年末年始に放映が無かった、NHK土曜深夜韓国ドラマ「ファン・ジニ」。
年末年始にこれがないのは、寂しいものがあった。
さて、再開してみると、ますます増長し、「手のつけられない女」になっているヒロインのチニ。芸妓名ミョンウォル。
超賢く、機知に富み、豪胆な性格。超美しいという設定。そしていいよる男をそでにする時、大変性格が悪いのに、それでも是非にというお誘いが引きも切らないというのだから、かなり男好きのする美貌の女性、セクシーな人だったのだろうと(?)想像。
やってることは、見てる方がひやひやするほど大胆。朝鮮より大国の、中国の大使から献呈された詩の書かれた布を、破って火にくべるとか。怒る大使と恐れる周囲に憚らず平然と、「形あるものに頼ることは愚かだ」という趣旨のお説教をかまして、その詩を暗唱して大使の心を掴むとか。
あるいは、芸妓たちが喜んでチマの紐をほどくという(なんだそりゃ~と思うけど)モテ男で権力者の当代きっての風流人とかいう偉いさんの上から目線のお誘いを、平然と袖にしたり。
一応、台本上、チニ(ミョンウォル)は言葉の上でも筋の通ったことを言ってはいる。けど、ここまでのことをして、打たれずにモテモテなのは、やっぱり超のつくいい女だったんだろうと、考えざるをえない。
もちろん、演じてる女優さんが、さすがにそこまで魅力があるわけではないけれど。ドラマと史実はイコールなわけないけど、伝説的な名妓は、きっと気が強くて手に負えないけど、それでも男性たちが欲しいと思うようなとんでもないいい女だったのだろうと、楽しみながら見てる。
でも、一番面白いのは、スポ根的要素。
今度はペンムをはなれてライバルの怖い美人のおばさん(メヒャンとか言う人。凄く役に合ってる。)に、剣の舞を習うヒロイン。このヒロインと迫力のおばさんの、芸術家魂のぶつかりあいが、面白そうで、ついまた土曜夜夜更かしをするのでしょう。
このおばさんが、芸に何が必要かしゃべってるのが、今回は一番面白かった。自分にとっては、これは韓流じゃなくて、舞踊芸術スポ根ドラマなのだと思う。舞楽にとって芸にとって何が大切か。「それが官能でも意表をつくでもいいから、人々を魅了する力、夢中にさせる力」とか言っていた。
私も昨日のブログに「主役はる人は、実力とともに、ミーハーファンがつくようでなければ」とか書いたけど、このメヒャンの言葉は、それとだいたい同義だけど言いえて妙だ。
こういう、「芸術、舞踊芸術にとって肝要なもの」を髄所に凝らしてあるので、自分には興味深い。
愛についてのチニは大したことない女だと思う。本質的に愛より芸の人。
死んだ恋人の件は、ペンムより悪いのは、愛を試すなどという不遜なことをしたヒロインの自惚れやエゴ、未熟、傲慢さのせい。だが、それに気づかず、ずるずると師匠のペンムを振り回すヒロインは、私には女性として好きになれない面もある。
欠点のある人だから、「それでも魅力的」な人だったのだろうと、自分の中のつじつまを合わせながら見ている。
年末年始にこれがないのは、寂しいものがあった。
さて、再開してみると、ますます増長し、「手のつけられない女」になっているヒロインのチニ。芸妓名ミョンウォル。
超賢く、機知に富み、豪胆な性格。超美しいという設定。そしていいよる男をそでにする時、大変性格が悪いのに、それでも是非にというお誘いが引きも切らないというのだから、かなり男好きのする美貌の女性、セクシーな人だったのだろうと(?)想像。
やってることは、見てる方がひやひやするほど大胆。朝鮮より大国の、中国の大使から献呈された詩の書かれた布を、破って火にくべるとか。怒る大使と恐れる周囲に憚らず平然と、「形あるものに頼ることは愚かだ」という趣旨のお説教をかまして、その詩を暗唱して大使の心を掴むとか。
あるいは、芸妓たちが喜んでチマの紐をほどくという(なんだそりゃ~と思うけど)モテ男で権力者の当代きっての風流人とかいう偉いさんの上から目線のお誘いを、平然と袖にしたり。
一応、台本上、チニ(ミョンウォル)は言葉の上でも筋の通ったことを言ってはいる。けど、ここまでのことをして、打たれずにモテモテなのは、やっぱり超のつくいい女だったんだろうと、考えざるをえない。
もちろん、演じてる女優さんが、さすがにそこまで魅力があるわけではないけれど。ドラマと史実はイコールなわけないけど、伝説的な名妓は、きっと気が強くて手に負えないけど、それでも男性たちが欲しいと思うようなとんでもないいい女だったのだろうと、楽しみながら見てる。
でも、一番面白いのは、スポ根的要素。
今度はペンムをはなれてライバルの怖い美人のおばさん(メヒャンとか言う人。凄く役に合ってる。)に、剣の舞を習うヒロイン。このヒロインと迫力のおばさんの、芸術家魂のぶつかりあいが、面白そうで、ついまた土曜夜夜更かしをするのでしょう。
このおばさんが、芸に何が必要かしゃべってるのが、今回は一番面白かった。自分にとっては、これは韓流じゃなくて、舞踊芸術スポ根ドラマなのだと思う。舞楽にとって芸にとって何が大切か。「それが官能でも意表をつくでもいいから、人々を魅了する力、夢中にさせる力」とか言っていた。
私も昨日のブログに「主役はる人は、実力とともに、ミーハーファンがつくようでなければ」とか書いたけど、このメヒャンの言葉は、それとだいたい同義だけど言いえて妙だ。
こういう、「芸術、舞踊芸術にとって肝要なもの」を髄所に凝らしてあるので、自分には興味深い。
愛についてのチニは大したことない女だと思う。本質的に愛より芸の人。
死んだ恋人の件は、ペンムより悪いのは、愛を試すなどという不遜なことをしたヒロインの自惚れやエゴ、未熟、傲慢さのせい。だが、それに気づかず、ずるずると師匠のペンムを振り回すヒロインは、私には女性として好きになれない面もある。
欠点のある人だから、「それでも魅力的」な人だったのだろうと、自分の中のつじつまを合わせながら見ている。