懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

【春天、ビートブラック戴冠】 ああ、オルフェ・・・

2012-04-29 16:13:37 | Weblog
もう、午前に今日の分のブログを書いてしまったのに。↓
でも、これが書かずにいられよか。(午前のは明日の分にすれば良かったか。)

●レース前、圧倒的1番人気:オルフェーブル単勝1.3倍。
私には、オルフェは期待より不安が大きく、これを外すなら、馬名で選ぶならウィンバリアシオン(3番人気)、力量なら、2番人気トーセンジョーダン、と思ったけど、2者とも9倍台で、とても軸にするきになれず。

それにレース前のオルフェを見ると、馬券取りにあるまじき、主観まるかじりな気分に。
そんなに悪く見えないし。絶対能力なら1強というか1狂というか。

「この馬が勝つか?」ではなく、「この馬に、やっぱり勝ってほしい!」と。もはや客観的になれない。(絶対能力がずば抜けていて、闘争心も強く、勝つべき馬に見える。)
こういう人がきっと多くいたのか、過半数が勝つと予想したオルフェ君。
あ~あ。

私の不安をよそに、競馬番組は、オルフェに楽観ムード。これだから日本人って・・。
こういう日こそ、穴党の出番、そんな競馬になりました~~~♪

京都競馬場で、オルフェが馬場に登場し、8万の観衆に雄姿を見せると、ジャニーズのコンサートか?と思うよ~な歓声が上がる。馬も、「俺って人気あるんだ~注目されてるんだ~」って、思うかしら?これだけヴィヴィッドな反応だと、何か感じるわよね。

○でも、どきどきした。
レースが始まってからずっと。こ~んなに、何か起こる前から心臓ドキドキのレースも、久しぶり。ああ、うまくいってほしい、うまくいきますように!

―正しい馬券取り系競馬ファンの姿勢ではない。

●でも、スタートから、なんか遅いような・・。これでいいのか?レース前半、先頭の2頭がかなり前で水をあけてる。いや、おかしい。レース中段で、素人の私にも、今日のレースの展開が見えた。オルフェ、負ける!かも。いやな気がした。
いや、「かも」じゃない。ほんとに届かないっ!
え、え、何で、何で、何で見せ場なくオルフェが惨敗~!?

(いや、理由は分かってるんですが。)

とか焦りながら見てる先から、先行した大穴ビートブラックが、最後まで脚色衰えずゴール!(悪いけど、「頼む!脚止まってくれ~~!」との私の邪まな願いも空しく。)(笑)こんな日の主役に相応しい、黒い馬体。
2着、2番人気トーセンジョーダン。
3着、あ、ヴァリアシオン来てた。

自分はビートブラック、気にしてなかった・・。
大金星、石橋脩騎手、G1初制覇。
勝利インタビュー開口一言、「いやー、ほんとに信じられない!実感が湧きません。」「後ろの馬を気にせず、思い切って乗りました」だったかな。

―私だって信じたくないわな。でも、おめでとうです!
勝ち馬は母父ブライアンズタイムで、血統的な裏づけも、菊花賞好走の実績もあるらしい。黒光りのする馬体に、掛けられた「天皇賞馬」と書いた布の紫が映え、TV写りよかった。

いつものよ~に、勝った馬と騎手は賞賛されてしかるべきだけど、オルフェは、悪い方の予想が当たった。
馬が問題っていうよりも、天皇賞には、あるときにはありがちな展開で、元平成の盾男の豊がちゃっかり3着に入ってるけど、3角あたりで、内心「あ~あ、このレース、やっちゃったな~」と思ってたんじゃない?

前回失敗してるオルフェが慎重策をとり後方に下げ、周りもオルフェを気にしすぎて前の馬を捕まえにいかなかったとか?
なんか、レースレベル的には、パンパンの良馬場、前残り予想できたのに、皆オルフェの実力への幻想に縛られて、どんくさいレースしてたんじゃないかって気がするんだけど?
違うかな?
競馬のレベルとしては、冷静に見れば、超すごいレースじゃなかったと思うけど、最強伝説ディープインパクトとは違う、栗毛の馬体に黒い瞳のオルフェ、この馬に勝ってほしくてはらはらして、そのために主観的には面白かった。

ああ、馬券また外れ。天皇賞は3強がいい。今日は1強もなければ、1狂もなく。
オルフェは、今回珍しく4角ではじけなかった。暴走伝説のレースの後。
(競馬の正史では賞賛できなくても、やっぱり、先だってのレースのまくりは面白かったわね。)不謹慎競馬日記。

単勝:1番。15,960円。馬連1-16:61,570円。3連複:1-11-16 97140円。
間違ってたらごめん、正確な所はJRAに聞いてね。とにかく大穴だけどさ。ようは、大半の人が外した、てことで。凡人は、みんなでボーゼン。
G1マンシューでも、私ど~せ買ってないもん、ビート。

スターホース、オルフェの明日はどっちだ!、ってな今日でした。
(黒い馬はかっこよく、オルフェは気は強いけど、栗毛で黒目がちの大きな瞳で、見かけがちょっとかわいい。)競馬は難しい。でも、面白かった。

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羽生結弦『蒼い炎』

2012-04-29 10:47:36 | Weblog
たまたま通りかかった本屋さんで、フィギュアスケートの羽生選手の本を見つけた。
本のタイトルが『蒼い炎』ですか~。ありがちな。扶桑社刊。

写真が多くて、ガチファンにはいいかも。
どっちかっていうと、私は文章の方を見たかったけど、でも、この人のことは、知りたいような、知りたくないような。

氷上で表現してるのを、先入観無く見たいと思わせる人なので、知りすぎたくない気も半分してて、さらっと部分的に見た。衝動買いしそうになって、部屋が狭くなると思って耐えた。なので、以下、立ち読み(ごめん)なので、内容間違ってたらすいません。興味ある人は買ってあげて正確な所で見てね。(笑)

*この人は、既に以前からの熱心なファンを持つと思うけど、私はこないだの世界選手権で始めて見た、遅れてきた観客。見た演目の順番がよくて、3者3様の表現世界を垣間見た。一番後に、エキシビションでの『白鳥』を見たので。運よく、ひとつの固定イメージにとらわれずに3つの世界から見られた。

最初から、『白鳥』か『ロミオ・・』から見てたら、もう、全く冷静な目で見られなくなってたと思う。バレエマニアなら、あの『白鳥』見たら、やられちゃう感じ。
こたえられないほどの、この種の世界への適応性なんだもん!参りました!って、感じでしたね、あれは。

バレエダンサーその他でも、日本人の男性で、こういう人って、なかなかいない。凄く珍しいと思うんだけど。

私の場合は、最初は、SPの、静かでやや現代的な作風の演目から、羽生選手の表現世界に入った。その時は、「日本人離れしたものを持ってる(表現資質も、舞台向きの性格も。衣装の着こなしのセンス、音楽の表現センスに至るまで)」とか、「今までの男子シングルの日本人選手には、いなかったタイプ」、とかって思っちゃってたんだけど。

『白鳥』見たら、”ああ、この人は、もともと抜けた才能ある人が、たまたま日本人に生まれたってだけなのね!”と思い直した。
「日本人には珍しい」なんて形容は、この人の才能の大きさから見れば、狭く貧しい、と。

この羽生選手の世界にしても、あるいは先日書いた、クリムトの絵画を語る横尾氏の話にしても、本来、文章書くなら、その優れた仕事に相応しい文章を、私も書くべきなんでしょうけど。それができない。ブログって、気ぜわしくって、それで、今日も部分の断片の紹介に。

【環境】
まず、『白鳥』見た時に、あ、な~んだ、この人はこういう人なのか、と思って。

たぶん家族か親戚とかに、バレエやってる人がいたり、そういう環境で、バレエみたいな世界が、文化的に身近な立場にある人で、『白鳥』のように神秘的で幻想的非日常的で、衣装に羽つけて出てくるような作品も、すぐになじんで、自然な表現が出来るのではないか?と憶測してた。(これじゃ、私らが、すぐ気に入るのも当たり前。)

⇒本見たら、私のこの憶測は、どうも外れらしい。
バレエではなく、お姉さんがフィギュアスケートをやってた、とかだったと思う。
これは、外れで意外。

すごい適応性だったので。普通の人は、ああいう『白鳥の湖』みたいな世界って、見る人が見たらキッチュだし、入れない人は入れない。ちょっと変だったり、衣装が浮いたりしがちだけど、羽生選手には、そういう違和感が無かった。

でも、色んな表現が出来そうな、可能性の大きそうな人で、例えば、『白鳥』とか、ひとつの固定イメージで括りたくない。好きなこと、自分の心にフィットする曲や演目を、やってほしいと思う。

