスク)。
ところが母ソンジャ(キム・ヘスク)がどうしようもないダメ夫をたたいたことで、双方の家族が大喧嘩になり、ふだんミソン(ユソン)たちの面倒を見たこともなかった姑ミオクが子供ダビンの面倒を見ることになり、「ソウル大に必ずいれてみせる」と意地の張り合いになってしまいます。おまけに養育費まで要求する姑ミオクです!でもこの家族は舅がミソンの味方なので救われます。その後、姑ミオクに不倫疑惑が(笑)・・・子供たちや夫に迷惑をかけてしまった姑ミオクは心から反省し家族に謝罪し、習い事のゴルフや陶芸の会もやめてしまいます。長女ミソン(ユソン)も今まで親を頼りすぎていたと反省し家政婦さんを頼むことにします。また一方、ダメ夫はいろいろな趣味の道具が多くありすぎて1つ部屋を借りて自分の時間をエンジョイしていましたが、ミソンに見つかり離婚を迫られることになります(笑)おまけに全てダメ夫の収集した宝物のロボットや釣り竿や自転車などを売り飛ばしてしまったのです。(笑)妻のミソンは経済的に二人で共稼きしながら家のローンを返済しているのに自分だけが仕事に家事に育児にと忙しくしていることに反発しています。そのため仕方なく家政婦さんを頼みますがこの家政婦さんが最悪の女性で、ある日娘のダビンがいなくなり心を痛め、子供のために会社を辞めようと決心するのです。ところが会社を辞めたとたんに近くに住んでいる姑に呼び出される機会が多くなりうんざり気味のミソンです・・・(笑)
また、次女ミリ(キム・ソヨン)は高学歴でHSグループの一流企業に勤めるキャリアウーマン。気が強いところもありますが苦労ばかりしている母を一番気の毒に思っている優しい娘です。ある日、新入社員で入ってきたテジュ(ホン・ジョンヒョン)が自分の部下になり、またHSグループの代表がチョン・インスク(チェ・ミョンギル)に代わったことで、今までの環境が大きく変わり始めます。次女ミリ(キム・ソヨン)と部下のテジュ(ホン・ジョンヒョン)は仕事をしていくうえで親密になりお互いに好意を寄せ合うようになります。また、母ソンジャ(キム・ヘスク)の娘3人はとても仲が良いのですが、次女ミリ(キム・ソヨン)は母親が違います。母ソンジャの義妹が幼い時家の前に捨てていった子供でした。
ところがその子供を捨てた母親がなんとHSグループ代表チョン・インスク(チェ・ミョンギル)だったのです。次女ミリ(キム・ソヨン)はすぐに気づきますが実の母インスクは気が付きません。そしてもっと複雑なのがテジュ(ホン・ジョンヒョン)を育てたのがインスク(チェ・ミョンギル)だったのです。母親のインスク(チェ・ミョンギル)が次女ミリ(キム・ソヨン)を捨てて、HSグループ会長の弟ソンスと結婚した時会長の息子テジュ(ホン・ジョンヒョン)は4歳でした。その後まもなくテジュの母親が亡くなり、一人で泣いているテジュをみてテジュの母親代わりをしてきたのです。新入社員のテジュはHSグループの御曹司だったのです。
母親のインスク(チェ・ミョンギル)は冷たくて無慈悲で欲深い会長(テジュの父)に見下されても会社でたたかれてもテジュが味方なら耐えられるとテジュに言います。母を捨てないでといってテジュを頼ってくる母に自分は可愛い娘を捨てたくせに何を甘えているのと腹立たしくなります。そして次女ミリ(キム・ソヨン)は会社で母であるチョン・インスク代表(チェ・ミョンギル)にどうしても反発心が出てしまい反抗的になってしまうのです。そして何も知らないチョン・インスク代表もミリに敵対心が生まれます。また、部下で年下のテジュ(ホン・ジョンヒョン)は、「カン部長(キム・ソヨン)が女に見えます。愛しているみたいです」と告白します。年下男子のストレートな愛の告白っていいですよね。純粋すぎる愛情ですがやがて自分が会長の息子だと分かる日が怖くないのかなぁ??まぁ~若さで乗り越えるでしょうけど、今からミリが心配。そんなミリは創立記念日に母であるチョン・インスク代表(チェ・ミョンギル)の演説に衝撃を受け会社に辞表を出します。
