ボストンで一日二回の水泳やロッククライミングの日々を過ごし真っ黒に日焼けして体力をつけた息子ですが、ここサンフランシスコでは一気に「ナード(おたく)な日々」。
ここでのサマーキャンプは「レゴ・マインドストームキャンプ」
昔のレゴしかご存じない方、今、レゴとはブロック遊びではないんですよ。
コンピュータに組み込んでロボットとして動かすものなのです。
息子はここ数年毎年このキャンプでプログラムをやっているのです。
アメリカのサマースクールはボストンのように学校主催のものもありますが、多くは「サマーキャンプ業者」が主催しています。
いろいろなジャンルの業者が、夏の間普通の学校の教室を借りてそこで教室を開く、というものです。
ハーバードやスタンフォードなどの一流大学の教室を借りて、ハクをつけようとする業者もあります。
やってることは子供のサマーキャンプですが、お利口さんになった気分を味わえるかもしれませんね。
ベースボールキャンプ、お料理キャンプ、アート、演劇キャンプ、音楽キャンプ、勿論勉強ばっかりやるキャンプ、子供の興味に合わせて選ぶようになっています。
何が好きか、何に興味があるか、何が得意か、何をやっていきたいのかを夏のキャンプで知るのかもしれません。
息子の行っているのはこの「ブランダイス・ヒレル」高。
朝のドロップオフ要員。
親は車で入口を通り過ぎ、子供を落として(ドロップオフ)そのまま走り去ります。
彼らも夏休みの学生アルバイトです。
そのせいで、彼ら自身も楽しもう!って感じ満々。
アイアンマン、蜂、医学部らしい手術着着用、この赤ちゃんは勿論人形。
(医学部だから少しは歳をとっているのかも知れませんが、これ、大学生。若くて髪の毛が薄くなってしまう人、多いです(T_T)
毎日がハロウィーン状態。
スタッフの方がハイになっているように見えるのですが・・・。
このお兄さんたちは同じ学校で別に行われている「キャンプ・ガリレオ」のカウンセラー(先生のこと)。息子の学校とは「別のキャンプ」です。
生徒の数だけ用意されたデルのコンピュータ。
マインドストームへのプログラミングや、ゲーム制作をします。
しかし、一日パソコンに向かっているのかというとそういうわけではなく、何分かおきに強制的に外に追い出されるそうです。
この日の授業は、マインドストームでギターを作ろう!
ということで、迎えに行くとこれで「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を弾いて(弾こうとして)くれました。
向かいは、隣の初歩クラスの少年で、わざわざ見に来て
「おお~むちゃかっこええ!」と叫んでいます。
みんなの作品。みんなは指示通りの定型ギターですが、息子は「独自性を出すため」フレームの形を創作したそうです。指導中の先生。
このカウンセラーののトムもどこかの理系学生で、あまり先生らしくありません。
なかなかのイケメンです。
アルバイトなので、コンピュータ関係以外の指導はしないようです。
息子は毎日変わるプログラムを楽しみにエクステンド(延長)までして、フルに楽しんでいます。
おかげで体力を使い果たして(体は使っていないはずなので、気力か)帰ったら公文もチェロもブーブー文句を言いながらするので、昨日、母の小言二〇ミリ弾炸裂。