【選曲:演目】
曲・演目については、コーチが見て、客観的な目で決めてる、とかの話だった。
これも予想外で、てっきり本人が気に入った曲でやってるのかと思うほど、いつも曲への気持ちの入り方が良い。

「良いコーチ」の基準って、人によって意見は違うかもしれないけど、本人が選んでるのかと誤解するほど、選手が曲・演目に馴染んで見えるのは、その意味で、スケーターに相応しい作品を創造できる、いいコーチに恵まれている、というか、このコンビは相性がいいってことなのかも、ね。

【音楽】
曲を聞いて、感情がわきあがって、表現する、といったことは、本人もわりと得意だと自覚はあるらしい。これは、見るたびに感心してた。

試合だから技術は大事だけど、プラスαの要素、観客を魅せる、酔わせる要素として、音楽に溶け込み表現することがあるのだけど、(これで加点があるかないか知らんけど)この選手に最初から感心してたのは、音楽を自然に表現できること。それがことさらに意識してでなく、本人もそれが当たり前のように、何のてらいもなく、苦もなくそれが出来るように見える。曲のタイプが変わっても、この傾向は変わらない。

大事なことだけど、上位選手で、これが最初から出来る人は珍しいと思う。やはり技術に優れた人は、表現力が弱い傾向があるから。

クラシック曲のように、感情があからさまに出る曲でなくても、曲から何かを汲み取って心に感じられるものを表現するのは、わりと得意らしいです。クラシックでもOKなんて、心強い。

【ロミオとジュリエット】

世界選手権フリーの演目。

ディカプリオ主演の現代劇風の映画、『ロミオとジュリエット』の曲で、映画も見て気に入って、その映画のシーンを、当初は表現してたらしい。羽生選手としては、シェイクスピアの原作より、映画の方が近いイメージから作品を作り始めたらしい。ただ、最後は、やはり自分のものになった自覚はあるみたい。実際、試合見てても、映画のロミジュリって、こんな音楽だったっけ?と思ったくらい、演目の曲は映画の曲としては記憶になく、「こんなに崇高なムードの映画だったかしら?」と思った。私的には、この曲は、ディカプリオ主演の映画の曲でなく、羽生選手の『ロミジュリ』の曲として記憶に残った。

本人が映画から触発されて、誰とも違う、羽生結弦の『ロミオとジュリエット』を自然に創造してたと思う。本人が映画のシーンを滑ってた話を知らずに見たが、映画よりずっと『ロミオとジュリエット』の本質を抉り出す好演だった。あの日の羽生選手にしか踊れない『ロミオ』だった。(と、個人的には思ってる。)

あ、なんかほめ殺し系?

【憧れる選手】
ジョニー・ウイアーとエフゲニー・プルシェンコの名を挙げていた。
流れるように滑れる人がお好きなようで。

ウィアー選手は、羽生選手の以前の衣装をデザインしてくれたそう。
その衣装の写真もあったけど、それもいいけど、世界選手権の3演目の衣装の方が、私的には、さらに良かったと思う。(この3つの衣装デザインと、似合い方も、最初から目を引いた。)ロミオの衣装なんて、あの姿で出てきただけで、観客も中世の世界に連れて行ってた。フィギュアの試合でそこまでやれる男子選手って、なかなかいない。

プルシェンコは、羽生選手に以前は、「君の力をもっと見せてよ」と言い、そして「俺を超えろ!」と言って、羽生選手を熱くさせてたらしい。こういったエピもいちいち、興味深いけど。

羽生選手は素直に感動してるし、私は、それが彼の力になればいいと思うだけ。
でも、自分の知識の範囲では、そういう発想は、プルシェンコだけでなく。旧ソ連、ロシアのスポーツ芸術界の上の人の一部は、そういう発想をするように教育されてるように、私は感じてる。

ライバル、と言う存在も、ただ狭義の、叩き潰す敵(もちろん戦いは熾烈だけど)というだけではなくて、その業界全体が、上へ、上へと向上していくような発想があるように思う。自分も頑張るけど、優れたものが伸びるのを見てるみたいな。
ライバルが力を尽くし、自分もそれに触発されて、もっと上を目指すような。

もちろん、以前の彼らは生活地位立場かかってて、死活問題だし、その分、きれごとでないシビアな部分とか、ライバル間の争いとか熾烈だったりも、一方で、あったと思うけど。

