住職の独り言

~ご縁に触れて~

こうしたら幸せになれる

2008年03月10日 | Weblog
ハワイに開教師として赴任しておられた稲田静真師(大分県)が
大乗(平成20年1月号「みほとけとともに」)に掲載されていた話です。

「一日幸せになりたかったら 理髪店に行きなさい!」
  髪をカットして、髭を剃って、
  マッサージしてもらってすっきりした気分で
  一日過ごせる。でも、その爽やかさも一日だけ…

「一週間幸せになりたかったら、結婚しなさい!」
  幸せの頂点と思って結婚しても、
  一週間たてば相手のアラが見えてきて、後は忍耐!

「一ヶ月幸せになりたかったら、馬を飼いなさい!」
  馬に乗れば、殿様みたいに良い気分になり、
  人間みたいに文句も言わない。
  しかし、 餌やりや、馬小屋の掃除で大変なので、
  一ヶ月たてばお手上げ!

「一年間幸せになりたかったら、新しい家を建てなさい!」
  新しい家は気持ちいいが、
  一年もたてば慣れてきてしまって、
  その喜びも薄れてくる

「一生幸せになりたければ、合掌の心を持った人になりなさい!」
  合掌の心とは、全ての縁に手を合わせ、慎み敬っていく心です。

…すべての縁を「有り難く思う」たしかに仰るとおりです。

順境の時も、逆境の時も、
合掌の心で生き抜く智慧を与えて下さるのが
浄土真宗の信心でありましょう。

でも、でも…
『わかっちゃいるけど…』
愚痴の出るお恥ずかしい私であります。

「五濁悪時悪世界 濁悪邪見の衆生には
弥陀の名号あたへてぞ 恒沙の諸仏すすめたる」
              (浄土和讃)
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