母の生き方にはついていけないと思ったのです。やがて母チョン・インスク代表はミリが娘だと気が付きますが、マスコミの記者に娘のことを聞かれ、ミリの辞表を受理することにします。娘を遠ざけようとするのですね。それに比べソルロンタン店の母ソンジャは次女ミリを我が子のように可愛がり、姉妹たちもミリが叔母の子供だと知りながら本当の家族のように接する姿に感動しました。見ていて気持ちがいい家族愛です。ここが高視聴率の決め手かなぁぁ!!その後、母親のインスク(チェ・ミョンギル)はテジュとミリが付き合っていることを知るのです。自分が捨てた娘と自分が育てたHSグループの跡取りが付き合っていたなんて、複雑な心境でしょう。ましてやミリが自分の子供だと会長に知れたら自分の立場が悪くなり恐れています。ところが会長も二人の関係を知ってしまい激怒します。
そして、ミリの方から「私は結婚できない、母親に捨てられた子供だから、ソルロンタンの母親は継母だけど本当の娘のように育ててくれた、でもそれでも捨てられた子だという事実から抜け出せない」と涙を流しながらテジュに告げます。(この時捨てた母がインスクだとは知らせていません)その後、中国の出張から戻ったミリは空港でハン・テジュが常務取締役に人事異動になったことを知ります。
ミリはテジュンがHSグループの跡取りで自分を弄んで裏切られたことにショックをうけます。でもテジュは心からミリを愛していて、もっと早くに自分の正体を明かすべきだったと後悔し反省しています。ミリにとっては自分だけが彼に振り回され愛や結婚に惑わされ崩れたのは自分の責任だと感じているのでしょう。こんな惨めな自分を情けなく思っているミリです。会社に辞表を出したミリでしたが、テジュはミリがカン部長として戻ってくることを待っていて、その席を空けています。
その後、実の母インスクと父の命日で大喧嘩になり母の薄情で意地悪な人格を軽蔑するのですが、そんな時、会社に戻るようにテジュの父である会長から呼び出されるミリ。
会長はチョン代表(母のインスク)のようになりたくないのか?私が後ろ盾になってやるといいますが、ミリは「私は代表みたいになりたくありません、私は代表よりもっと高いところに上がりたいです」と怖いほどの野心を見せるのです。
ミリは長かった髪を切り「2年以内にHSアパレルを業界1位にしてみせます」と言い切ったミリに、その時今のチョン・インスクの座をミリに与えると会長が言います。そして、テジュをしっかり補佐し、インスクから守るように言います。結局、ミリとテジュは普通の関係に戻りますが、ミリと母インスクの関係は今まで以上に泥沼化していきます。
また会社の中で自然と顔を合わせ仕事するテジュとミリはやっぱり別れることができずにいます。そんな二人にテジュの父である会長は二人の結婚を認めるのですが、チョン代表(母のインスク)は大反対をします。
ミリは愛するテジュを傷つけることができず会社を去る決心をします。ミリは母のインスクに「あなたの勝ちよ、あなたのためじゃない、彼を本当に愛しているから去るの、こういう感情は分らないでしょうけど愛するとはこういうことよ、自分は傷ついてもいいけど、彼が傷つくのは死んでも嫌なの、そして私たちも最後にしましょう、どんな形でも会うのはやめましょう」といって母と会社から去っていきます。
ところが、そこへ父である会長の後妻ナ・ヘミが子供のテホと外国から戻ってきます。そして後妻ナ・ヘミは子供のテホを利用してこの家を乗っ取る気です。後妻ナ・ヘミには兄弟たち味方が多くテジュには誰もいなく力もまだ足りません。インスク(チェ・ミョンギル)はだから一刻も早く力を蓄えるため味方になる人を見つけなさいと言うのです。そのためにインスクはソンイルグループの令嬢であるソヒを勧めたと言います。
そんな時、後妻ナ・ヘミがミリの作り上げた取引先を全部変えようとして問題が発生します。そうなればテジュは全ての信頼を失ってしまいます。そして、テジュの座を狙っている後妻ナ・ヘミと兄のナ・ドジンからテジュを守るためにミリはテジュとの結婚を決めるのです。母のインスクは仕方なく結婚を認めることになりますが、ミリの家族が大反対の中結婚式を挙げる二人です。母のインスクとミリの母娘関係がいつバレてしまうのかドキドキします。