プルシェンコは既に功なり名を成した人で、この人の話は今更だけど、選手のタイプの好みで言うなら、羽生選手的には、”以前プルシェンコとヤグディンが金メダルを争った時は、羽生選手はプルシェンコの方が、スケーターとして好みだった”そうなので、
それは、なるほどでした。

私も、まあ、そうだし。それで私は羽生選手も一目見て注目したから、やはり、スケーターのタイプとして、大雑把に言うと、このあたりは同系列、みたいなのってあるのでしょう。

あ、それと、全盛期のプルシェンコの全くミスしない所は、羽生選手のここ一番という所で強いとか、決めるべき所を落とさない気丈さ&集中力と、少しだけ近いかも。勿論、イコールじゃないけど。ノーミスって。

優れた資質を持つ若手の前に、彼から見てスゴイと思える人々がいるって、良いなと思う。プルがどうこうじゃなくて、羽生選手が才能を伸ばす為に、プルシェンコとか、今の4回転王者チャン選手とか、技術や試合の結果の出し方で、上を見られる人が入るのは良いなと。

~~~~そんな感じで、本見て、思ってたことが、当たってたのと、外れてたのと、半々。
氷上で無心に滑る姿を、また、見たいです。

(才能あっても、昔のキム・ヨナ選手のように、途中で変わってしまって、がっかりすることもあるけど。)

羽生選手の世界選手権の演技の感想は、書きたいと思ってたけど、なまじな言葉で語るのが失礼に思えて。ちゃんと書ける時間が取れない。

世界フェスのチケ買いをしてて、今、自分的に世界フェスとかに、こういう、「この人がでるなら見たい」と思わせる人、核になれるダンサーが、いまひとついないのかも、と思った。芸術的にインスパイアされるものが多い、と言う存在。

【本】
「本=静止画」と言うものを見て、きれいに取れてるけど、私は、羽生選手の動きが好きなのだと再認識しました。瞬間を切り取ったものでみるより、作品を滑る姿を見て、一回、一回インスパイアされるものを大切にしたい。

それで、今まで認識なかったけど、バレエはパの他に、「ポーズ」すなわち静止画を観客に見せるという発想があるけど、フィギュアスケートは、静止の図でみるよりは、動きで魅せる部分がほとんどで、そこが違うと気づいた。

写真が多くある本なら、私なら、好きだったバレリーナ(引退してる)が、いっぱい写ってる本なら買う、と思ったので。

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チケット取りとか・・。

2012-04-29 00:37:03 | バレエ
【世界バレエフェス】
チケット、一般発売日・・・。

今回は、やめようか、と思ったのを思いとどまらせたのは、
Bプロの「ナチョ・ドゥアト作品」の記述・・・。

んで、Bプロだけ買おうかな~、と考えて、朝になり。
いつものよ~に、眠い土曜の朝。おきて、買いに行くのが面倒になって、ネット?いや、やっぱり電話にしよ、と思って、10時すぎから、怠惰に電話。このやる気のなさ。

思えば、毎度毎度、昔からこうやって、よくバレエの前売りの初日に電話したけど。
パソコンがモバイルに取って代わられると言われる時代に、なんでバレエだけ、こんなに昔のシステムのままなのか?と、繋がらない電話をかける自分にうんざり。

前回は、プレイガイド窓口で購入した。
私はA&B、ガラ、全て行った。
が、たまたま自分の前に並んでいたお客さんが、私と同じ世界フェスのチケット買い目的だったけど、その人が購入したのは、Bプロ1枚だけ。

こういう買い方もありだな~と思って。
それで、今回はBプロだけにしようと思ってた。

今日は、まじめに電話してなく、片手間に電話したせいか、10時から10分過ぎて、20分過ぎた。
電話が繋がらなかったら、公演いくのやめようかと思った。
しかし、20分過ぎ頃、繋がった。
S席を除き、まだ、思った残席ありの状況。
それでなんとなく、Aプロまで買ってしまった。

やはり、去年あたりから、バレエ公演は一部を除いて、一般客のイベント離れの傾向を、はっきり感じるのは、今回も同じ。

○「世界フェス」は、私のバレエ友達、顔見知りの中には、とっくに卒業してる人もいる。私もいつかやめねば、と思ってた。今年はいい機会かも、と思ったのに。

○ひとつには、時期が大切な夏やすみシーズンで、劇場へ行くより、自然に浸るほうがいい時期だから。8月の貴重な休みを、どう過ごすか、デート優先、ってこともあって。

加えて、やっぱり自分は、バレエは全幕もののほうが好き、ということもある。
体力低下で、そんなに遊んでられないってのもある。

○何が引き止めたのか。
人によって、選ぶキーマンはまちまちだろうけど、私の場合は、今回は、ザハロワが、ドゥアト作品を踊るのかも?という思いと、たまたま批評でザハロワの昨年の「瀕死」を、”出産前と表現が違う”とコメントした評を、読んだため。

師匠のセメニャーカの現役時代の「瀕死」は、完成度は中間だけど、他の誰にも感じたことのない、登場の数秒に脳を刺激されるものだった。もう一回見られるものならみたいと思うような。
そして、セメニャーカがコーチするザハロワの「瀕死」、絶対見たいほどじゃないけど、ちょっと気になってた。

これが、Aプロも衝動買いした理由。(「瀕死」とあるのは、ザハロワかな~?と思って。)
ゼレンスキーもザハロワも、私はファンというわけではないのだけど。
私的キーマンは、今回はこのあたりかな。

シムキンも気にはなるけど、彼の名だけで演目がわからなくては、「見たい」と思うほどでは・・。もちろんさらに良くなってたりしたら、かなり楽しみだけど。

後の人は・・・。自分は、何割かは、同じメンバーで見すぎてしまった気がする。
目当てが来なくても、自己責任、と言うことで、購入。(でも日程、行けるか不明。)

ヴィシニョーワの全幕プロも、気にはなってるのだけど・・。

★それでも、「時期」というものもあって。半年前位までなら、もしザハロワがドゥアト作品を踊る可能性があるなら、絶対行く気で買ったと思う。
やはり時間が経ちすぎるのは考え物で、この作品の話題も、評判になってから、だいぶ時間が経ち、自分がクールになってた。

あるダンサーの踊るある演目、その作品を見たい、と思う興味。
思いが熱いうちに、上演しないと損かもね。

【新国立劇場バレエ】
5月「白鳥の湖」は、外国人ゲストでなく、川村さん貝川さんの日に、行けたら行こうかな?と思ってる。川村さんの白鳥なら、こなれてるし。
(このペア未見で、バレエファン以外には薦めない{ゴメン}けど。友人の中には、真逆で、「白鳥」はパスで、新しい作品は行くって人も、当然いる。)

6月「マノン」も外人やめて、本島・山本ペアあたりで、行けたら、と思ってる。これも日程都合付くか次第。

【ニーナのグルジアバレエ】
ガラは当然行く。迷ってるのは「白鳥」。
(今回のダンツァの表紙は、ニーナの黒鳥だった)

友人はガラだけ行くと言ってるし、私も「白鳥」は、最初は行かないつもりでいた。でも、2月ボリショイの「白鳥」に行き、チュージンの王子を見たら、なんだかマトヴィエンコとサラファ-ノフの株が、自分の中ではあがってしまい・・。この二人、もしや自分的に”最後のダンスールノーブル”になってしまうかも??と。

ニーナは、数年前に「黒鳥」で、ウヴァーロフの王子と左右に分かれる形でジャンプしたシーンが絶品で、その頃の姿を胸に刻んでおきたいし、今ことさらに別の王子役と見たいとは思わないのだけど。むしろ「マトヴィの白鳥」として、見ておくかどうか、が迷いどころ。

☆Kバレエのポスターが、焼き肉屋に張ってあった。
バレエっぽいイメージのお店ではないけど。Kなら、そんなに変でもないか。

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土田世紀、死去

2012-04-28 00:54:13 | Weblog
漫画家、土田世紀氏が、まだ43歳の若さで肝硬変でお亡くなりになったそうで!

私にとっては、名(迷)作 競馬漫画『ありゃ馬こりゃ馬』の作者さん。
この漫画家さん、私は、この作品しか知らないのだけど、面白がらせながら、競馬の知識?も教えてくれた、お世話になった捨て置けない作品。

(大レースの日本ダービーを、ちゃらんぽらんな騎手がたまたま出られて、悪ふざけのような騎手たちの駆け引きの挙句の果てに、「ありゃま!」と言いながら、3流騎手が先頭ゴールして勝ってしまう、というめちゃめちゃな話だった。愉快、愉快、みたいな人生模様。その作者の土田世紀の人生にも、こんな調子いい愉快なことって、多かったろうか。

