の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

ティ・ロー・スー滝

2016年03月15日 | ターク
「ティ・ロー・スー滝」まで14kmです。

「ター・サイ」で昼食後、午後0時32分出発です。

この道路、曲がりくねってアップダウンの繰り返しの未舗装道路、しかも狭い道路はタイヤが通るところ以外の土が大きくえぐられています。脱輪すれば大変です。













こんな悪路を14km、ピックアップ・トラックの荷台から振り落とされないようにフレームにしがみついて1時間10分、天井に何度も頭を打ち付けてやっと到着です。
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「ティ・ロー・スー滝」のチケット売り場です。午後1時49分になっています。





「ティ・ロー・スー滝」へ向かうゲートです。これより先、ペットの連れ込み禁止、銃器の持ち込み禁止、飲食禁止です。

滝までの途中にある石灰でできた小さな滝です。




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歩くこと40分で「ティ・ロー・スー滝」へ到着です。落差300m、幅500mの滝ですが、雨期が終わり水の流れ落ちる個所が少なくなっているようです。しかし、現場に立つと山全体から落水しているような錯覚にとらわれます。残念ながら写真では、その壮大さが表現できません。

写真は観光ガイドの小冊子「Tak」に掲載されている「ティ・ロー・スー滝」の航空写真です。雨期に撮影されたようで水量が全然違います。
雨期に訪れたい滝ですが、25kmのぬかるんだ道を徒歩で往復する自信と根性はありません。











タイの滝は、どこでも水遊びの場所です。水温も低く寒そうです。









「ティアン・スーン・リゾート」から一緒で、ゴムボートを漕いでいた青年です。2時間ほど滝を歩き回り駐車場へ戻ろうとしたとき、彼が待っているのに気付きました。







帰り道ですれ違った女性グループです。

今夜はリゾートに泊まりますが、もしテント泊まりする場合は、彼が朝夕の食事を含め、すべて面倒を見てくれます。
今回はティ・ロー・スー滝へ来たのが午後になってしまいましたが、滝は山の東に位置し午前中に見るのが美しいようです。
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ピックアップ・トラックでティアン・スーン・リゾートへ戻ります。
来るとき14kmを1時間10分、25kmの滝への道路にどれくらいの時間を要するのか不安になりながら出発です。

帰路のピックアップ・トラックは飛ばします、飛ばします。カメラに集中すると振り落とされそうです。









対向車が少なかったこともあり、25kmを1時間10分で駆け抜けました。


ゴムボートでティ・ロー・ジョー滝へ

2016年03月14日 | ターク
メークロン川は石灰岩の峡谷を流れています。一帯はウムパーン自然保護区で原始林が鬱蒼と茂り、断崖の上からは水が滝となって川に落ちています。

午前9時、ゴムボートが次々と川岸を離れます。





手ぶれ写真になりましたが、世界最大の豆「サバー(モダマ)」の木です。長さ1mを越えるサヤや扁平な豆が山岳地帯の土産物屋で売っているのをよく見かけますが、木に生っているのは初めてです。













石灰岩の切り立った絶壁の間をボートは下っていきます。

左の断崖の上から水が流れ落ちる大小の滝が続きます。













崖の上から霧状になって水が流れ落ちる、一番大きな滝が落差80mの「ティ・ロー・ジョー滝」です。












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メークローン川に流れ落ちる滝が途絶えたところで一度上陸します。
1時間余りを経過していました。







岩の奥から温泉が流れています。いい湯加減です。


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上陸後は急流が続きます。ボートの前に腰かけて激流を避けるようにパドルを操りますが、ボートに乗った人たちは、激流へ漕ぎ入れるように囃し立てます。













流れが緩やかになると、ボートがぶつかり合いお客を盛り上げます。







午前11時47分、ラフティングが終わり上陸です。


ボートは陸路を回送されます。



2時間45分の川下りを終えリゾート・ホテルが陸路運んでくれた弁当で昼食です。



ウムパーンからティ・ロー・スーまでの概略図です。ミャンマー国境が近いのが分かります。

秘境・ウムパーンへ

2016年03月13日 | ターク
タイ人の友人が4WD車を購入しました。そこで、以前から行きたかったターク県ウムパーンの「ティ・ロー・スー滝」へ誘いました。
カレン語で「黒い滝」を意味する「ティ・ロー・スー滝」は世界で最も美しい滝6選の一つで、落差300m、幅500mに及ぶ壮大な滝です。
滝へ通じる25kmの道路のゲートが開くのは、雨期の終わった11月から5月までですが、通行出来るのは車高の高いピックアップ・トラックと4WD車に限定されていて、普通車やバイクの通行はできません。

バンコクからはナコーン・サワン、カムペーン・ペットを経て国道12号線をメーソートへ、そして国道1090号線でウムパーンまでの山中を168km南下する総走行距離680kmのドライブとなります。

午後8時20分にバンコクをスタートしました。ナコーン・サワン手前のガソリン・スタンドで小休憩をして、国道1号線バイパスへ入ったのは午後11時30分、国道1号線を北上してカムペーン・ペットのガソリン・スタンドまで376kmの走行、休憩後午前2時にスタートしました。
437kmで国道12号線の三叉路「メーソート交差点」を西へ向かいます。国道12号線はミャンマーの国境へ通じているため、夜間はメーソートまでの77kmに何個所も軍隊や警察の検問があります。検問所を見ていると結構な人数のミャンマー人が足止めされています。

国道12号線は道幅は4車線と広いのですが、山の中を抜けるためカーブの繰り返しです。運転をしていた友人は慣れないカーブに怖気づき、運転を僕に頼んできます。

ウムパーンへ通じる国道1090号線と国道12号線が交差するロータリー近くのガソリン・スタンドで休憩です。ここまで514kmの走行、ウムパーンまではあと168kmとなりました。
午前3時だというのにガソリン・スタンドにはたくさんの車が停まっています。お客を運んでいるワンボックス・カーの運転手にウムパーンまでの所要時間を尋ねると5、6時間だという返事です。168kmが5時間はかかりすぎではないかと疑いながらスタートです。

国道1090号線は、人家も少なく、夜間で視野も狭くなって、道路は農道のように細く感じながら運転します。
50km走行すると、ポップ・プラーのチェック・ポイントです。ここからウンパーンの町手前までの114kmが「1,219コーン(1,219曲がりの山越え)道路」になります。ほとんど直線道路ない、ハンドルを切り返してばかりの山道で、時速20kmから40kmのスピードがせいぜいで、ワンボックス・カーの運転手が言っていた5,6時間が理解できました。

メーソートから2時間15分、およそ85kmの走行で初めて店の灯りを右手にみとめて立ち寄ります。「ウムピーム・サービス・エリア」です。野菜を満載した1台のピックアップ・トラックが休息していましたが、入替りに去っていきました。
12月11日、山の中は寒くて山岳民族の上着を一着購入、コーヒーを飲み眠気を覚まします。
30分間の休憩で出発します。
まだ真っ暗な道を暫く走ると、道路の両側に数えきれないくらいの人影が延々と続く異様な風景に出くわします。ところどころに人を運ぶピックアップ・トラックが停まり、どんどん人を詰め込んでいきます。
農作業の人集めのようですが、灯り一つない、こんな山中のどこから湧いて出た人たちなのか、本当に驚く光景でしたが、帰路に納得できました。
道路東側の山の斜面数キロに渡って人家がびっしりと建っています。約2万人が収容されている「ウムピウム難民キャンプ」です。黒い人影は難民キャンプから出てきたミャンマー人だったのです。

山岳民族の帽子です。

帰路に撮影した「ウンピーム・サービス・エリア」の写真です。

午前6時23分、山極が明るくなったので、見晴らしの良い場所で休憩です。



午前6時57分、「ドック・ブアトーン(ニトベギク)」が路肩に咲いているので停車です。
メキシコが原産地の外来種である「ドック・ブアトーン」はメーホーンソーンの群生が有名ですが、タイの気候や地質が適しているのか、北部の山間でよく見かけます。