そして、二人は会長と後妻ナ・ヘミが住む家で一緒に暮らすことになります。後妻ナ・ヘミはミリに「私はグループ総師の妻でチョン・インスクはこの家の執事でありテジュの乳母にすぎない」と教えるのです。ところがそんな時、実の母インスクの家族である弟が会社のことで金銭問題を起こしインスクが会長に頭を下げている姿を見ることになります。母インスクは自分の兄弟たちのことで何度もつらい思いをしてきたようです。特に自分の娘を会長に売ったインスクの母がひどい母親で金銭問題が起きるたびにテジュがお金を工面したことも会長が知り最悪の状態になります。
テジュはインスクを助けたことで後妻ナ・ヘミの兄ナ・ドジンに弱みを握られて何も意見が言えないのです。また会長は嫁になったミリに「姉妹たちの管理を怠るな、家族のせいで破滅したくなければ、いいな」ときつく言い聞かせます。でもテジュは後妻ナ・ヘミの兄ナ・ドジンやナ・ギョンチョルなどナ・ヘミの親戚がやっている悪行などの収賄を父である会長が見逃していることを知っています。またそんな時テジュはお酒に酔ったインスクの弟からインスクに娘がいたことを聞くのです。
その後、会長や後妻ナ・ヘミやテジュもインスクの娘を捜しはじめます。そして皆がミリのことを捜しはじめた時、ミリは昔会長から娘を置いてくることを条件に結婚したインスクのつらい過去を知ることになります。またテジュも母のように慕っていたインスクの娘が妻のミリだったことを知り大きな衝撃を受けます。この真実に耐えられないテジュです・・・二人がこの事実を知りながらテジュに話さなかったことに大きな心の痛みを受けているようです。
母のインスクは自ら身を引き会社に辞表をだしますが、そのことでテジュは会長である父と大喧嘩をすることになります。そして、ミリが妊娠します・・・その娘ミリのことが会長の耳に入り、全てのことにケリをつけるため死のうとする母インスク。
そんな母に「私子供ができたの、わかめスープは作っていって、今まで私に何かしてくれた?死ぬ前に母親の役割を果たしていってよ」とミリは泣き叫びます。
はじめて二人は心から満たされた母娘愛できつく抱き合うのです。このシーンは視聴者にとって一番の号泣する感動シーンだと思います。
子供ができてミリとテジュの愛はさらに深いものになりますが、父である会長は母と娘でこの家に入りこの家を乗っ取ろうとしている女とは離婚しろと言いますが、テジュは離婚はありえないときっぱり伝えます。
その後、父である会長や後妻ナ・ヘミたちとの対立が激しくなりますが、血筋を最も大事にする会長はテジュを失うことができずミリに何事もなかったように静かに戻ってくるように伝えますがミリは条件を出します。「テジュを常務からHSグループの副会長にそしてミリはHSアパレルを私に下さい」と言います。
そして「私はあなたが母(インスク)にした仕打ちを絶対に許さない、母に謝罪してください」と涙を流しながら訴えます。ところが、父である会長や後妻ナ・ヘミはミリの子供だけ奪ってミリを追い出す計画を立てていました。
三女のミヘ(キム・ハギョン)は22歳の時にトルダムギル出版社から本を出して文学賞を受賞したことがあります。その後スランプでくすぶっていた時トルダムギル出版社の編集長ウジン(キ・テヨン)と出会います。ウジンも父が残したトルダムギル出版社も継ぐために韓国に戻ってきますが、カン・ミヘ作家を捜していたのです。
カン・ミヘ作家は磨けばウジンが望む作品を書くことができる人だと分かっていたのです。ウジン(キ・テヨン)は三女のミヘ(キム・ハギョン)と契約をし彼女が気持ちよく執筆できるように助けていきます。ところが8年間付き合って別れた恋人ジェボムが何かとお節介を焼きミヘの周りをうろつきます。
これって三角関係になるのかしら・・・??と普通は予想しますが、とにかく編集長ウジンが一人だけめっちゃ!カッコ良すぎて浮いている三角関係です(笑)
そして、ミヘは自分の家族の話を書き始めます。ウジンも全ての人間関係は家族からはじまる、家族がいるから幸せだったり力になったり傷つくこともある、そうだ君の家族の話を書くことを勧めます。ところが話を進めると必ず余計な人物である元彼のジェボムが現れてしまうのです(笑)その後も三女ミヘはバツイチで性格が悪い編集長ウジン(キ・テヨン)にゾッコンで、そんなミヘに元彼のジェボムも振り回されています。
