の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

ブン・バン・ファイ (ヤソートーン・前夜祭) 1

2014年07月14日 | ヤソートーン
■前回までカーラシンのクット・ワー地区の「ブン・バン・ファイ・タラーイ・ラーン」を紹介しましたが、「ブン・バン・ファイ」と言えば「ヤソートーン」を避けてはいけないでしょう。
ラオ人が伝えた「バン・ファイ」は雨季に入る前の5月から6月にかけてイサーン各地で行われる雨乞い行事ですが、ヤソートーンで催されるのは県庁所在地でもあり、参加数が多くて規模が一番大きいので有名です。
今年はクット・ワーの「ブン・バン・ファイ・タラーイ・ラーン」の一週間前の5月9,10、11日に開催されましたが、見物には行けなかったので過去の写真からの紹介です。

■第一日目です。「ブン・バン・ファイ」パレードは第二日目に開催されますが、前日にパレードのスタート地点である県庁前近くの国道23号線に山車が集合し、最終の飾り付けが行われています。

午後4時過ぎに国道23号線まで出てみます。まだまだ暑くて人出はありません。























山車の数は14基あります。





















僧侶たちも記念撮影です。

















打ち上げるロケットを模した飾りつけです。
現在は塩ビ管に火薬を充填し、バランスをとるためハーン・バン・ファイと呼ぶ竹竿をつけたものを打ち上げますが、かっては竹筒を束にして火薬を詰めていたようです。

ロケットの先端に「パーヤ・ナーク」を取り付けています。




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まだ陽が高いので少し周辺を散策してみます。

「ワット・マハタート」の仏塔「プラタート・アノン」(プラタート・ヤソートーン)です。釈迦の出家以来、涅槃に入るまで25年間にわたり、釈迦の付き人をした「アーナンダ」の舎利を祀った仏塔で、695年の建立と言われています。
伝説では、ビエンチャンの兄弟僧「チェッタヌウィン」と「チンダチャヌ」は30年の出家の末、デーヴァダハから「アーナンダ」の舎利を持ち帰り、ビエンチャンに仏塔を建立しようとしましたが、習慣にそぐわないと追放されました。そこで、この地に来てクメール人と共に3年かかって695年に仏塔を建立しました。



池の上に建っているのは経蔵です。1840年頃の建築と言われています。

経典はビエンチャンからもたらされました。

経典箪笥の装飾です。

経蔵に中には、多数の経典のほか、仏像や古陶器が保管されています。



「チョー・ファー」と呼ばれる寺院の棟飾りで、ガルーダの頭部を表しています。

修行中も携帯電話は離せないようです。

お寺の前では小型のロケット花火を売っています。

夜には、各参加地区が道路に設置したステージで音楽や踊りを披露します。ミスロケットコンテストもあって、一帯は人出と露店であふれます。