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掃海隊殉職者追悼式・全行程ダイジェスト

2017-05-28 | 軍艦

去年に続き、高松の琴平神宮において例年行われている、掃海隊殉職者の追悼式と、
それにまつわる行事に参加してまいりました。

先ほど高松から戻ったばかりで死ぬほど疲れていることもあり、
今日はとりあえず今回の写真を全行程
駆け足てご紹介させていただきます。

知らない方は驚かれますが、掃海隊の殉職者慰霊碑は金毘羅さんで有名な
四国の金刀比羅神社の一角に置かれています。

戦後機雷の掃海によって日本近海の啓開を行なった掃海隊は
その活動によって79柱の殉職者を出しました。
その御霊に感謝と追悼の意を捧げる追悼式が、例年海軍記念日の週に
海上自衛隊呉地方総監部によって執り行われているのです。


わたしは昨年に続き今年も慰霊式に来賓として呼んでいただきました。
しかしながら去年の反省に鑑み、当日は写真を一切撮らないことに決めたため、
前日の「たてつけ」と言われる設営とリハーサルにはぜひ参加したいと思い、
慰霊式の前日に高松入りしました。

非常に僥倖だったのは、前日入りしたため、呉地方総監はじめ、
掃海隊の幹部だけで行われた琴平神宮神官による正式なご祈祷に立ち会えたことです。

昼食をいつもの参道脇にあるレストランでいただき、その後本殿に参拝を行いました。

現地ではたてつけが終わり、予行演習が行われました。

儀仗隊と音楽隊は慰霊式の要なので、本番通りの演奏を行います。

慰霊式にもしハイライトがあるとすれば、それは弔銃発車でしょう。
念入りにリハーサルが行われ、さらに指揮官や司令官から注意が行われました。

式次第にしたがって、全ての自衛官が予行を行います。
一年か二年で移動になる呉地方総監にとっては、初めての参加となることが多いのです。

たてつけが終わってからは、車で高松までやってきてホテルにチェックイン。
その夜は港に繋留してある掃海母艦「ぶんご」
艦上レセプションに参加しました。

広い甲板での艦上レセプション、「かしま」のものとは雰囲気が全く違います。

「ぶんご」甲板から望む瀬戸内の島々の間に夕日が沈む頃・・・、

日没時には自衛艦旗の後納が行われました。

パーティ席上で思わぬ方と会い、思わぬ展開になって、この後なぜか
うどんを食べにいくことになったのですが、その話はまた後日。

明けて次の日、いよいよ掃海殉職者追悼式が執り行われました。

式の後はご遺族の方々をお招きしての昼食会に参加。

金比羅神宮から高松港までは車で小一時間ほどです。
高松では一般公開している「ぶんご」に昨夜に続き乗ってみました。

「ぶんご」はこの週末、広く一般公開を行なっていました。

甲板越しに見える向こうの建物が今回泊まったホテルです。

折しも埠頭にあるバラ園のバラが満開になっていました。

偶然「ぶんご」の物品搬入のシーンにも出会えました。

高松港のシンボルである「赤灯台」。
ここまで来るには歩くしかありません。

その日の夕日は、ホテルのダイニングでのディナーをいただきながら眺めました。
誰と一緒だったかは本編にて。

次の日は朝から掃海艇「いずしま」の体験航海に参加させていただきました。

体験航海ですからあっという間に帰ってくるショートトリップでしたが、
久しぶりに出入港の作業を見ることができ、掃海隊の空気を堪能しました。

艦上では短時間の公開中ながら装備説明を兼ね、
20ミリ機関砲とラッパの紹介などが行われました。

地元の地本が招待した自衛官志望の若い人らしき姿もちらほら・・・。

体験航海を行なったのは「いずしま」と「あいしま」。
「あいしま」が「いずしま」に続いて帰還し接舷を行います。

この週末、高松港埠頭では、体験搭乗、「ぶんご」の一般公開だけでなく、
陸上自衛隊が機動車やオートバイなどを埠頭に持ち込んで子供に親しんでもらう、
という一大イベントが行われました。

両日晴天にも恵まれ、結構な人出であったそうです。

わたしも現地ではいろんな方々にお会いし、思いがけない話、面白い話、そして
自衛隊について興味深い話を聞くことができ、大変充実した週末となりました。

明日からは例によって詳しくそういったことについてお話ししていくつもりですので、
どうかよろしくお付き合いください。