住職の独り言

~ご縁に触れて~

微妙

2012年09月24日 | Weblog

「今度一杯やりましょう」

「そうですね、そのうち…」

ハッキリ断られるより「そのつちに…」と、

言われた方が良いかな…

しかし、

今の若者は「微妙」(びみょ~)という言葉を使うという。

「びみょ~」と言われると、

ハッキリした否定ではないにせよ

ほぼ否定の意味なのかなァ…

広辞苑で調べると、

「微妙」(びみょう)

1,美しいさまや味わいが何ともいえずすぐれているさま。

2,細かい所に複雑な意味や味が含まれていて、何とも言い表しようのないさま。

若者は2の意味で「びみょう~}と使うようだ。

 

仏教用語では

「微妙の法」(みみょうのほう)

「微妙快楽」(みみょうけらく)

「微妙香潔」(みみょうこうけつ)

等々用いられ、「微妙」を「みみょう」と読む。

広辞苑で微妙(みみょう)を調べると

1,何ともいえないほどすぐれていること。

2,仏法とそれを悟る智慧の深遠ですぐれているさま。

と書かれていた。

 

同じ漢字なのに読みによって意味が違ってくるんですね。

何とも微妙な話ですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする