2019年の日記です
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成田善弘さんの『精神療法面接の多面性-学ぶこと、伝えること』(2010・金剛出版)を再読した。
ここのところ、成田さんの本を続けて読んでいて、境界例や強迫症、解離などを中心としたクライエントさんの面接について復習をする。
さらに、ケースカンファレンスのあり方も学び直し、実践と理論の磨き方についても勉強させられる。
成田さんが下坂幸三さんの『フロイト再読』(2007・金剛出版)について書いているところがあり、何日か前に偶然、本棚でこの本を見かけて、さろそろ再読をしようと思ったことを思い出す。
こういう偶然はやはりユングさんの世界なのかな、と思ったりする。
こうやって、どんどん本の世界が広がっていくのは楽しい。
そういえば、ビオンさんやメルツアーさんからキーツさんに、キーツさんからシェイクスピアさんへという広がりも体験中で、現在、この年になって初めて『ハムレット』(福田恆存訳・1967・新潮文庫)を読んでいる。
なかなか緊張感のある物語で、もう少し若い時に読んでいたらな、と反省をする。
しかし、今からでも十分、面白そうでもある。
楽しみ、楽しみ。
そして、読書のあとのビールも楽しみ、楽しみ。 (2019.2 記)