「マラーホフの贈り物」、Bプロの方は、予定通り「ヴォヤージュ」踊ることになったと、NBSさんのHPに出ていたので、ほっとしました。
Aプロ見てきたけど、やっぱりマラーホフのファイナルに「瀕死の白鳥」だけで、「ヴォヤージュ」がないのは、寂しいと思っていたので。
でも、おみ足、どうやって治したのかな?
一方、11月の「シルヴィ・ギエム・オン・ステージ」が、
大変です!なんと日本未公開のエック版「カルメン」やるの。
この演目、随分前に、作品紹介記事や海外公演の舞台写真で見てて、えぐい、でも、見たい、でも、日本では上演しないかな~、と思って、見るのを諦めていた。
特に、ギエムの演目とも思ってなかったし。
「エックは、自分が直接会ったダンサーにしか、作品を踊ることを許してない」、と聞いたし、元々ギエムは日本で唯一、エック作品を踊ってくれるダンサーでもあったのだけれど。
この演目があるなら、私はこの公演、行く選択になる。
それと、バレエのガラ公演も、パドドゥだけでなく、こういう幕物が入った方が、自分的には好き。
今日は、TVでパリ・オペラ座「天井桟敷の人々」のCMをやってて、きれいで、行きたくなっちゃいそうだった。行けるものなら、行きたいけれど。
公演が次々あったりするから、”どの公演を削るか”、って課題です。
一方、モスクワ・ボリショイ劇場での5月公演、グリゴローヴィチ改訂版「ロミオとジュリエット」再演の、映像を見ることができ、やはり全幕物はいい!!、と思った。
アンナ・ニクーリナが、清新なジュリエットを好演。ロミオ役ボルチコフも、甘さは弱いけど、日本公演で「ライモンダ」で見た時より、容姿も踊りも若返って見えた分、良く見えた。ロブーヒンのティボルトも、頑張ってた。また、ロシア人ダンサーらしい、軽妙洒脱なマキューシオ役に溜飲。
指揮のアニハーノフ。過去のレニ国日本公演では、いい指揮で、支持者も多い。
ただ今回は、私的には、もう少しボリショイらしいテンポに変えて欲しかった。やはり、バレエ団が違うから、多少考え方を変えて欲しい。
コールドは、よく踊ってるけど、さらにもう少し頑張って欲しい感じ。先だってのNHK「バレエの饗宴」公演で、ベジャール「春の祭典」見た時も思ったけど、ベジャールとかグリゴローヴィチ振付って、振付は優れていても、踊り手、コールドの踊り方次第で、振付の良さを伝えきれずに終わる。きっちり、がっつり踊らないと、振付が生かせず、勿体無い。音のとり方のこともあるから、指揮の問題もあったかもしれないけど。
生の舞台は良いようでも、今回のマラホフ公演Aプロは(自分が遅刻したせいもあるけど)、ライトでカジュアルだったので、
今回は、生の舞台よりも、このグリゴローヴィチ版「ロミオ&ジュリエット」の映像の方が、脳裏にがっつり残った。
改訂で手を入れた分、過去の公演の方が、自分には、より感動的だったけれど。
(ボリショイが、金持ち向けの娯楽を提供する現代のバレエ団に生まれ変わった分、こういう改訂は、仕方ないのかもしれない。「眠り」と同じことを感じた。)
それで、長いこと見てなかった、手元の画像、'89年モスクワ公演の、ムハメードフ&ベスメルトノワの「ロミオとジュリエット」を見たら、悲しいことに、2013年の今回の公演より、さらに感動的だった。
今の舞台よりも、過去の舞台の方が良いのか??今昔、二つの画像を比べてみて・・。
今年の公演のボルチコフ、充分好演だったけど、やはり踊る俳優の一人・ムハメドフと比較するのは、酷、だとは思うけど。過去のスター、A.ヴェトロフのティボルト、シャルコフのマキューシオ、共に大変素晴らしい。そして、指揮ジュライティス、めちゃくちゃいい!これぞプロコフィエフのロミジュリ!、と思わせられた指揮。ボリショイのロミジュリは、昔は、わりと辛口の演奏だった。そこがボリショイらしくて良かった。
P.S. マラーホフAプロでの、スミルノワの黒鳥余談。
青いイヤリングつけてて、おしゃれで良いと思ったのだけど、途中から、片耳だけになってしまい、あれ?どこに落とした??と思って、思わず舞台床を見てしまいました。
やっぱり、あの踊りに大き目のイヤリングは難しいのかも。
マラーホフ公演の感想は、UPするなら、公演終了後にすることにした。
ダービー、キズナ1番人気。いいのか?
しかも2.9倍で不確定人気。このレースもオークス同様、分りにくい。荒れる?