2015年のブログです
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谷川さんと徳永さんの『詩と死をむすぶもの-詩人と医師の往復書簡』(2015・朝日新聞文庫)を読みました。
お二人の往復書簡と対談の本です。
感動しました。
徳永さんはホスピスのお医者さんで,お二人のテーマは,死と詩。
ただでさえ重いテーマですが,お二人の深い哀しみをふまえた真摯さと少しのユーモアで,生きているのもいいな,と思える本です。
この時期,谷川さんの大親友である河合隼雄さんが脳梗塞で意識不明の時であり,大親友の容態を心配している谷川さんの発言は,読んでいても辛いものがありますが,しかし,大詩人の谷川さん,ある時には子どものように,ある時には老賢者のように,鋭い発言をされています。
谷川さん自薦の詩もすてきなものばかり,久しぶりに谷川ワールドを堪能しました。 (2015.6 記)
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2022年9月の追記です
死というのは,、とても大きな、そして、難しい事実ですね。
じーじも年をとって、周りには亡くなった人も多くなってきましたが、死を考えることはなかなか難しいです。
しかし、死を恐れても仕方ないですし、まずは目の前の人生を精一杯、時には怠けながら、時には遊びながらも、生きていくことが大切なのかな、と思ったりしています。 (2022.9 記)
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2024年1月の追記です
河合隼雄さんと谷川俊太郎さんの対談『魂にメスはいらない-ユング心理学講義』(1993・講談社α文庫)を読むと、お二人の予断のない、真摯な対話の様子に感激します。
すごい人たちは、分野を超えても、本当にすごいんだな、と感動します。 (2024.1 記)
じーじもこれを機に再読をしてみようと思います。