ところで、先だってのフィギュアスケート世界選手権で、私は、いつも真面目~な浅田真央ちゃんをみながら、あの『ありゃ馬、こりゃ馬』みたいに、”本番で、なにげにジャンプしたら、トリプルアクセルが決まってしまった!”みたいなお気楽な展開が、1回でもあったらな~、と、あのお気楽漫画を思い出していた。)

肝硬変だから、こういうこともあるのか?とは思うけど、まだまだ先があると思ってしまうご年齢だけに、ショック。

それとも駆け抜けた人生だったろうか。
ご冥福をお祈りします。

(このニュース関連で、「土田世紀と一緒に競馬に行ったら、375万当たってしまった」話を、どこかの記事で雑誌の編集者らしき方が書いていた。自分的にはスゴイ。)

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トレーニング3

2012-04-24 00:07:19 | Weblog

身体だめ人間なので、とろとろとヌルいエクササイズなんぞをあれこれ試した所、
”コアトレ”ってのが、一番効いた。インナーマッスルに効くみたい。
考案した人、えらい!

逆に、ぜんぜんやっても効果見られず、ダメダメな運動もあったので。

一方、ベリーダンスは、自分には骨格的にあってないかもらしいのに、未練たらしく思い出したようにやっている。ベリーダンスのスカーフを買いたいけど、自分が上達しないので、躊躇・・・。

会社の同僚で、フラメンコを習ってる人がいて、徐々にスタイルも良くなり、踊りもすこしづつうまくなってる。そんけ~。仕事しながら片手間で巧くなれるのが、えらい。

ところで、最近私は、至近距離で、バレエのレッスンしてる女性(素人)の動きを見る機会があって、
素人ながら、とってもいい感じに鍛えられた肉体で、動きも力の入り具合が、全身しなやかにちょうどよく、見とれた。素人なんだけど、どのパもきれい。
最近は、レッスン着も洗練されてて、練習なのにステージみたいに見ばえがする。

でも、なかなか、そこまで鍛えるのが大変。もう、40代くらいの人かもだったけど。主婦かな?
逆に独身で正社員してる友人は、バレエ続けた結果、40代で膝痛に悩まされてる。以前は発表会でちゃんとクラシックバレエ踊ってるの見たけど、今は無理目っぽい。
なかなか、仕事と両立って言うのも、年齢重ねると身体に来るものが・・。
適度に休息入れられる生活じゃないと、バレエはハードだから難しい。雑誌やTVの「バレエエクササイズ」みたいなのは、その点で、疑問の残るものもある。

膝痛に効く体操ってのをTVでやってて、おっ、これは、友人に教えてあげねば、と思った。
知恵のあるところにはあるものだと、感心。

啄木に、人が自分よりみな偉く見える日に、と歌った短歌があったと思うけど、この頃自分は、気まぐれにジムに行くと、自分より筋力レベルが上な人々をみて、皆がえらく見える。
ちょろい運動をたのしんで、からだに油をさしにいってるみたい。




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退団

2012-04-22 00:25:47 | バレエ
先月の話で恐縮ですが。

◆東京バレエ団のベテランバレリーナ、井脇さんが、3月末退団されたとのこと。
(遅れた話題ですみませぬ。)
26年在籍だそうで。絶句。本当にお疲れ様でした。

私が、井脇さんの名を覚えたのは、昔、彼女が、ギエム客演「眠り」で、カラボス役で出てた時あたりから、だったと思う。

でも、お若い時より、年齢を重ねてからの方が、なぜか舞台で、ずっと美系に見えた。
とりわけ、数年前のセミオノワ客演の「ドンキ」の時の、メルセデス役で、お顔も肢体も昔よりずっときれいで、それにいい女に見えて、不思議だった。

この時の堂々たる舞台姿も良かったが、それ以上に、マラーホフのガラでの、「牧神の午後」のニンフの演技(相手はマラーホフ)が、最も感動したかもしれない。主観的には、凄く心に響いた。
私は東京バレエ団に詳しくないので、(主役もあったのかとか、よく存じません。)
全幕物に欠かせない名脇役との印象が強いけど。

それ自体、立派なことだけど、反面、誰に限らず、やっぱり主役をやった方が得なのか・・・?、とか、自明のことだけど、複雑な思いもちょっとある。
円熟期は美貌と存在感が増し、輝きを増した典型のダンサーかと。舞台に立ち続けて、前よりも良くなっていけるのって、皆そうなりたいと願っていても、なかなかそうなれない人もいるから。凄いな~と思って、見るたびに良くなるのを不思議な思いで見ていた。

