午後5時50分、「ワット・マハタート」の夕焼けです。
午後6時、すっかり暗くなってしまいました。
公園内の道路沿いには「クラトン」を売る人がたくさんいます。
バナナの茎をベースにバナナの葉を折り込んで蓮の花に擬します。中を花で飾りたて蝋燭、線香が立てられています。小さなものは2、30バーツ、大きくて手の込んだものは4、500バーツで売られています。この「クラトン」に線香を焚き、蝋燭を灯し、お賽銭を添えて祈りを込めて川に流します。
「クラトン」は流れてインドの「ナムマタンティ川」の仏足石に捧げられます。スコータイ歴史公園内には濠と池しかありませんからインドまで流れ着くことはできません。
現在は、日々受ける川の恵みに感謝して、川の女神「プラ・メー・コンカー」(女神ガンガー)に「クラトン」捧げるとともに、自らの穢れや、罪を灌ぎます。
「ワット・チャナ・ソンクラーム」の仏塔です。
仏塔前の舞台では午後9時から「ラーマキエン」が演じられます。
午後6時30分、十三夜の月が昇っています。
ワット・マハタートでは「ライト&サウンド・ショー」(スコータイの歴史劇)が始まっています。
***************
「ワット・マハタート」の仏塔です。
濠に映える「ワット・チャナ・ソンクラーム」の仏塔と灯明です。
「ワット・トランパン・グーン」です。
北門を入ってすぐに建っている「ワット・トラクアン」の仏塔です。
「ワット・サ・シー」です。東に小島があり本堂跡が残っていますが、その横の池の上で午後10時から「タオ・シー・チュラ・ラックの御座船渡御」という催しがあります。
「タオ・シー・チュラ・ラック」とは、「パー・ルアン(スコータイ王の総称)は、これからのサイアム王は毎年12月の満月の日に、蓮を形ちどった灯篭を作りナムマタンティ川の仏足石に捧げよと命じた。」という文章を書留めた人のようです。
御座船の乗った「タオ・シー・チュラ・ラック」です。
「トラパーン・トラクワン池」の左に見える仏塔は「ワット・チャナ・ソンクラーム」です。
午後10時45分、一日のフィナーレを飾る花火が「トラパーン・トラクワン池」や池の周りで上がります。
池の周りは花火の打上筒が設置されているため、有刺鉄線を廻らし立ち入り禁止になっていたのですが、カメラを構えていると花火職人が「入っていいよ」と出入り口を開け、池淵まで招き入れてくれました。
職人たちの横、数メートルにも筒が設置されているのは見えていたのですが、あまりの近さで、音と閃光はさることながら、煙硝がいつまでも立ち込めてシャッターを、なかなか押すことができませんでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます