懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

奇跡?

2021-03-31 04:00:22 | Weblog
世界フィギュア余話

・ネイサンのFS見たら、なあんだ、大丈夫やん、と思った。SP見た時は、何かコンディション良くないのかと誤解して心配したのに、あっさり5クワド成功の安定した演技。心配して損した、と思った。彼はたぶんああいう人で、二度ある事は三度あり、今度の五輪、もし仮にSP悪くても巻き返す可能性大と思った方が良さそうだと考えた。

・後で録画見たら、トゥルソワ選手はストックホルム入り後の公式練習では5クワド成功させていたそうなので。
私から見たら、目の前の現実が信じられない嬉しいFS怒涛の逆襲劇!だったけど、その割には本人もましてプルシェンコの反応がクールに見えたのは・・・・。凡人の私の要求レベルと違って、彼らは普段のトゥルソワが5クワドでプログラム滑れてる事実を知ってたから、あの演技よりもさらに上の演技ができる、出来ても不思議ないと知ってた、ということなんでしょう。プルシェンコから見れば、もっとできるはずなのに、と思ったんでしょうね、きっと。

でもでも。トゥルソワの素の実力ならFSで5クワド成功は可能で射程距離内だったとは分ったけど。

あの、SPの大ショック!まさかの64点台、あのトゥルソワが12位って?!
という、衝撃的な事態、あの状況で、トゥルソワさん寝られたかしら?とか、凄い気になったし、あれで落ち込まない人いないと思うしで。

ああいう状況下ですぐにまたFSを滑らなければならない。
それで、普通は普段はできる事でもできなくなる方があり得そうなので。

なのに、なのに、何であんなに強くある事が出来るの!?
と大変驚いた次第で。

私には自分の妄想、あらまほしき願望が、現実になったみたいで、頬をつねりたくなりましたし。

信じてなかった。うまく行くとは思えなかった。
トゥルソワも素晴らしすぎるけど、そのファンも偉い!

「彼女は必ず巻き返します!」って、書き込み見かけたので。
自分は、「ジャッジが何位をつけても、私の1位はトゥルソワだから!」としか思ってなくて、まさか表彰台まで巻き返すとは思いもよらなかった。あんな異様な逆転劇は(FSの1位はトゥルソワ)彼女にしかできない。心臓に悪い逆襲劇だったけど。ほんとに凄い。

それと
SPを後から見て思ったのは、昨季と逆転して、昨季はシェルバコワの方が綺麗だと思ったのが、今季はトゥルソワの方が綺麗になってた・(容姿じゃなくて、氷上での演技の動きとか。)


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厚労省職員、深夜の銀座会食

2021-03-31 03:00:49 | Weblog
・果てしなく理解に苦しむ・・・・。

厚労省職員の23人、っていうのも。この人たち、処分はどうなっているのか??
(民間なら首だと思う)

東京都、小池百合子と都が、時短営業勧めて、時短してない企業を糾弾してすったもんだしてたくせに。

小池も自民党に先の選挙で支援して貰ってなかったっけ?

特定の企業に罰を与えることまで考えている都側、そして、国側、官庁で、わざわざ時短営業でない店を探して皆で会食?

厚労大臣、給与の自主返納だけで済むような問題ではない。

現政権下で、こういうおかしな話が次々起こるのは、なぜなのか。
ゆるみって言葉でごまかされるのは困る。

・一方で安倍晋三が、桜問題で訴えられてたのが、不起訴処分になっていた。証拠不十分みたいな奴。

・宮本亜門氏が、オリンピック中止をと訴えていた。
コロナ感染拡大阻止を第一優先に考えるなら、そうすべきだと思うけど。

何だか、もはや止められないみたいで。何かとんでもない事態が起こらないと、関係者には中止を決断する器量がなさそうで。
不安しかないが。

東京五輪については、おもてなし、とか言って浮かれてたけど、結局日本の経済損失は大きく、日本は貧乏くじ引かされた気がする。

厚労省の問題は、のど元過ぎれば熱さ忘れる、みたいにならないように、市民側が注視して行かないといけない。
今日のニュースには、ふざけんな!と思った。

どうしたらこの腐敗日本を変えられるんだろうね。

とりあえず次の選挙で自民敗北しかない。
とりあえず、だけど。

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トゥルソワ!!【世界フィギュア女子FS】

2021-03-27 04:25:01 | Weblog
アレクサンドラ・トゥルソワ選手。
見るつもりなかったのに、TV画面にくぎ付け。

今、演技終わって、
5クワド!!!
ジャンプも演技も、惚れ惚れ。

今夜は眠れない?!

明日の仕事はボロボロです!
(笑)

大好きだ~
素晴らしい!!!

言葉もない

(宮原さとこ選手のFS赤衣装、ワンショルダーが潔かった)

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羽生の粋、ネイサンの深さ【2021世界フィギュア男子SP】

2021-03-26 01:17:33 | Weblog
タイトル敬称略ですみません。
順位のことはちょい横へ。

以前は女子が物凄かったけど、今回のSPは、全体に私的には女子より男子の方が面白かったので、表題にした1位3位の二人以外も、それぞれちゃんと見たら味わい深い演技が色々ありそうなんだけど。

まだ、全然ちゃんと録画見てなくて、とりあえず表題の二人だけ雑感。

【羽生結弦選手のSP】
リアルタイムで見たら、楽しくて一緒に踊ってました🎶

全日本の時も衣装も含めて印象良かったけど。
今回はさらに。

この方は「羽生道」みたいになってて、今季の環境でもここまで仕上げてくる、恐い位自分に厳しい事を課してる背景があるのだろうけど、
演技が始まったらそんなこと忘れて楽しく見れる感じで。
(演技直前は、王者の貫禄風格オーラが凄くて、近寄りがたい大物感バリバリだったのが。曲がかかると軽やかに変わって。)

色んな意味で感心したし良かったけど、分析より素直に楽しみたかった。

バレエマニアの自分から見ると、音楽を伝える、本当の意味で正しく音楽を伝える踊りって、こんな感じ。
なかなかできないことなのだけど。それを実現している羽生ワールドで、技術の高さ、集中力も素敵だったけど、ステップのレベルが3だったのが意外(自分の見方とフィギュアのジャッジは基準が全然違うので、それはそれでいい事なんだけど。)な位、とてもよく曲を表現していて、ああいう在り方が好きですね。毎回できることでもないけど。

舞台は一回一回違うものだから、今迄も素晴らしい羽生結弦の世界をたくさん見られたけれど、でもまだまだ、リアル見逃したらイカン!という、聖なる一回性の試合という名のステージが見られるかも、と思って次もまた見たくなる。

そんな演技だったかな。冷静に見てない。

無観客じゃないみたいな、羽生選手のファンの歓声が聞こえてきそうなファンキーな演技でした。
(プリンスの曲のレッツゴークレージーとかとちょっと似てるけど、でも全然被らない、衣装も今までのパターンとぜんぜん違うのを出してきたし、動きの洗練はあっても、今迄の振付のとはまた異なる動き、新しいアイデアだしてきていて、そういうディテールの創造性も、また良かった。)

(技術の高さは素晴らしいんだけど、それを全然書いてない文でごめんなさい)

【最終滑走の手前、ネイサン・チェン選手のSP】
羽生、ネイサン、と言った選手たちに実力を発揮してほしい気持ちはやまやまなので、羽生がいい演技を決められてほっとして、ネイサンを見る直前に、もしや、ネイサンの方は今回SPは順当な出来ではないかも?ってカンが閃いて、自分はそういう悪い予感が当たる方ではないけど、今日は当たってしまった。

冒頭4回転ルッツ、ミスはミスだけど。
ただ、この方は、とても賢い、教養のある例外的なスケーターなのかも?って凄く思った。
前も、五輪FSでちょっとそう思ったんだけど。

技術の痛いミスはあっても、この選手の作品世界との向き合い方、なまなかでない。
今回挑戦した新しい音楽世界も、背景、文化的な事、こういうスポーツの選手には珍しく、凄く学習して把握して向き合って取り組んでるんじゃないかって、そんな感じがした。

フィギュアスケートの世界は、今も昔も音楽の使い方、作品理解等々が物凄くいい加減に見える物って当たり前のように散見されて、まあ、スポーツだからいいんじゃないの?みたいな所で終わってしまうのだけど。

そういった在り方とは一線を画する教養有りそうな選手の存在は貴重だと思った。

学業との両立はなまなかでないと思うし、羽生選手が頑張りすぎると、ついネイサンがフィギュアに力入りすぎて学業に影響するんじゃないか?なんて、余計なお世話な事を考えてしまいました。

(ほんと、フィギュアで頂点を目指すのもいいけど、医学の道に進むと仰せでそれって大変な事と思うから、困難を乗り越えて、フィギュアだけでなく、そっちの道でも過たず彼の行くべき道を進めるといいなと思った。)

他に目を引く選手、演技は色々あったし、技術はこの二人に追いつき追い越そうとするものは現れるかもしれないけれど、
この二人の、技術の素晴らしさだけじゃなく、この二人だけしかない、別の良さがあるな、って、今日はちょっと思いましたです。

(最初の4ルッツは、当初はやらないつもりの時もあったのかな?だから、あの展開もあり得なくない状況だったのかもだけど。皆が言う通り、あれで後半の4回転フリップのコンビネーションで巻き返せる底力はさすがネイサン。)

この二人のことしか書かない自分って酷いと思うけど。
(二人の選手の演技についても、たいして書いてないけど)

全日本で一番感動したのは、羽生選手が優勝した時、空間に向かって「みんな、健康で、かえってくださ~い!」って言った時。
演技とその集中力やSP衣装にも、おおおっと思ったけど、それがさらに上だった。

今回の世界選手権は北欧だし、コロナが心配なのはやまやまなので、
無観客試合だし、
その言葉、そっくり選手たちに返したい。

出場選手の皆様、健康で帰って下さい。

(本日も推敲無)


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コロナ下の大会

2021-03-25 02:47:36 | Weblog
今年はやらないかと思ってた。

けど、無観客で実施のフィギュアスケート世界選手権。

今年は色んな意味でイレギュラーだし、順位とかは・・・。
事前の試合の実施状況も去年までと違うし、選手によってどの位前哨戦出てたかも違うし、

条件的にあまり公平とも思えない部分もあるので、あまり順位にこだわらず見たいかな、と思ってた。
けど。

(場所も、ヨーロッパって感染拡大が目立つんじゃ??って思ってて。無事に終わるのを祈るのみ)

女子SP

・おおっと、24歳ベテラン、リーザ・トクタミシェワが、気を吐いた!
3Aも他も全部決めて、ステップがレベル3だったかな?それ以外は、もう。

前哨戦ロシア選手権で、コストルナヤが自爆して、リーザがロシア代表に選ばれ、
その大任を、リーザはSPでは十分果たした感。

年齢的にも素晴らしい活躍で感嘆した。
が、ここまで来たら、と欲が出てくる。そんなに連続でうまく行くかなとは思うけど、
FSでもいい演技ができる事を祈る。もし2位とか行けたらいいな?。

・優勝候補筆頭のアンナ・シェルバコワは、私的には去年今年のロシアの試合見てて、特に好きな選手ではなくなったのだけど(コロナで色々あったし)、とりもなおさず、優勝連勝で来てるというのは、自信に繋がるようで。自信の笑みで堂々の演技。快勝。

好き嫌いだけでなく、今季の彼女の国内大会の演技は私的には今一つだったのが、ここへきて、やっと納得できる演技を見た感じ。
今季の彼女のSPでは、これが一番自分には良かった。性格はトゥルソワの方が好きだけど、「勝つ」ことによって自信を得る事って、選手には大事なんだと思ったり。
(そうはいっても、こないだのロシア選手権で、彼女は驚異的なメンタルの強さを見せたので、気の強さは特別なのかもしれないが)

・競馬セオリーで言うと不安要素の拭えなかったトゥルソワさん。悪い予感の方が当たってしまったが。それでも彼女目当てで次も見る。
(自分はこの人目当てにTV見た。順位が何位でも、観られたのは嬉しいんだけど。本人がキスクラで笑える演技だと尚良し。なかなか厳しい展開で★)

SPでは今迄見た事ないような、後半3回転コンボでミス。

競馬G1だと、「試合数が多すぎる競走馬は消し」って馬券理論があって、今季ほぼほぼ当てはまる人。
さらに、去年怪我してて出場してたし。

君を想えば心はロミオ。
結果がどうだろうと、順位がどうだろうと、自分的には彼女目当てに変わりない。

(ただちょっとこの展開はさすがのトゥルソワ選手にもメンタル的にきつすぎそう。試合そのものは自分的にはどっちでもいいんだけど、彼女がリーザみたいに長く活躍できるか、ちょっと気持ち穏やかならぬ展開かな。ロシアであれこれ言われそうかも?)

もっと言えば、去年のロシア3強は、去年シニアのワールドが中止になったのが、不運過ぎる。コストルナヤは、去年中止じゃなければ、ワールドのメダル手に入れてたと思うし。ジュニア選手権も四大陸も試合できてたから、ほんとに運としか言いようがない。

(コーチ陣では、コストルナヤで戻りの件も相まって、このSPの展開はいかにもプルシェンコが気の毒。)

ジャンプの成否にかかわらず、FSジュリエット楽しみにしてる(たとえ荒れても)。

女子は大崩れなければシェルバコワが優勝かなあ?と思ったけど、

男子シングルは、順当にいけば羽生・ネイサンが、1.2位かと予想したけど(?)、4回転ルッツやってくれそうな他の選手たちも楽しみにしてたりする。ああ、こんな展開でさえなければ、男子4回転ルッツやるメンバーとトゥルソワの比較を楽しみにしてたのに。

競馬には男女混合戦があって、トゥルソワは男子と混合戦あったら、こんな苦労も無かったろう。
嘆きのジュリエット。

ロシア3人の3者3様でお腹いっぱいで、他の選手は明日以降録画で見る感じ。
タイムアウト。

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ブルメイステル版「白鳥」を少し・・

2021-03-23 17:49:05 | バレエ
TVのコマーシャルで、「白鳥の湖」公演の宣伝を見て、行きたい気もしたけれど、やっぱり巣ごもり生活なので。

(こんな調子なので、イベント関係者は来てくれるお客さんを大事にした方がいいと思った。

何となくずっと守りに入って、イベントもGO TO EATとかも何もなく、半年以上が過ぎている。)

そのコマーシャルをきっかけに白鳥の湖が見たいなと思って、ネット検索したらセルゲイ・ポルーニンの「白鳥の湖」公演映像が2つ。

一つはノボシビリスクバレエのだったかな、セルゲイエフ版みたいな感じの振付

もう一つはダンチェンコのブルメイステル版で、金髪のナタリア・ソーモワ(マリインカのソーモワとは別の人)主演。

白鳥中毒だったのか、どちらも面白く見た。

前者は、3幕の振付は普通だけど、プリマとのアダージョの情感が、後者よりたっぷり。
後者は、やっぱりブルメイステル版はいい!!!と感動。

さらに、先だって61歳の若さで訃報が届いた、パリオペラ座のアンファンテリブル、パトリック・デュポンが同バレエ団の芸術監督だった当時のゴキゲンな舞台、ブルメイステル版「白鳥の湖」を見て、(オペラ座を解雇されたP.デュポンだったけど、その割には、彼の死を悼んで、バレエ団HPで、その幾つかの踊りの動画集と、彼の手がけた「白鳥」全幕映像も期間限定で流してた。)

ブルメイステル版「白鳥の湖」、
本家のダンチェンコと、分家のパリオペラ座。

パリオペラ座のアカデミズム、管弦楽団の素晴らしすぎる演奏と毛利氏衣装の独創の中で、同じ振付もずいぶん雰囲気が違って見えて、2つ見ると、この名版の奥深さが嬉しい。

1幕が特に良かった。道化の動きが、よく訓練された身体がチャイコ名曲に乗り、縦横に動いて目の栄養。基礎のしっかりしたパリオペラ座の手にかかると、同じブルメイステル版でも、何だかボリショイのグリゴローヴィチ振付を見ているような錯覚があった。

バレエ教師が良くて、基礎がしっかりしていることは、この二つのバレエ団の共通項で。

ダンチェンコは本家の良さ満載。アンサンブルが特に3幕の迷宮シーン(観客が悪魔舞踊団と名付けたシーン)、音楽の意図を最も正確に伝える振付として実現している所が素晴らしく、おいしすぎる、自分的には何度見ても飽きない。

それと、やっぱり2幕とかの白鳥姫と王子の白いバレエは、ダンチェの方が全然正統的に、青年と乙女のロマンチックな様子をクラシックバレエでやってる良さを味わえる。(二人の情感は、さらに上述のノヴォシビリスクバレエのプリマの方が、ポルーニンの王子とラブラブで面白い)、
と自分は思うけど。

パリオペラ座は、白鳥黒鳥がマリクロード・ピエトラガラで、(きっとデュポンの気に入りで、ヌレエフは彼女を白いプリマとしては認めようとしなかったみたいで、つい、ヌレエフの気に入りのシルヴィ・ギエムのことも思い出していた。)

出演者、脇に、王子の友人でニコラ・ル・リッシュ(やっぱり定番の滞空時間のある大きなジャンプがさらにバレエを盛り上げる)とか、モニク・ルディエールっぽい人がいたり、アニエスもいたかな。
パリオペラ座のオールドファンが喜ぶかも、なキャスト。3幕のナポリかなんかの衣装がカラフルで、パリコレクションをバスティーユでしました、みたいな面白さもある。ロシアとフランスで文化が違うので、2つのバレエ団で1つの版が上演されると、文化の違いも面白く見られる。

ダンサーとしてだけでなく、名振付を引っ張ってきてパリオペラ座ならではの良さを加味して上演にこぎつけた、芸術監督としてのP.デュポンの手腕、格調高いチャイコのグランドバレエの監督においても、P.デュポンがここまでやれるというものを示していて、数ある実績の中で、これが今回の訃報にまつわる追悼でのweb公開の動画に選ばれて、自分的にはとても良かったと思った。

ソロや他の演目で見たデュポンとは少し別の良さを見られた。(この全幕は、90年代にも自分は見ていたけど、すっかり記憶のかなた)
(ザハロワ主演のミラノ・スカラ座のブルメイルテル版「白鳥」もDVDはあった。あちらは1回位しか合わせてないときいたような気がするけれど。(今の時代で見ると、ザハロワの最高の踊りでなくても、映像が残ってるだけ有難いかも。若い時のザハロワの美貌美肢体も見られるし。相手も人気ダンサー。DVD出るのが羨ましい)

パリオペラ座のはDVDが出ていて(今は入手できるか未確認。在庫なし)、当時は、こんな成果の影に、デュポンが上層部との軋轢を抱える苦労もしながら、芸術監督として走り続けていたことなど知らず、その成果だけを享受していた。自分はパリオペラ座のファンじゃないし、あまりそこの内部事情は知らず、バレエ友達から昔、ボリショイとパリオペラ座には上層部に魑魅魍魎がいる、と聞いてただけだった。

デュポンのその後とか、人生の明暗については、今回の訃報で、チャコットwebマガジンの記事に割と細かく出ていた。
(パリオペラ座の批評でよく出る、渡辺真弓氏も、NBSのwebマガジンでデュポンの死を悼んでいて併読するといいかも)

華々しい成功に彩られた前半生と、暗転の後半生。ただ、晩年も後進を育てる時は陽気な人みたいだったけど。

ところで私事だが、昔、詩人で劇団主催者の故・寺山修司の通夜と葬式に行ったとき、通り一遍のしつらえでないこと、棺が独創的で美しくて感心したりとか、やはりそこは芸術家のイベントなので、アートな雰囲気で目を見開かれた事がある。

後はプリンスがなくなった時、渋谷の映画館で彼の映画を上映してたけど。
アーティストの葬送とか、見送り方は、それなりのものが見合う。

ごく私的には、華やかな「パリオペラ座のブルメイステル版」のステージと素晴らしい管弦楽団によるチャイコの演奏は、かつてバレエ界を席巻した寵児・パトリック・デュポンを見送るのに相応しい音楽&舞台となっていた。

悲しい気持ちよりも、明るい気持ちで見送りたい人もいる。

かつて寺山修司が亡くなった時、これからも好きでいることに変わりないので、通夜と葬式は行っても、あまり悲しい気持ちに溺れるというでなく、故人に感謝を心で伝えて、これからも好きでいるし追い続けると心で思い直す総括の儀式のようになっていた。

パトリック・デュポンは特に好きなダンサーではなかったけれど、面白い事や美味しいものが大好きそうな陽性の個性が印象に残り、暗く悲しいトーンは彼に似つかわしく思えなかった。
「白鳥」第3幕の華やかなファンファーレのような曲で見送りたくなる、そんなダンサーだった。
パリオペラの放蕩息子、天国に帰還。
合掌。

あれ?セルゲイ・ポルーニンの白鳥の話が抜けてしまった。
そのうちブルメイルテル版「白鳥」の話を、書けるかなあ?
東京バレエ団でも上演したし、あと、一部アイデアを使ってたのが、牧阿佐美版「白鳥」(新国立劇場ので、今回吉田監督就任により廃版みたい)と、Kバレエの熊川版だったと記憶している。

散漫失敬。(私はパリオペラ座のファンでは全くなく、このバレエ団に詳しい方でもないので、間違いあったらすいません。)

何でこんなにあせっているのかというと、フィギュアスケート世界選手権、コロナが心配だけど、やっぱりやるみたいで、24日夜は、この頃思い入れ入ってるアレクサンドラ・トゥルソワ選手が、たぶん出るみたいなので、・・・。
世界選手権は順位よりも、無事で大会終わって、っていう気持ちが強い。(コロナでやらないかと思ってたけど、やるらしい。)

「白鳥の湖」に感動しすぎてスイッチ切替が大変。

by巣ごもり舞台鑑賞








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問題提起

2021-03-23 17:10:08 | Weblog
知らない会社、店だったけど、
グローバルダイニングさんという力のある企業が、東京都の営業時間短縮命令は違法として、都を相手取り損害賠償を求めて提訴した、その件の報道で。
えっと、権八とか、モンスーンカフェとか ラボエムとか、店があるので、そのうちコロナが収まったら行ってみようかなと思った。(って言って、忘れそう。全然外食お出かけ等々してなくて、はや数か月。ここの前に、成城石井のレストランは知人と行きたいんだけど。コロナ終息が見えないし

お金もエネルギーもいることだけど、今このタイミングで、ある意味、意義ある問題提起だったと思う。

何となく、なし崩し的に緊急事態宣言が解除になったけど、それもそのはずで、一体どうした事かと思う位、一時期から人手が増えてきて、特に自分の居る東京圏は、休日の人でが目立つかな?とは思ってたし、もう、ず~っと、ズルズル念仏のように時短要請とかだけで、これといった方策も、必要な措置も検証も充分講じられている様には見えない中、なんか、雰囲気変わってきていて、これ以上、国民を抑えられないとか、我慢の限度額オーバーみたいな感じは、街ではしていた。

で、このなんかわけわかんないなし崩し状態に対し、一石を投じた訴訟になったと思う。
それと、小池百合子はまたやりました!って感じ。

東京都知事が小池百合子じゃなかったら、果たしてこんな行き過ぎた狙い撃ち!みたいなやりすぎ逸脱感ありありの対応になったのか?!東京都!!!

小池は、こないだも神奈川県知事にボークを暴露されてたし、
もっと言えば、政界女詐欺師、民主党のお金をかすめ取って「排除致します!」とか暴言吐いてた頃と、本質は変わらない。

提訴した会社の訴えの中には、1年前の春に私が社長族と話してた時出てきた話に近いのもあったし。

訴えの中には、他でも指摘されてた本当に実効性のある感染対策はもっと別にあるんじゃないかという具体的なサジェストもあって、同様のことを言った人は他にもあったと思うけど、

このなし崩し緊急事態宣言解除だけど、それでもコロナさんが上手いこと減ってくれるかな~~~?という希望的観測の元に細々とひっそりと巣ごもり続行して何とかやり過ごそうとしてた向きには、こういう主張をする人がいた事が、ちょっとまとめになってて良かった部分はある。

例えば年代別で、実はこの1年くらいでコロナでの死亡者の年代別データ見ると若年層は少なく高齢層が多いのを数字を上げて説明していて。
確かに、延々と長きにわたり、飲食店自粛自粛とやるより、ここまで長く引っ張るならばもっと先にできる事、考え付くことはもっと他にあったはず。

(あんまり言っちゃいけないかもしれんが、この頃、昼カラオケの件も目立ってるし、ああいうのも、やみくもにやめさせようとするよりも、営業したいならこういう風にやって下さい、みたいな行政指導っていうのか、そういうのを強化してやるとか。あと、選挙の運動も、沖縄で感染増えたのって選挙戦?って話も一部であったので(私は米軍かと思ったけど)選挙の運動も、密避けるとか色々。自民党党大会、何で皆でリモートじゃないのか、論外。感染対策ちゃんとやってる店をこんかいみたいに取り締まるみたいな、見せしめ(いかにも小池っぽい)とかでやるよりも、私ら市民側からすると、感染対策、ちゃんとやってるのかしら、緩いんじゃ?って思う店を、行政が指導してくれる方がありがたいし。)

小池とかのその配下が思いつきそうなことよりも、もっと感染対策として実効性のありそうなことは、他にあると思う。

・その知らない会社の社長さんの店は、小泉元首相が米大統領を連れてきたこともある店もあるそうで、商売で大きな成功が出来る力のある経営者だからできる事で、私がしゃべった社長さんたちは、そこまでのものはないから、私に言うだけだったけど。

