ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

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内田樹『もういちど村上春樹にご用心』2014・文春文庫-村上春樹を読む

2024年02月11日 | 随筆を読む

 2015年のブログです

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 内田樹さんの本を初めて読みました。 

 村上春樹論,なかなか深い内容でした。

 村上さんにもぜひ読んでもらたいくらいでした(ちなみに村上さんは読まないらしいですが…)。

 村上文学の理解度が確実に深まると思います。おすすめです。

 なお,内田さんは哲学者レヴィナスさんのお弟子さんとか…。

 実はじーじもレヴィナスさんのファンで,レヴィナスさんは難しくてあまり理解できていませんが,面白いつながりでびっくりしています。

 これからは村上春樹さんとレヴィナスさんの時代です!     (2015.2 記)

     *

 2024年2月の追記です

 9年ぶりに再読をしました。

 こんないい本を9年も放っておくなんてもったいないことなのですが、村上さんの本は変に解釈をするより、小説そのものを味わったほうがいいとじーじは強く思っているので、こういうことになりました。

 しかし、内田さんはすごいです。

 こんなに的確な村上春樹論はそうありません。

 じーじがもやもやと感じていることをかなり明確に言葉にしていただいて、すごくうれしいです(2回目なのに、今ごろわかるなんて、かなりどんくさいですが…)。

 じーじが一番おもしろく読んだのが、村上さんの翻訳仲間である柴田元幸さんと内田さんの対談。

 お二人の村上さんへの尊敬や信頼が表れていて、すごくよかったです。

 次は、9年といわずに、数年うちにまた再読しようと思います。      (2024.2 記)

 


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