人と、オペラと、芸術と ~ ホセ・クーラ情報を中心に by Ree2014

テノール・指揮者・作曲家・演出家として活動を広げるホセ・クーラの情報を収集中

(初日編) ホセ・クーラ、モナコでピーター・グライムズを再演 / Jose Cura , PETER GRIMES in Monte-Carlo

2018-02-24 | ピーター・グライムズ




モナコのモンテカルロ歌劇場でのホセ・クーラのピーター・グライムズ、2月20日に無事初日を迎えました。
レビューも出始めています。カーテンコールの映像などをみても、大きな喝さいを受けており、成功したようです。

繰り返しの説明で恐縮ですが、このプロダクションは、クーラが長年つよく願ってきたピーター・グライムズへの初挑戦が実ったもので、しかも舞台デザイン、演出、照明などの多くを自ら手掛け、主演も担って、昨年2017年ドイツのボンで初演されました。観客からもレビューからも高く評価され、今回は、共同制作のモナコで再演されているのです。

ボンの客席は約1000、モンテカルロは500余と、両方とも非常にコンパクトな劇場で、そこでクーラ渾身のグライムズが聞けるとは本当に贅沢な体験です。モナコで鑑賞された方の情報によれば、演出家としてのクーラも舞台も非常に良かったとのことでした。

ぜひ映像化、ネット中継をお願いしたいのですが、残念ながら今のところ、放映の情報はありません。最終日の28日までに放送予定が発表されることを願っています。

いずれレビューも紹介したいと思っていますが、今回は、初日を前後して掲載された劇場サイトの告知動画や舞台写真、SNSにアップされたカーテンコールの様子などをまとめてみました。

→ リハーサル編はこちら





Peter Grimes by Benjamin Britten
First at the Monte Carlo Opera
New production,in co-production with the Bonn Opera

Opera in three acts and a prologue
Benjamin Britten Music (1913-1976)

February 20,23,25,28, 2018

Musical direction= Jan Latham-Koenig
Staging= José Cura
Sets & costumes= José Cura
Lights= José Cura and Benoit Vigan
Choirmaster= Stefano Visconti

Peters Grimes, a fisherman= José Cura
Ellen Orford, a widow= Ann Petersen
Captain Balstrode= Peter Sidhom
auntie= Carole Wilson
First niece= Micaela Oeste , Second niece =Tineke van Ingelgem
Bob Boles, fisherman and Methodist =Michael Colvin

Swallow, a lawyer= Brian Bannatyne-Scott, Mrs Sedley= Christine Solhosse, Rev. Horace Adams, the rector= Phillip Sheffield
Ned Keene, pharmacist and healer= Trevor Scheunemann , Carter Hobson, valet= Michael Druiett






つぎの動画は、モナコの情報サイトがアップしたもので、舞台の様子とクーラのインタビューを収録しています。
たぶんドレスリハーサルの時だと思われますが、クーラの歌も含め、舞台の映像がたくさんあって、とてもうれしい動画です。
クーラのグライムズの痛切な声、叫びが響きます。

Opéra : Première de « Peter Grimes » de Britten à la Salle Garnier



こちらはモンテカルロ歌劇場がアップした動画。リハーサルの様子とクーラのインタビューで、クーラが演出家として演技をつけている様子もあります。

Séance de travail pour Peter Grimes de Benjamin Britten - Reportage Monaco Info



初日の後に、共演者がアップした画像。舞台上からとったもののようで臨場感たっぷりです。




初演の場を提供した共同制作のボン劇場も駆けつけて、フェイスブックにもその様子を投稿して応援していました。




初日のカーテンコールの様子。インスタにアップされたものです。

Five years after seeing him on the same stage for Verdi’s STIFFELIO (he also sang TANNHAUSER here last year), Jose Cura came back to the Salle Garnier of the Monte Carlo Opera tonight for the première of Benjamin Britten’s operatic masterpiece PETER GRIMES. This haunting production owes much to the great Jose Cura who not only sings the part of Peter Grimes, but also signs the mise en scène, set design, light design and costumes of this Monte Carlo production. Ann Petersen sings the part of the schoolteacher, Peter Sidhom is Balstrode. Jan Latham-Koenig conducts the Philharmonic Orchestra and the Chorus is directed by Stefano Visconti. This strong, haunting production can be seen until the 28th of February. #PeterGrimes #JoseCura #Britten #BenjaminBritten #operademontecarlo #OPMC #sallegarniermontecarlo #AnnPetersen #PeterSidhom #JanLathamKoenig #StefanoVisconti #nofilter #opera #instaopera #music #instamusic #videooftheday #videodujour #videoofthenight #tenor #vocals #operagram #classicalmusic #musiqueclassique #monaco #montecarlo #instamonaco

Arkun Demirogluさん(@arkundemiroglu)がシェアした投稿 - <time style=" font-size:14px; line-height:17px;" datetime="2018-02-20T23:47:49+00:00"> 2月 20, 2018 at 3:47午後 PST</time>




同じくインスタにアップされたカーテンコールの画像。




クーラのインタビュー。30分たっぷりですが、残念ながらすべてフランス語。
何を言っているかわからない・・でもクーラの穏かでささやくようなフランス語が、なかなか魅力的に響きます。

Jose Cura ITW



初日を終えて、数日のオフの間に、モナコの海でとった写真をクーラがアップしたもの。
モンテカルロの美しい海と空を背景に、もともとギリシャ・ローマの彫刻のような整った顔立ちが、風雪を経て、成熟し、まるで哲学者のような風貌です。




モンテカルロ歌劇場の共演者のSNSから







以下、いくつか劇場サイトからお借りした舞台写真を。








グライムズの粗暴な外見の内側にある、愛への渇望、切なさが滲み出るような写真がたくさん。




事故死した少年の幻影に苦しみ、罪の意識に苛まれているのか。クーラ演出独自のシーンと思われます。









クーラがデザインした舞台の全景写真。映画のような、絵画のような、美しい舞台です。海の香りが漂ってくるようです。
モンテカルロ歌劇場のサイトには、まだまだたくさんの素晴らしい写真が掲載されていますので、ぜひ直接ごらんください。






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