とにかく、1年前の春から夏にかけて、経営者たちの政府や都への不満、批判は物凄かった。彼らは勉強してるので理路整然としてるし、知ってる事も多く、なんか大変そうだと思ってた。私は一介のワーカーだから、そこまでの見識はないし、負ってる物もないけれど。

なんか抽象的になってしまったけど、グローバルダイニング社の社長の訴えは、読んでて自分的にはちょっと勉強になったかも。(以前は言われていたことも、この頃はなし崩しで、とにかく静かに暮らしてコロナ禍から自分を守るモードになってきているしで。)

ほんとはもっとちゃんと書くべきなんだろうけど、時間がないのでとりあえず。

私、小池百合子が嫌いです。

グローバルダイニングの社長さん、ご自愛の上、訴訟頑張って下さい。(勝たなくても、異を唱えることができる事が、今の世では意味がありそうに思った。)こんな駄文ですみませぬ。

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選挙

2021-03-23 02:24:25 | Weblog
千葉県知事&千葉市長選挙は、とりあえず自民系の候補が敗北、らしい。

政治の腐敗と、コロナ禍で対応が芳しくない等、政権の無能話が後を絶たない。

この日本の状況を断ち切るために、

次の衆院選で、自民党と与党勢力の数が減って、そこそこ均衡出てきてくれないと、政治の負のスパイラルは終わらないと思ってる。

(それにしても熊田裕通総務副大臣の元スタッフが自民党の肩書で、国の持続化給付金100万円をだまし取った疑いで逮捕されたっていうのは・・・。持続化給付金詐欺の指南をしたとか…???って報じられていて。。。これって????

って、個別の話を出すと、後から後から新しいのが出てきて、きりないが。)

自分は無党派層なので、与党勢力の数が減り、維新を除く野党の数が増えて、国会運営が正常にできる位の均衡が出来れば、この政権と高級官僚等々の腐敗も、少しはましになるのではないかと。

一番雑に言うと、それがこの先数か月間で、気になる事の一つ。(もう一つはコロナだけど)

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BS1 ザ・ヒューマン「命を描く画家 集大成の絵に挑む」

2021-03-17 02:06:53 | Weblog
13日放送分で、何と素晴らしい絵の数々。

途中から見て、ちゃんと見れないうちに終わってしまった。

録画もしそびれて。再放送予定は現状ないっぽい。やってほしい。

美術マニアではないので、「花鳥画」の大家、上村敦之氏のことも全然知らず。

とてもふわっとかわいらしい鳥の絵が多いけど、構想がしっかりしていて、ロジカルな根があって。

芸術かくあるべし、みたいな世界でただただ感服。

描かれる鳥たちがどれもこれも超かわいい目をしているのに、最後の方に出た絵の鳥だけは、どこか毅然とした目で上を向いていた。
作者が胃がんになって、再発した後の絵なので、それでも理想の芸術世界を見据えんとする上村氏自身が重なって見えた。

私はこのジャンルに全く詳しくないので、感想を書くのも気が引けるけれど。

こういうアートを見たい、こういう番組を見たいと思える物だった。

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総務省と東北新社の国会答弁、総務省側の欺瞞

2021-03-17 01:55:10 | Weblog
東北新社って、昔気に入った番組を制作してた会社だったりした。
菅のボンクラ息子を入社させたばっかりに、とんだとばっちり。

過去のいきさつに関与してない新社長が不安そうに国会で話してたけど。
東北新社側と総務省幹部の話が相違していて。

一般庶民から見れば、きっと東北新社の社長はほんとのこといってて、
総務省幹部側が事実を認めてないんだろうなと思うわけだけど。

東北新社の新社長さん、冷や汗もんで国会質疑に応じていたんじゃ?と思うから、こんなで胃潰瘍とかにならんようにね、って思った。

認可がいったんおりたのが、今回は取り消しになったみたいだけど。
企画してた物自体は、番組の内容良さそうな感じだったから、ちょっと大変だと思うけどめげずに今後もいい番組を世に送り出して行ってほしい。

あの社長は、カンヌで賞を取った人だったみたい。

総務省、3代の総務大臣は、膿を出さないと。

菅政権は、コロナの緊急事態宣言、どうすんのかな?
(なんか、弱体政権って感じだけど。)
ワクチンのこと、オリンピックの事、何だか、先が見えない。

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