の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

サンカロークの亀

2016年05月08日 | 陶磁器(タイ)
褐釉の亀形小壷です。内側には石灰粉が固着しています。
全長8.5cm、全幅5.6cm、全高4.5cmです。シーサチャナライのワット・カオ・ヤイから地中に埋めた奉納仏と一緒に出土したといわれています。
胎土にはモン陶と同じ、鉄分の多い「ディーン・コ・チェック(チェック島の陶土)」が使われています。

愛嬌でしょうか、体の左右で甲羅の模様が全く違います。





青磁の亀です。胴に貫通穴があり、紐が通せるようになっています。
タイでは、年中裸で過ごす幼児が、自身のチンポコをいじくって遊ぶのを防止するため、紐を通した亀を首からぶら下げて、亀で遊ばせるようにする習慣があるそうです。







青磁の亀、というより甲羅がのっぺりとしており、スッポンとした方がよいようです。



おしりに穴があり、紐が通せるようになっています。



青磁の海亀です。海から遠く離れたシーサチャナライでは海亀を見る機会は少なかったと思いますが、写実的に生き生きと表現されています。残念ながら後脚が欠損しています。(海亀の場合、脚と呼んでいいのか分かりませんが。)
全長7.2cm、全高3.6cmです。







いずれも14世紀から15世紀のサンカローク窯で生産されました。


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