長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

わたくし的信仰について考える  ~亀井絵里さんの近影を遥拝して~

2012年02月22日 13時54分12秒 | すきなひとたち
 どんもどんも~。こんにちは、そうだいでございます~。
 いや~、にんともかんとも。なんとかかんとかカゼから全快することができました。ヒドい時期は最初の1~2日くらいだけだったのでそんなにキツいものではなかったんですけど、そのあとダラダラ続いた鼻水がイヤでね~。ティッシュでガリガリ削ってしまった鼻の下の一刻も早い回復に努めたいです。あと、今の時期はそれこそ、体力の低くなった病み上がりにさらに強烈な病気にかかる可能性も怖いんでねぇ! 滋養のつくものを食べて元気にならなければ、レバニラ定食とか....私のカゼ回復法はもっぱら食餌療法しかありません。薬っていうものはもう、かれこれ10年くらい飲んでねぇなぁ~。


 昨日、私が常日ごろ懇意にさせていただいているさるお方から、メールで重大なニュースをいただきました。


「亀井絵里さんが亀井理那ちゃんの最新ブログの写真画像にうつってるよ!」


 ななな、なんとォオ!? こりゃあもう、仕事おわりで自分ごほうびに買ったモッツァレラチーズとゴーダチーズをがつがつ食べくらべて多幸感にひたっている場合じゃねぇ!!

 さっそく亀井理那さんの今月2月18日の記事を読んで、まったくお変わりになられていない絵里さんのご尊顔を確認して、思わず手を合わせてしまいました。お元気そうで、まことになにより....


 ご存知の通り、亀井絵里さんと理那さんは4歳ちがいの姉妹で、絵里さんは2010年いっぱいをもって約7年所属していた天下天下天下のアイドルグループ・モーニング娘。メンバーを卒業し、同時に芸能活動も2012年2月現在にいたるまで休止されています。まだまだ20代前半であらせられる!!
 いっぽう、妹御の理那さんは2008年から、アイドルやハロー!プロジェクトといった方面とは距離を置いた女優としての活動をおこなっており、最近は舞台に立たれることも多いようです。

 理那さんのブログの内容は、彼女が親友の結婚式に出席して中座の出し物の大役をつとめ、ついでに式の受付も姉といっしょにやった、というもの。か、か、亀井姉妹が受付をやっている結婚式ィ!? 私がもしそこに行ってたら、その場で卒倒して会場にはたどり着けないよ!!

 ていうか、実は不肖私も、ちかぢかあるお方の結婚式の受付を手伝わせていただくことになってるんですよ。
 そんな、亀井姉妹がやったあとに同じ役をおおせつかるなんて、おそれおおくてしょうがねぇ!! いや、がんばりますけど。

 こういった経緯の中での姉妹ショットの掲載なので、当然ながら理那さんの記事の内容は絵里さんの近況に主眼を置いたものではなかったし、ましてや絵里さんが芸能界にうんぬんといった話題でもまったくありませんでした。


 いや、それでいいんですよ....「死亡」という意味でなく、えりりんには「おかくれになられる」という日本語がよく似合う。活動中がはなやかだっただけに、今の彼女の沈黙と「元気でいる。」という事実から、亀井絵里という人物がこの世にいることの尊さを強く思い知ることができるのです。

 思えば、私が亀井絵里さんの存在を知ったのは、なんと彼女がとっくに芸能活動を休止してしまったのちの2011年春ごろでした。
 言うまでもなく、我が『長岡京エイリアン』狂気の長期企画「ざっくりすぎるアイドルグループ史」の一環として2000年代のモーニング娘。を調べてみた時に、それまではまったく知らなかった第6期メンバーの1人として遅ればせながら認識することとなったのです。
 高橋愛さんや現在の新垣里沙リーダーたちがいた第5期メンバーまではボンヤリと知っていたのですが....第6期以降の各メンバーをあらためて確認したのは、恥ずかしながらこんな遅さだったのです。浅いね~。

 そして、その一環でなにげなく見た you tube の「亀井絵里さんがアメをなめながらぶつぶつつぶやく映像」を見て、一瞬で彼女にゾッコンになってしまったのです。
 要するにですね、「かわいい」という感情を引き起こす武器は、「とびっきりの笑顔」とか「わかりやすいキャラクター」とか「明るい発言」といった、アイドルといえばこれ!といったものだけではないのです。

 その映像、ハンディカメラでの撮影だったためか照明がとりづらい楽屋口の前で、口の中でなにかをキョロッキョロ動かしながらさほどオチのない話を20秒ほど楽しそうに話している彼女の姿は、おそらくは「時間をつなげよう」と「おもしろく話そう」という2大テーマに直面してしまっているためか、視線も身体もゆらゆら揺れており、ついでに変なタイミングでアメのせいで言葉が止まってしまうため、ハンディカメラによる画面の暗さという要素もあいまって、あの強烈映画『ダークナイト』でヒース=レジャーが演じた一世一代の名悪役「ジョーカー」の、観る者をすべからく不安の感情におとしいれるフラフラ演技に通じるものがあった....と、私は勝手に感じちゃったわけなんですね。


 こ、この娘、アイドルでありながら、あのハリウッドスターが一命を賭さなければ到達し得なかった境地になんなく達してしまっておる!!


