世界バレエフェスティバル、初日となる「全幕特別プログラム」の
ドン・キホーテ公演。29日東京文化会館。
※ プリマのキトリ役:マリア・コチェトコワ。
技術と舞台づくり&パートナーリング手堅く、まあまあかわいい感じ。踊りは、観客が見てないような細かい所がわりあいきちんとしていて、いい先生が付いているのかなと思いました。
※ 恋人の青年・バジル役:ダニール・シムキン
踊りや演技の所所で、跳んでくるくるんと廻ったりして、拍手浴びてる感じ。
背は高くなく、腰高足長体型で細い。しなやかな踊り。
とっても若い感じ。男の魅力より、ダンサーの踊りの余力あるしなやかさで客席の支持を得ていた模様。お顔は、ややキューピー系?。
I.ワシリエフよりは全然上手い、ワシよりは遥かに踊りが洗練されてる。
客席は、このバジルが余計に廻るたび、拍手~の乗り。
※ エスパーダ役:後藤さん
バレエ団の主役ダンサーとして、ここはシムキン・オン・ステージにしてなるものか、と思ったのか(?)なんか、とっても頑張って気合で踊ってました。去年同じ役で見たときの、「ぽわわ~~~ん」とした「あるまじき闘牛士」「ラテンを期待してはいけない闘牛士」はどこへいったのか。
それでもシムキンが受けたせいか、フィナーレ、カーテンコールでは、いまいち、笑顔じゃなかった。でも、よく頑張ってたよ、後藤さん。
2組の恋人同士は、それぞれ役どおりカップルに見えて、微笑ましくかわいかったです。
キトリ&バジルと、エスパーダ&その恋人:奈良さん扮するメルセデス。
実は私は遅刻して、吉岡さんの「ジプシーの踊り」を見損ねました。
この版は、第二幕、最初が酒場のシーン。
キトリのパパに結婚を反対されてる恋人たち。バジルが、結婚を認めさせるために、わざと狂言自殺をするシーン。
そこまで順調だったシムキン。シャツの胸元に入れたはずの、小道具のナイフが出てこない!(最初、わざと芝居でやってるのかしら?と思ってあげたけど、それでもナイフをうまく取り出せないシムキン。)
やっと小道具を取り出せて、観客がほっとした一幕がご愛嬌。
その後の、バジル、キトリと脇役二人の4人で同じ振りで踊るシーンは、シムキンの踊りが一番はじけてました。
プリマがジャンプして、バジルの腕の中に飛び込むシーンは、普通はそこが見せ場だけど、そこより前の、バジルが一人でくるくる回転技してるシーンの方で、拍手があるという、イレギュラーな反応。
そして2幕後半の場。結婚式の場面。
キューピット役は容姿も適役。
最後の幕のグランパ・ド・ドゥの、第一ヴァリエーションの青いチュチュの女性が、端正さが心地良い踊りを見せてくれました。コチェトコワと比較して、ややきびきびした系統の踊り。コチェトコワはしっかりした踊りでも、しなやかさもあって、きびきびとまでは感じなかった。こういうのが、日本人とロシア人の踊りの違いになりやすい傾向があるのか(?)
今日も、愉快なお芝居担当の人々、狂言回しのサンチョ・パンサ、振られる金持ち男のガマーシュ、ドン・キホーテ、キトリのパパは、芝居で色々笑わせてくれました。
ここの版は、最後の大団円で、皆が踊りで締めるのが特徴。
スターダンサーだった人が振りつけた作品らしい、踊りまくりの終わり方でした。
シムキンが日本でニュースターになった日、になるのか?
散漫な感想ですが。
水曜夜公演で、仕事・体力的に厳しい自分的には、行っても行かなくてもいい内容でした。
どうしても絶対見たい舞台ではなかったけど、余裕がある人には好舞台、そんな所でしょうか。
会場の東京文化会館大ホールは、ここだけは、不況どこふく風の風情。
時代錯誤的バブリーな幸せムードで、盛り上がってました。
指揮:ガーフォース。
NBSは、音楽の演奏レベルは、日本のバレエ公演の中で、相対的に高いと思ってます。安心して楽しめました。
東京バレエ団脇役、コールドは、なかなかよく統一感を出せていて、音に乗った全体の動きが、見ていても心地良かったです。
ファンタンゴの男性の衣装の青が、蛍光カラーがかってるのは、ここのバレエ団の特徴かな~。
ドン・キホーテ公演。29日東京文化会館。
※ プリマのキトリ役:マリア・コチェトコワ。
技術と舞台づくり&パートナーリング手堅く、まあまあかわいい感じ。踊りは、観客が見てないような細かい所がわりあいきちんとしていて、いい先生が付いているのかなと思いました。
※ 恋人の青年・バジル役:ダニール・シムキン
踊りや演技の所所で、跳んでくるくるんと廻ったりして、拍手浴びてる感じ。
背は高くなく、腰高足長体型で細い。しなやかな踊り。
とっても若い感じ。男の魅力より、ダンサーの踊りの余力あるしなやかさで客席の支持を得ていた模様。お顔は、ややキューピー系?。
I.ワシリエフよりは全然上手い、ワシよりは遥かに踊りが洗練されてる。
客席は、このバジルが余計に廻るたび、拍手~の乗り。
※ エスパーダ役:後藤さん
バレエ団の主役ダンサーとして、ここはシムキン・オン・ステージにしてなるものか、と思ったのか(?)なんか、とっても頑張って気合で踊ってました。去年同じ役で見たときの、「ぽわわ~~~ん」とした「あるまじき闘牛士」「ラテンを期待してはいけない闘牛士」はどこへいったのか。
それでもシムキンが受けたせいか、フィナーレ、カーテンコールでは、いまいち、笑顔じゃなかった。でも、よく頑張ってたよ、後藤さん。
2組の恋人同士は、それぞれ役どおりカップルに見えて、微笑ましくかわいかったです。
キトリ&バジルと、エスパーダ&その恋人:奈良さん扮するメルセデス。
実は私は遅刻して、吉岡さんの「ジプシーの踊り」を見損ねました。
この版は、第二幕、最初が酒場のシーン。
キトリのパパに結婚を反対されてる恋人たち。バジルが、結婚を認めさせるために、わざと狂言自殺をするシーン。
そこまで順調だったシムキン。シャツの胸元に入れたはずの、小道具のナイフが出てこない!(最初、わざと芝居でやってるのかしら?と思ってあげたけど、それでもナイフをうまく取り出せないシムキン。)
やっと小道具を取り出せて、観客がほっとした一幕がご愛嬌。
その後の、バジル、キトリと脇役二人の4人で同じ振りで踊るシーンは、シムキンの踊りが一番はじけてました。
プリマがジャンプして、バジルの腕の中に飛び込むシーンは、普通はそこが見せ場だけど、そこより前の、バジルが一人でくるくる回転技してるシーンの方で、拍手があるという、イレギュラーな反応。
そして2幕後半の場。結婚式の場面。
キューピット役は容姿も適役。
最後の幕のグランパ・ド・ドゥの、第一ヴァリエーションの青いチュチュの女性が、端正さが心地良い踊りを見せてくれました。コチェトコワと比較して、ややきびきびした系統の踊り。コチェトコワはしっかりした踊りでも、しなやかさもあって、きびきびとまでは感じなかった。こういうのが、日本人とロシア人の踊りの違いになりやすい傾向があるのか(?)
今日も、愉快なお芝居担当の人々、狂言回しのサンチョ・パンサ、振られる金持ち男のガマーシュ、ドン・キホーテ、キトリのパパは、芝居で色々笑わせてくれました。
ここの版は、最後の大団円で、皆が踊りで締めるのが特徴。
スターダンサーだった人が振りつけた作品らしい、踊りまくりの終わり方でした。
シムキンが日本でニュースターになった日、になるのか?
散漫な感想ですが。
水曜夜公演で、仕事・体力的に厳しい自分的には、行っても行かなくてもいい内容でした。
どうしても絶対見たい舞台ではなかったけど、余裕がある人には好舞台、そんな所でしょうか。
会場の東京文化会館大ホールは、ここだけは、不況どこふく風の風情。
時代錯誤的バブリーな幸せムードで、盛り上がってました。
指揮:ガーフォース。
NBSは、音楽の演奏レベルは、日本のバレエ公演の中で、相対的に高いと思ってます。安心して楽しめました。
東京バレエ団脇役、コールドは、なかなかよく統一感を出せていて、音に乗った全体の動きが、見ていても心地良かったです。
ファンタンゴの男性の衣装の青が、蛍光カラーがかってるのは、ここのバレエ団の特徴かな~。