国道1090号線は「スカイ・ロード」と呼ばれ、高いところでは標高1,300mぐらいを走っているそうで、下界の山間に霧が立ち込める幻想的な景色が眺望できます。



約20分の休憩で陽射しが山の上を照らし始めました。



午前7時25分、やっと山道を抜けたようです。人家が目に付くようになり、農作業に出かける人たちを追い越します。







ウムパーンもミャンマーの国境と接しているため検問所がたくさんあります。

タイとビルマを結ぶ古道があったようで、山中の墳墓遺跡からは14、15世紀の古陶磁器等の副葬品が出土しており、出土品を展示した博物館もあります。

午前8時、ウムパーンの町に到着です。メーソートからは休憩も含めて5時間、実走行は4時間もかかっています。バンコクから681km、12時間近くかかって到着しました。

町を突き抜ける丁字路に立っていましたが・・・。

「ティアン・スーン・リゾート」に到着です。ここからのティ・ロー・スー滝へ行く世話はすべてリゾート・ホテルが面倒を見てくれます。まず朝食をいただきます。







庭に咲いていた花です。



午前8時55分、ピックアップ・トラックに乗り換えて出発です。

10分でゴムボート乗り場に到着です。ここから2時間40分のラフティング、14kmの道のりを1時間20分かかってピックアップ・トラック移動、そして40分間の徒歩でティ・ロー・スー滝へ行くことになります。

タークのローイ・クラトーン

2014年12月09日 | ターク
■陰暦12月の満月はローイ・クラトン(灯篭流し)です。今年は11月6日が満月でした。
昨年は「スコータイのローイ・クラトン」でしたが、今年はバンコクから430km、スコータイの隣県でピン川沿いのタークへ行ってきました。
まずはねぐら確保です。ピン川右岸の「ロマニー・ガーデン・ホテル」に空室があり即チェックインです。朝食付きで一泊700バーツです。ローイ・クラトン祭りの会場までは車で5分ほどの距離です。



まだ午後1時30分、夕暮れまでは時間がありホテルの喫茶ルームで休憩です。

午後3時、ピン川の畔まで来ました。

ローイ・クラトンで用いられるクラトン(灯篭)が展示されています。



こちらがターク独特のヤシ殻の底に蜜蝋を固めて、太めの灯芯を立てたクラトンです。
ロウソクと違って多少の風で消えることはありません。






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ヤシ殻を用いたものは価格も安いです。

バナナの葉、茎を用いた普通のクラトンもあります。




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屋台もたくさん出ています。

カノム・チーン(タイそうめん)を注文しました。

少し物足りないので、汁かけそうめんもいただきます。


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食事を終るとだんだん雨足がひどくなってきました。低気圧が停滞していて数日来の雨です。来る途中の道路でも所々で激しく降られてきました。

午後5時15分です。ピン川沿いではクラトンを流す人が三々五々出掛けてきました。
川に入っている青年は、クラトンを預かり、川の中ほどまで持って行き流してくれます。
クラトンに供えられたお賽銭が彼の実入りのようです。
そのため、普通は1バーツ、5バーツ、10バーツのコインをお賽銭として供えていますが、中には20バーツ紙幣を供えている人も見かけました。







岸近くは流れも速く、胸まで水に浸かっています。暗くなると腰に安全ロープを結んでいました。

午後5時30分、雨の中を歩いてみます。他に歩いている人は見当たりません。クラトンを売っている人たちも諦め顔です。





テレビのニュースでしょうか、傘を差しながらの撮影です。

午後5時45分です。舞台が点灯されました。

ショーを見ながら食事ができるようになっていて、たくさんの人が食事を作っていました。しかし、最後まで食事をする人は見かけませんでした。





午後6時30分、雨は激しさを増してきます。






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午後8時、ショーが始まり、小降りになってきましたが、観客はまばらままです。







僧侶の読経でローイ・クラトンが始まります。

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舞台から流されるクラトンです。



彼らがクラトンを流します。忙しく動き回る中で写真を撮らせてもらいました。

午後8時50分です。クラトンが運び込まれます。



午後9時28分、展示されていた大きなクラトンに点火されます。

大きなクラトンを先頭にヤシ殻のクラトンが千個以上流されます。





















午後10時4分、しんがりに大型のクラトンを従えて全てのクラトンが光の帯を作り流れていきます。

よどみに迷い込んだクラトンがたくさんあります。