午後5時を過ぎました。すっかり陽が西に傾いてしまいました。パレードはまだまだ続きます。
パレードは市街を巡回します。サコン・ナコーンの市街は1km四方で、市街の北から東へノーン・ハーン湖が広がります。パレードがスタートするミン・ムアン広場は北東の角にあって小高くなっています。写真にように緩やかな下り坂を進んでいきます。
すっかり暗くなり照明が必要となりました。
プー・タイ族の糸紡ぎです。プー・タイ族の織る絞り染めの糸を用いたマットミーは「絹の女王」と称されて、鮮やかな赤の色使い、品質の良さで有名です。
少女が肩に巻いている織物は「ライ・ティンチョク」と呼ばれる伝統模様のプー・タイ族の「パー・サバーイ」(肩掛け布)です。この赤を基調にした「パー・サバーイ」はパレードに参加している多くの女性が肩に掛けたり、頭に巻いたりしています。
「パー・シン」(筒型スカート)もやはりプー・タイ族の伝統的な模様の綿織物です。裾には着用してすり切れた時に交換できるように別布が縫い付けられています。
山車にも明かりが灯ります。
午後5時45分、最後の山車が来ました。
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最後の山車が去った後で空中パフォーマンスが催され、午後6時30分に祭りは終了、午後7時30分にホテルへ帰り着き、夕食です。
「プラサート・プン」はイサーンの祭りでは有名なのですが、観光客は非常に少ないようです。ホテルも宿泊客が少なく、食堂もテラスには誰も座っていません。蝋細工の寺院というのが地味なのでしょうか・・・。
明日は「オーク・パンサー」ナコーン・パトムの「ライ・ルア・ファイ」(灯明船祭り)へ行きます。こちらは灯明船をみる観客で埋め尽くされます。
なお、サコン・ナコーンでは明日の早朝「プラタート・チューン・チュム」で、寺院に籠っていた僧侶が修行を終えて外出するのを待ってタンブンが行われます。