◆もう一人、新国立劇場のブログに、先に退団が報じられた寺島まゆみさん、慶事で退団との挨拶が出ていて、それは何より。
こういうおめでたいことも、ひっそりバレエ団のブログに出ているのも、よいなと。

寺島さんは、ドンキのヴァリとか、白鳥のルースカヤとか、良かった踊りは記憶に色々断片があるけど、退団と聞いて、即、思い浮かんだのは、わき役じゃなくて、主役の姫役。どこかのガラで見た、お姫様役の可憐なチュチュ姿と、端正で優雅な踊り。

脇役の時は、いつもプロポーションがいいのと、見ていて動きが気持ちいい踊りとか、そういう印象だった。ここの劇場の舞台は日替わりキャストで見てたから、同じ役でもその人によって、踊りの個性や性格の違いが現れるのが、いつも楽しい。寺島さんには、寺島さんの個性で、ルースカヤでの遠藤睦子さん(濃厚っていうのか・・・)と比べると、それぞれ、かなり印象が違って、どちらも好きだった。
(浮気男の言い草みたいだな・・)

◆外人ゲスト目当てで行く私のような不埒な観客の記憶に、語れるほど残ったのは、舞台に光るものがあったればこそ。

私は一介の観客に過ぎませんが、素晴らしい舞台に感謝し、これからの人生のいっそうの充実をお祈りします。

◆さらに遅ればせながら、世界フェスにザハロワとゼレンスキーの名が出ていて、・・・ほんとに来るのかな~??と。
Bプロにナチョの作品が出てたから、ザハロワはメルクリとそれを踊るのかしら?と思ったけど。
ま~、先の話で。

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皐月賞。ワールドエースは、来なかった・・・。

2012-04-15 23:49:15 | Weblog
馬券は取れたけど、予想は外れ。
馬の力を信じて、1番人気のワールドエース軸で流したので。

勝ち馬は、白い馬体に黒い瞳で、TV映りがかわいい、ゴールドシップ。

1頭、インを突いた好騎乗の、内田騎手には、おめでとう!、なのだけど。
スタート後、躓いて最後方からの競馬で、直線で2着に追い上げた、ワードエースの走りが、
馬的にはやっぱ目を引く。

今日は馬場が重め。さて、ダービーは、晴れるかしら? 

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日曜美術館。【夜再放送】 横尾忠則の誘う、クリムトの世界

2012-04-15 00:44:20 | Weblog
先週の朝、NHKで放送してた絵画番組が、とっても充実してた。
翌週夜再放送だそうで、なんとなくブログに。

美術館にいかなくなって、早10数年の自分。
つくづく、絵画みただけで、わかることのできる能力が、枯渇してるらしい。

横尾忠則の解説が、自分にはすごくよかった。
というか、なんでもかんでも、説明されてから、わかる自分。
説明される前に、絵を見て、隠喩に気づくこともなく。枯渇って・・・。
もっと絵画に造詣の深い人から見たら、どうか知らないけど。

番組全体が、うまいこと起承転結というか、話が発展していく形に組まれていて、
じぶんのような果てしなく絵画愛好マインドから遠ざかってる人間には、感心に終始した。

最高傑作のクリムト「接吻」は、私には、フィフティフィフティの男女関係というより、
女性が男性に愛されて、官能の歓びに包まれてる感じがするけど。
でも、私に大した鑑識眼はないので、自分の今を、鏡にしてるだけかも。

世紀末ウィーンの寵児、クリムトだけど、番組みてたら、まず画才ありき、と思った。
案外、いる場所が、時のウィーンでなく、健康的な田舎だったら、
もっと健康的な絵になってたりしたのかしら???

クリムトも凄いけど、横尾忠則も、がっつりいい感じ。その才気に今日もただ乗り。

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覚えにくい馬名。貴婦人V

2012-04-09 00:37:28 | Weblog
・桜花賞の勝ち馬、ジェンティルドンナ:5回位、名前見ないと、馬名覚えられなかった。

(貴婦人と言う意味のイタリア語だそうで、素敵な名とは思うんだけど、なかなか、ちゃんと発音できない。)

そう思ってたら、岩田ジョッキーも、勝ち戻ってからインタビューで、一しゅん馬名をど忘れして、おちゃめに舌を出してたから、自分だけじゃないか、と思って、ほっとしたよん。

・一番覚えやすかった名:アラフネ。・・クラシックレースで、特にこういう名前を推奨するわけでは、ないけれど。

しかも、1番人気の馬が「ジョワドヴィーヴル」で、頭が「ジ」で似てるし。
2歳女王ジョワドが沈んで、日が暮れた。

レースのゴールの瞬間は、馬名で気に入ったアイムユアーズ、直線、早め先頭、”ダメそうかな~?”と思ったのに、3着に粘ってたんで、もっと優秀な1,2着馬そっちのけで、「よくやった!」な~んて思ってた。

もはや、競馬戦線から離れて久しく、データ収集もなく、その場の気分でミーハー予想。ひさびさ、のどかな日曜日。

冷静に見たら、2着のヴィルシーナが優れてるかな、と思うけど。こちらは黒くて、引きしまった馬体が、かっこいい系の馬。

ディープインパクト、種牡馬としても活躍か~。

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世界フィギュア女子フリー、マカロワのマリリン

2012-04-02 00:54:31 | Weblog
クセーニャ・マカロワちゃんのマリリン・モンロー、その創造性が、キュートで可愛かったです~。もう、デレデレ。もう一回見たいな~。転んでスカートのなかが見えたのまでが、モンローの映画「7年目の浮気」で、地下鉄の通風口の上に立ってスカートが捲れるのを、手で押さえて「イヤ~ン」みたいな顔してた、モンローの有名な映画シーンを思わせた。
(って、ねらって転んだわけじゃないだろけど。)

モンローよりマカロワちゃんの天然の方が、私的には可愛かった。

今回、男子シングルの第3滑走の選手たちが、それぞれ競技ながら、1つの「作品」になってて、その創造性、独創性に、1つ1つに引き込まれたのと対照的に、女子はBGMレベルの曲の扱いで、創造性は、なさげなのが多かった。そんな中で、唯一の独創性。マカロワちゃんは、技は不調で、こっちも楽しんで見るに徹した。女子上位選手は、技術的にも、男子に比べて、「おっ、」というのがなかった。私は元来、男子フィギュアより女子の方が好きだったんだけど。

浅田選手は、別格のスターと言う感じ。この人のだけは、観てて涙が出たから、見てて心が動いたのね。今日はSPより大人っぽい、しっとりした動きで、紫の衣装の「愛の夢」にあってたかと。

後は、ロシアの2位のレオノワ選手位かな、上位選手で、音楽・衣装・振付・ヘアメーク、トータルコーディネートで出てきたのは。・・・以下自粛。

【男子】羽生選手だけが素晴らしかったわけでもなく、レイノルズ選手を皮切りに、テン選手からずっと、どこでお休みしようかと思っても、どの選手でも休憩できなくなって、チャンネル切れなくなってしまった。心のこもった演技陣。女子シングルを見るより、男子をもう一度見たいと思った。一つの作品に込めてるものが、なんでこうも女子と違うのか。

あとで冷静に観たら、技術的には、チャン選手は抜けてたんですね。リアルタイムで見たら、転倒でひやっとしたけど。それと、”独創性への評価点”って項目は、ないけど、独創性では、チャン選手が一番低くて、オーソドックスで、苦笑するほど一人だけ「普通」。

羽生選手の「ロミオ」、改めてみて、芸術性に限っては、ほんとに2度みても、やはり素晴らしかったです。大人には無い、10代の感性を見せつけて、ロミオとは何か、改めて教えられたような「ロミオとジュリエット」だった。何度か見ても、都度インスパイアされるものがありそう。競技なんだけど、芸術としてみても、独立した感動がある位の珍しいものだった。普通、日本人男性には、ロミオは難役のはずなんだけど。この人は、むしろ似合ってましたね。

他の選手も、それぞれに素晴らしい自分の世界を、完成度様々で見せ、羽生選手は、テンションの上がり方が突出してたかと。選曲もエキサイティングな曲で、有利だったけど、独自の感性は、やっぱり3位になって良かったな、と。
男子シングル、各選手の演目に目移りしながら、思いました。芸術監督が居るのかと誤解したくなるほど、それぞれ異なる世界で、似たような作品は、少なかった。

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