心の算数は不思議であります。
10の重荷を支えるには
10の助けが必要かというと
そうでもないようであります。
一つの支えで10の重荷を背負う
子供の寝顔だったり
家族の優しい思いやりや
笑顔だったり
心癒やされ、
重荷でなくなる世界があります。
一つの支えで10を背負う訳であります。
阿弥陀さまのお救いもしかりであります。
10の修行を必要とする所が
一つのお念仏で救われて往く世界があります。
【歎異抄】
弥陀の誓願不思議にたすけられまいらせて、
往生をばとぐるなりと信じて
念仏申さんとおもいたつこころのおこるとき、
すなわち摂取不捨の利益にあずけしめたまうなり。