二人の詩は対象的ですね…
【柴田トヨ】
「くじけないで」
ねえ 不幸だなんて
溜息をつかないで
陽射しやそよ風は
えこひいきしない
夢は
平等に見られるのよ
私 辛いことが
あったけれど
生きていてよかった
あなたもくじけずに
【相田みつお】
七転八倒
つまづいたり
ころんだり
するほうが
自然なんだな
にんげんだもの
〈私心〉
どちらの作者も好感を持たれている
でも、私はどちらかというと
相田みつおさんの方がいいかな…
「頑張って…」と言われるより
「そのままでいいんだよ」
と言われた方が心が安まる。