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村上春樹『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』2012・文春文庫-その2・インタビューの楽しみ

2024年12月19日 | 村上春樹さんを読む

 2019年のブログです

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 久しぶりに村上さんの『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです-村上春樹インタビュー集1997-2011』(2012・文春文庫)を再読しました。

 村上さんが夏目漱石さんの『坑夫』が好きだ、というお話をどこかで読んだ気がしていて、それでじーじも60を過ぎてから『坑夫』を読んだくらいなのですが、どこで読んだのかはっきりしなかったのですが、やはり本書だったようです(先日、ご紹介をしたジェイ・ルービンさんの本でもそのようなお話が出てきます)。

 本書はインタビュー集ですが(副題が『村上春樹インタビュー集1997-2011』)、じーじは島森路子さんと古川日出男さんのインタビューが個人的には好きです。

 お二人とも、村上さんのことや村上さんの作品をよく理解されたうえで、お話をお聞きしている様子が見えて、読んでいてとても心地いいです。

 村上さんも比較的リラックスをされてお話をしている感じがします。

 いいインタビューだと思います(じーじもこういうインタビュー、面接が目標なのですが…)。

 前回も書いたように、いろいろと大切なことが述べられていますが、あまり堅苦しく考えずに、楽しみながら読むことが一番良さそうに思いました。

 大切なことは自然にこころに入ってくる感じがします。

 いつかまた読みたいと思いました。        (2019.3 記)

     *

 2024年12月の追記です

 その後、漱石さんの『坑夫』を読みました。

 たしかに不思議な小説です。

 情けない男子の情けないお話なのですが、周りの登場人物がうまく書けているせいか、不思議と読ませます。

 意外といい小説なのかもしれません。        (2024.12 記)

 


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