住職の独り言

~ご縁に触れて~

刑務所が老人ホーム?

2008年07月23日 | Weblog
生活苦から、三食きちんと食べられ、着るものにも、住居も困らず、病気になれば面倒見てもらえる。
厳格な老人ホーム受刑者が増えているという。

40年間、毎月保険料を納めても、月にわずか6万円余りの国民年金。
受給資格を得るのに最低でも25年間保険料を納め続けなければならず、それに一カ月でも足りなければ24年11カ月分の保険料は払い損になってしまう。

83歳の受刑者が仮釈放で出所する時、刑務官は「生きていくのは大変だとは思うけど、一日も早く職に就いて自立できるように努力して下さい」と言う。

身寄りもない、83歳の元受刑者を雇う会社どこにあるのよ!
生活保護を受けるには住所が必要。
アパートを借りるには敷金、礼金、保証人…どうやって生きていけばいいのよ!

結局、ホームレスになるか再び小さな犯罪で刑務所に入るしかない。

憲法では「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」とあるけど…
寂しいね…
コメント
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