そんな時、突然、出版デザイナーというソ・ヒジンが現れますが、なんとウジン(キ・テヨン)の元妻だったのです。ところが元妻が現れてもミヘの恋心は強くなる一方です・・・そして編集長ウジン(キ・テヨン)もミヘに対して、最初は違ったけど、ミヘの小説を読みながら彼女のことが好きになったと言います(笑)ウジンにとってミヘは特に綺麗でセクシーじゃないけど優しくて純粋な彼女の生き方に心が温かくなったようです。
でも、ミヘと付き合う気は全くないと言うウジン。ウジンはミヘが本を出したらアメリカに帰るつもりだと言う。それに対してミヘは積極的で「私は死にそうなんです。編集長がいないと生きていけない。私をなんとかして。
アメリカに行かないで二人で何とかしましょ」と言い、彼を困らせるのですが、面食らってオロオロする年上のキ・テヨンさんに爆笑です。こんな慌てふためくキ・テヨンさん、初めて見ました(笑)爆笑シーンです。そして、ウジン(キ・テヨン)は明るく純粋なミヘにだんだん惹かれていき、「もう一人で食事をしたくない、父さんや母さんの記憶や傷を全て忘れて新しく始めたい」と思うようになります。
二人はやっと素直な気持ちになってラブラブになりますが、そんな時元カレのジェボムが突然ミヘにプロポーズしますが見事に振られるジェボムです。
ところがミヘが好きなウジンは離婚というトラウマからいまだに抜け出せず結婚することに負担を感じています。でもミヘにしたらいい大人なんだから、そこは大きな愛で克服してほしいものですね!
その後、「ソルロンタン店の女たち」というミヘの2冊目の小説が出来上がり、ウジンから「おめでとう」とネックレスをプレゼントされるミヘです。そしてお互いに愛し合っていることを確認した二人でした。
終盤、風邪の症状が続くソルロンタン店の母ソンジャは内科の病院に行きますが、そこの医師から大きな病院に行って精密検査を受けるように言われます。そして結果は肺がんの末期だと医師から告げられます。
母ソンジャはこの真夏に家族みんなを集合させ大量のキムチを作りをはじめます。ところが疲れている長女のミソンから「真夏になんで100株もキムチ作りをするの、いつも子供たちを呼ばないで別の趣味を見つけて」と怒って帰ってしまいます。
皆忙しく誰一人病院について行けず一人がんの宣告を受けた母はその夜寂しく泣き崩れます。そして一番はじめにインスク(チェ・ミョンギル)がソンジャの病気に気が付き、余命3か月だと知ります。
そしてソンジャが片づけられなかった子供たちの問題を自分が引き受け少しは安心して逝けるように自分が見送ってあげたいと心から思うのです。インスクは、はじめに長女のミソンに知らせ、母ソンジャは抗がん剤治療をはじめるのです。3人の娘たちは常に元気な母が永遠に生きると思っているのです・・・そのつらさと悲しみは、計り知れないものがあります。
母は治療をやめて自分の家に帰ってきます。そして三女ミヘとウジンの結婚式が盛大に行われた夜、娘たち3人に見守られながら静かに息を引き取ります。そしてソンジャの葬儀の日、インスクはミソン、ミリ、ミヘに「お姉さんが私にあなたたちのことを頼んだの。これから何かあったら私に相談してね。」と話します。
また一方、インスクに浮気現場を見られ弱みを握られた後妻ナ・ヘミはインスクと娘だったミリのことを記者に話したことでニュースになります。自分とインスクの立場がどうなるか賭けに出たようです。そのことでテジュが記者会見をし二人の結婚はインスクの策略ではないと真実を話します。
その後、会長が倒れ、後妻ナ・ヘミは主治医が入院させるように言いますが会長を放置します。やっとインスクが入院させ奇跡的に目を覚まします。会長は記者に秘密をバラし浮気までしていたことに憤慨し家を出ていけとナ・ヘミを追い出します。
最終回、母の葬儀が終わり1年後、ミリに男の子が誕生し夫のテジュはHSグループの会長に就任し新しい経営を目指します。三女ミヘは「ソルロンタン店の女たち2」が出版され、読者たちが第3弾を待ち望んでいます。
また長女のミソンはダビンが小学生になり銀行の広報に復職することになりました。亡くなった母ソンジャは娘たちの成長を天国から喜んでいることでしょう。そして3人の娘たちはすぐに母が恋しくなり母ソンジャの墓地を訪れる姿で幕を下ろしました。