住職の独り言

~ご縁に触れて~

時間と空間

2012年09月12日 | Weblog

 ニュースで地球からはるか120億光年離れた天体に、

地球上の海水の100兆倍の水が存在することが、

科学者らの研究で明らかになった。

と、報じられていた。

120億光年離れた天体を観測すると、見えるのは120億年前の姿だ。

宇宙は136億年前のビッグバンで誕生したと考えられているが、

その16億年後にはすでに水が存在していたことになる。

でも…光の速さで120億年も離れているんだから

今、現在は水が存在しているのかどうかは不明ですね。

そんな話題を聞くにつけ、阿弥陀の存在を実感する。

阿弥陀は無量壽・無量光と言われる。

無量壽とは、仏のはたらきの時間的無限性をあらわす。

無量光とは、空間的な無辺性をあらわす。

まさに時間的空間的な限定を超えたおさとりの世界。 

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