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村上春樹『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』1999・平凡社-村上夫妻のアイラ島・アイルランドのウィスキー紀行です

2024年11月25日 | 村上春樹さんを読む

 2024年11月のブログです

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 村上春樹さんの『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』(1999・平凡社)を再読する。

 1999年の本なので、25年ぶり。

 この本は、じーじの部屋の本の山の一番下にあって、背表紙が見えてはいたが、なかなか読めずにいた本。

 読むとなると、本の山を崩さなければならず、躊躇して、日が過ぎていた。

 ところが、今年の能登半島地震で本の山が崩れ、なんとか救出できそうな状況が見えてきたので、このたび勇気をふるって(?)、救出作戦を敢行、ようやく読むことができた。

 これが期待どおりにとてもいい本。

 写真担当が村上陽子さん。そう、村上さんの奥さん!

 村上さんが奥さんと一緒に、ウィスキーの本場であるスコットランドのアイラ島とアイルランドを旅した紀行文だ。

 夫婦で本を作るなんて、すごい。

 二人で印税を稼ぐなんて、うらやましい(?)。

 冗談はともかく、村上さんが各地でウィスキーを楽しむ様子がとてもいい。

 アイラ島で牡蛎にウィスキーを垂らして食する場面などは、贅沢の極みだ。

 奥さんの写真も温かで、素敵。

 特に、羊さんへの愛情(?)がすごくうかがえて、楽しい。

 ということで、とても楽しくて、優しくて、いい本だ。

 本の山から苦労をして救出をした甲斐があった。

 明日からは、また本を積み直す作業が待っているじーじである。        (2024.11 記)

 


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