2014年のブログです
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河合隼雄さんの最新刊『私が語り伝えたかったこと』(2014・河出書房新社)を読みました。
河合さんの晩年のインタビューや講演,論文などを集めた一冊です。
一言で感想を述べると,「熱い」です。
静かに,穏やかに,また,いつものようにユーモラスに語っていらっしゃいますが,中身はとても「熱い」です。
その「熱さ」は熱いことで有名な山中康裕さんよりも「熱い」かもしれません(山中さん,すみません)。
もっとも,河合さんは若い時から熱かったと思います。
それでないとあんなに臨床心理学に命を懸けられないと思います。
河合さんはそれで命を縮められたような気もしています。
しかし,男の生き方としては最高なのかもかもしれないとも思います(勝手なことを言って,河合さん,すみません)。
河合さんの渾身の語りを受けて,じーじも力不足な一年寄りながら,心して生きていきたいなと改めて思いました。 (2014.4 記)