の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

シャンの寺院、ワット・タイ・ヤイ

2016年03月20日 | ターク

国道12号線から国道105号線を北へ10km、地元では「ワット・メー・タオ・ギアオ」または「ワット・タイ・ヤイ」と呼ぶシャン族の「ワット・タイ・ワッタナラーム」があります。
タイではシャン族を「タイ・ヤイ族」、「ギアオ族」と呼びます。
「ワット・タイ・ヤイ」は1857年にミャンマーのシャン州から移住した人々によって建立されたシャン様式の古刹です。



瓦の奉納です。



礼拝堂へ参拝です。

大蛇が本尊の体を伝って、天井へ登った写真です。吉兆です。

みんなで蓮華を作っていました。

棍棒を持ったヤック像です。



蛇王に腰かけるのはお釈迦さま?



堂内には木彫りの仏陀像など、たくさんの新しい彫像が並んでいます。













男性用トイレです。



女性トイレも失礼して写しました。



境内に実っていたバナナです。房の長さは2m以上あります。

食べられるのでしょうか、ぎっしりと詰まったバナナの実です。


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国道12号線をメーソートから約50kmの山の中に「ドイ・ムスッ山岳民族マーケット」があります。周辺に住むモン(Hmong)族が栽培する野菜などが売られています。

【モン(Hmong)族は中国の雲南あたりに住んでいた民族ですが、19世紀以降に漢民族の迫害を逃れて移り住んだ人々です。ベトナム戦争後も難民として多数の人々が流入しました。
タイの先住民モン(Mon)とは異なります。】









日本のニンジンと比べると貧相にみえます。







ネコヤナギの木です。

ドイ・ムスッ山岳民族マーケットの出口にも警察の検問があります。

午後5時45分、国道1号線へ出ます。
バンコクへ戻ったのは午後11時50分、723kmを走行しました。

パー・チャロエン滝(ポップ・プラー)

2016年03月19日 | ターク

国道12号線と国道1090号線の交差するロータリー「イェーク・ウムパーン」手前37kmのポップ・プラ―で1km東にそれた所に「パー・チャロエン滝国立公園」があります。写真は国立公園の名前になっている石灰岩の97段の滝です。
各段は流れ落ちる水をためるプールとなり、溢れ出た水が階段状の滝となっています。

パー・チャロエン滝国立公園の入り口です。国立公園は1,765mの山を含む855キロ平方メートルの広さがあり、年間を通じて2,300から3,000ミリの豊富な降雨で樹木が茂る自然公園です。

パー・チャロエン滝は高山から流れ出た水で、年間を通じて落水を見ることができますが、雨期のあけたころが一番美しいようです。







アジサイも咲いていました。
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メーソートで昼食です。


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「イェーク・ウムパーン」のロータリーから西へ10kmでミャンマーの国境です。ゲートをくぐると国境の川、モエイ川に架かる全長420mの「タイ・ミャンマー友好橋」を越えミュワディーに入ります。
国境ゲートは閉ざされているようでゲート前の道路には屋台が並んでいます。

ゲートをくぐらずに直進するとモエイ川に突き当たります。

モエイ川沿いに「リム・モエイ・マーケット」があります。



売られている商品の大半は中国製かインド製の商品ばかりですが、ミャンマー製の木工製品や宝石も売られています。

宝石店です。



ミャンマー製の木造仏です。



怪しい日本語の菓子類もたくさん並んでいますが、全て中国製です。


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「リム・モエイ・マーケット」の前です。写っている橋が「タイ・ミャンマー友好橋」です。

町中にはミャンマー人がたくさん歩いています。荷物を持った人たちはモエイ川沿いの歩道を歩いていますが、先に渡し船があります。



モエイ川です。

モエイ川からミャンマー人が店開きをしています。売っているのはたばこ、ED薬、裏DVD等です。





タイの領土、歩道までは上がって来ません。


ウムピアム・カレン族難民キャンプ

2016年03月18日 | ターク

ウムパーンとメーソートの中間あたりに「ウムピアム難民キャンプ」があります。
2,000kmにおよぶタイとミャンマーの国境にはミャンマーの民族紛争で難民となった少数民族を収容する難民キャンプが点在していましたが、ビルマ軍の国境を越えた攻撃を避けるため、現在は9カ所に集約され約15万人が収容されています。
そのうちの7カ所がカレン族の難民キャンプで、メーソートの北にあるメーラー難民キャンプが一番大きくて約5万人、ここウムピアム難民キャンプには2万人が収容されています。
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「スカイ・ロード」と呼ばれる1,219曲がりの道路を進むと、人通りの多い所にさしかかりました。



すると右手の山の斜面にびっしりと民家が並ぶ光景があらわれます。約2万人が収容されているウムピアムのカレン族難民キャンプです。
夜明け前の往路で道路の両側にたくさんの人影を見たのはこの場所だったようです。
彼らは近隣の農地で賃作業をしているようです。





ビルマ様式の仏塔も建っています。
宣教師を先導に軍隊が来ると言われるように、ビルマを植民地化したイギリスはキリスト教に改宗させたカレン族を傭兵としてビルマ族を分割統治します。
ビルマ独立後の1949年にキリスト教徒のカレン民族同盟は、分離独立を要求して武装蜂起します。
1970年代になるとビルマ政府は、独立自治を求める少数民族へ攻勢を強め、住民は戦闘が激化する乾季には国境を越えタイへ避難、戦闘が沈静化する雨期に村へ戻っていました。
しかし、1984年からビルマ国軍の大攻勢で避難民は雨期の帰還ができなくなり、その後のビルマ軍による支配地域の拡大とともに避難民が増大しました。
1995年にビルマ軍と民主カレン仏教組織の攻撃でカレン民族同盟の拠点が陥落すると、多くのカレン民族同盟の関係者が難民としてタイへ避難しました。

その後もミャンマーからの移住が続いているようで、難民キャンプの人口は増え続けています。

























女の子は柵の外へはあまり出ないようです。人身売買の中国人が横行しています。



有刺鉄線で囲まれた難民キャンプですが、外出や就業は案外自由なようです。

有刺鉄線の外で遊ぶカレン族の子供たちです。難民キャンプ2世でしょうか。3世が居てもおかしくありません。









兄が妹の髪を編んでいます。

働いている子供もたくさんいます。冬に備えて薪を集めてきました。








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カレン難民キャンプから1kmほどでウムピアム・サービス・エリアです。









コーヒー休憩です。

彼女はウムパーンで出会ったと言っていましたが、どこだったか思い出せません。とりあえず話を合わせておきました。

荷物を満載したソーン・テオはウムパーン行きのようです。

老婆がソーン・テオの一番後ろに座っています。カーブで振り落とされないように、ご安全に。

ウムパーンの町

2016年03月17日 | ターク

町の中心にある、唯一の土産物店です。早朝からたくさんのお客さんです。
みんなお土産や買ってから帰路につくようです。タイ人も日本人とよく似たところがあって、遊びに出かけるとたくさんの土産を買って帰ります。









定番の地名入りTシャツです。

店の奥にあった郵便ポストです。絵葉書を買って、あて先と切手を貼っておけば配達してくれます。

土産物店の隣りにあるコーヒー・ショップです。モーニング・コーヒーで休憩です。





ウムパーンの警察署です。お土産店の向かいにあり、土産物店に行くには警察署に駐車します。
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ティアン・スーン・リゾートに戻り朝食を済ませて帰路につきます。



リゾートの庭に咲いていた花たちです。









これは竹です。
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リゾート前の道路です。

特大のキロ・ポストです。ウムパーンから1km、メーソートまで164km、バンコクまで664kmです。

1,219コートの起点です。



石灰岩の山が多く国道1号線に出るまでは、奇岩の山が随所にあります。



トウモロコシ畑です。そういえばウンパーンのさらに奥に日本語名の農場がありました。日本人がこんな山奥にも居るようです。

S字、S字の繰り返しで1,219個所のカーブを越えていきます。

往路で立ち寄った「ドック・ブアトーン」の咲いている路肩に停まります。

メーソートからウムパーンへお客を運ぶソーン・テオが停車しました。カーブの連続で女性客が車酔いしたのでしょうか・・・。

暫く風にあたり元気になりました。



小休止したソーン・テオは屋根に乗客2人を乗せ去っていきます。



小さなカマキリです。



人家の見えない、山の中の斜面も耕作されています。

ドイ・ファ・モット山頂の日の出

2016年03月16日 | ターク
朝5時起床、「ティアン・スーン・リゾート」のスタッフはすでに起きて、たき火で暖をとっています。宿泊客を「ドイ・ファ・モット山」への日の出にピックアップ・トラックで案内してくれます。

ウムパーンの朝は早いです。屋台も市場も夜が明けない暗いうちから開いています。



托鉢僧にもお布施をして旅の無事を祈ります。

とりあえず軽食をとり、日の出を見に「ドイ・ファ・モット山」へ登ります。



日用品を売っている市場も起きています。



市場の子供たちも早起きです。

こちらでは食品を売っています。
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ウムパーンの絵地図です。
「ティ・ロー・スー滝」と並んで有名な滝に「ティ・ロー・レー滝」があります。
ウムパーンの町から30kmで、絵地図を見ると国道1090号線が近くを通っています。
リゾートで行き方を尋ねると、車では行くことができず、まずゴムボート・ラフティング、そして象に乗り変えて7時間以上かかるそうです。ウムパーンからの「ティ・ロー・レー滝・ツアー」は2泊3日の旅程になるそうです。

ウンパーンの町から国道1090号線で10km南下、15分で「ドイ・ファ・モット山」に到着です。
標高971m、といっても一帯の標高が高く、車を停めたところから数十メートル歩くだけで山頂です。

空が白み始めました。

標高971mの山頂で記念撮影です。ちなみに「ティ・ロー・スー滝」は標高900mです。

コムローイを持ち込んで、山頂から揚げているグループもあります。
(揚がっているコムローイは合成しています。)





午前6時30分、日の出です。

女性ばかりのグループも記念撮影です。







はげ山だと思っていた向かいの山は、斜面が段々畑になっています。段々畑に牛が草を食みに出てきました。





麓の駐車場です。

宿泊客を案内してきたカレン族の運転手です。

この先700mほどで国道1090号線です。

国道1090号線をウムパーンの町へ向かって少し走ったところに奇岩が立っているので記念撮影です。

屹立した立派な石柱です。





ウムパーンの町は、坂を下った霧の中です。