懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

分りやすい提示

2015-07-31 14:48:08 | Weblog
日本史ものの「天上の虹」23巻とか、池田理代子の「栄光のナポレオン」とか、ストーリーテラーたちの史実に基づいたドラマの話を書こうと思ってたのだけど、

その前に、政治の話ですいません。

政治って言うか、ニュースのこと。

最近は、会社の人と話してると、やたらネットで見たニュースの話が出る。TVのニュースって一部の人しか見なくなってきてるのかも(?)って思う。

私は、日中、ネットでニュース見たりしないので、情報遅れ取る。

で、

今日、たまたまネットでニュース見たら、国会で山本太郎議員がなかなか興味深い質疑を展開して、その記事が出ていた。
以下その概略。

~山本太郎「原発がミサイル攻撃されたら?」 「国会質問」機にネットで大反響~

「生活の党と山本太郎となかまたち」代表として、山本氏はまず、明らかに憲法違反であり、「戦争参加法制だ」と批判して、法案に反対する立場を表明した。続いて、国際紛争については軍事力でなく外交力で対処すべきだなどと自党の対案を述べた後、政府が差し迫った脅威とする中国、北朝鮮、ロシアが弾道ミサイルなどで攻撃してきたケースについての質問を始めた。

 山本氏は、日本がミサイル攻撃を受けたときのシミュレーションや訓練を政府が行っていることを確認したうえで、鹿児島県の川内原発について、最大でどのぐらいの放射性物質放出を想定しているかをただした。

 これに対し、原子力規制委員会の田中俊一委員長が、原発へのミサイル攻撃の事態は想定しておらず、事故が起きたときに福島第一原発の事故の1000分の1以下の放射性セシウムが放出される想定だと答弁すると、山本氏は、怒りを露わにした。

  「要はシミュレーションしていないんだ」「あまりにも酷くないですか、これ」

 今度は、安倍晋三首相がその理由を述べ、攻撃の手段や規模、パターンが事態によって異なるとして、「実際に発生する被害も様々であり、一概にお答えすることは難しい」とした。

 すると、山本氏は、

  「でも、考えてみて下さい。今回の法案、中身、仮定や想定を元にされてないですか?」「都合のいいときだけ想定や仮定を連発しておいて、国防上ターゲットになりうる核施設に関しての想定、仮定できかねますって、これどんだけご都合主義ですか」

以下略~~

この後の質疑も、なかなか、わかりやすくて、1国民で国会になじみのない自分には、良かった。専門家には専門家の見方があると思うのね。素人にわかりやすい説明って言うのもなかなか、専門知識のある人には難しいかもしれないけど。異論もあると思うし、私は山本氏を好きでも嫌いでもないけど。

あ、生活の党はね、こないだの選挙で、投票しようか迷ったんよ。知り合いに電話したらやめとけや、って言われて、やっぱ当選しそうな候補に変えたけど。

ごめんよ、次は頑張って。(生活の党の、頑張ってる女の人たちがね、ちょっとその気にさせられた。勘違いかもしれないけど、スポットライトが当たる時だけでなく、苦労しながら、磨かれるものもあるかなと。)

シビアな判断で申し訳ないけど、主張が多少よくても、票数、数が取れないと、選挙は厳しいからね。

その時、結局、投票した候補や党も、すごく良いと思ってたわけじゃなく、いつもながらの消去法大作戦。
先の選挙のことはともかく。今回の質疑のニュース。


山本氏どうこうでなく、言ってたことは、国会質疑そのあり方としては、ヒットだったと思う。

でも、TVのニュースの方は、これを見なかったのが、たまたま私が見落としたのか?それとも、あんまり放送しなかったのか?

ネットでちらっと見ただけで、私がTVで、ニュース見てる時は、この安保についての、シュミレーション質疑の報道、全然TVで見なかった。TVのニュースはだめだね。(経済ニュースも足りない。3面記事みたいのばっかりじゃなく、もっとそういうのの前にやるべきニュースを報道してほしい。そうしないと、見る側は、ますますネットのニュースに流れるんじゃないかしら? ついでにTBSの膳場貴子が嫌いです。男への媚び目線と知性のなさ。)

TVのニュース系番組って、やたら個人的な殺人事件とかの報道が凄く多い。なんで?

国民の目を大事なことからそらしたいのかとは思うけど、最近多すぎて。

自分は地デジで買ってしまったTVを、使わないのもなんだから、TVつけるんだけど、
この頃のTV番組の内容は、報道は殺人とかが多いし、一方、TVドラマは、くだらなさに耐えながら見るようなのが多い。

脱線したけど。
会社で、20代の青年が、安倍自民の悪口を言ってて、「あれってみえすいてるよね~、」とか言ってて。
特別政治意識が高いとかじゃない、身近な人が、ここまでいう所まで来たか、と思った。

政府が安保法案通そうとして、で、国民の目をそらしたくて、「新国立競技場の白紙」とか、発表して、TVの報道側も、そればっかりやってた時。
だから、その青年の考えは、安倍もずるいけど、それにヘイコラしてる報道も、「みえすいてるよね」ってことらしい。

私らと違って、彼ら20代は、凄く深刻に、先も長くて、自分の将来に、ばりばりにかかわってくることだろうから、実感はよりハードなんでしょうね。
私も彼も、国民のバカさ加減に呆れてる、って言うのは、変わらないけど。

つまり、このままダマされて、国の悲劇に直滑降だろうなとは、思ってる。

こういう状況下で、一石を投じる、国会パフォーマンスでした。

バレエの友人が、バレエについて言った言葉だけど、

「わかりやすさも大事」。

こないだ亡くなった知識人、鶴見俊介氏の関わった、「憲法9条の会」とかは、私もだいぶ前にちょっと見てみたんだけど、アプローチが、もっと一般の幅広い年代層に届きやすい質が加わったら、もっといいかな、と思った時がある。若い人でも、お勉強してる人は、私とは違う意見かもしれないけど。

政治以外の話は、そのうち書けるかな~?

(分りやすいのは良い、と書いておいて、私の文章は分りにくい、と、反省・・まあ、素人なので、推敲するひまもない。)今あることが、明日はなくなるかもしれない。貴重な「今」の夏を、せいぜいいくばくか味わって秋を迎えたい。

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