 私はこの映像でイチコロになってしまいました。「かわいい」というのは、具体的にやっている行為がどんなのかという問題なのではなくて、なにかの目的のために夢中になるあまりに他の何かが無防備になっているさまを見たときに巻き起こる感情なのだな、と再認識することとなったのです。そういった、記号でない本物のかわいらしさが、カメさんのアメ映像の場合は「観る人を飽きさせたくない」という目的と「口の中にアメ」「話すことがあんまりない」といった障害との攻めぎあいとの中に生じていたわけなのです。キエ~!!

 この映像で直感したカメさんの非凡さについて、「あぁ、やっぱり私の眼はあやまっていなかった。」とさらに自信を持つこととなったのは、やっぱり当時のモーニング娘。の看板番組だった『ハロー!モーニング』内の『エリック亀造の毎度ありぃ♡ 』コーナーでの、謎のラテン系サラリーマン「エリック亀造」を怪演する彼女の底なしのおもしろさ、そしてかわいらしさでした。
 これはもう、言葉でその魅力をお伝えすることは時間がかかってしまうので割愛させていただきますが、とにかくなんらかのかたちで観てもらうのが早いかと!!


 とにかくカメさんはすごいんですよ! そして、そんな彼女が今現在の芸能界にはいないんです。


 当然ながら「惜しい!!」という感情は捨てがたいのですが、私個人にとっての「あらかじめ失われた存在」という彼女のあり方は、なんとな~く神々しささえある不思議な位置にあるので、正直なところ、私は亀井絵里さんにはあの山口百恵さんのように「時の美しさ」を体現してくれる沈黙の象徴になっていただきたいと思います。

 いや、復活したら一命をかけて応援させていただきますよ!? ご本人の意思で再びステージに立たれるのならば、それに苦言を呈する権利を持っている人なんか、この世のどこにもいないんですから。


 ただ、こうも思うんですけど、アイドルグループとしての「モーニング娘。」が、メンバーが入れ替わりながらも現在に至るまで健在であるという形態である以上、その楽しみ方のひとつには、「メンバー卒業後のそれぞれの生き方」という観点も入ってくるかと思うんです。

 「ドリームモーニング娘。」しかり、まだまだ若いうちにメンバーを卒業することになる方々のうち、多くはその後も芸能活動を続けていくというケースが多いのですが、インターネットの普及やらなんちゃらで百恵ちゃんの時代とは比較にならないくらいに、芸能人でも一般人でもプライバシーの保護といったものがほぼ不可能になっている現代において、グループにとってのタブーになっているわけでもないのに「完全にそこにいない」位置にあえているカメさんの存在は、モーニング娘。の歴史の重厚さを如実に物語る貴重なファクターになっているのです。

 同期の田中れいなさんや道重さゆみさんがドラマに主演しているのにもう1人のメンバーがいないという事実は、なんというか、カメさんの AB型っぽさやネコっぽさをあらわしているようで逆に気になります。まさしく「ドーナツの穴」ですよ。


 そういえば、亀井さんたち第6期の先輩にあたるモーニング娘。第5期メンバーだった4名は、それぞれが「ドリームモーニング娘。メンバー」、「テレビ東京アナウンサー」、「ミュージカル女優」、「現在のモーニング娘。リーダー」という実に多彩な道を歩んでおられています。その、最後の現役メンバーである新垣リーダーも今年5月をもって卒業ということでね....さぁ、その後はどういった道を選択されるのか!?


 いろいろ言ってきましたが、私どうも、「好きな人がもういない」という要素にかな~り弱いような気がするんですねぇ。現役じゃないというところね。

 もちろん! 私が好きになった時に亀井絵里さんが芸能活動をしていなかったという事実はもっぱら私の不勉強のせいだったわけなのでありまして、これは純然たる偶然! ましてや、「いないからえりりんが好きになった」という主客転倒な理屈では断じてないのですが、思えば私、生まれて初めて好きになった有名人が、そ~と~キッパリスッキリした引き際で表舞台を引退していったお方だったのです。

 このお方のことは....な~んか、好き過ぎて恥ずかしいので語ることができません。
 間違いなく、私の精神の血肉になっている「心の母」だと思うんだなぁ、このお人は。

 私の個人的な知り合いの方々ならば、さんざん折に触れて私自身がくっちゃべっているので、それがどなたなのかを知っているかとは思うのですが、純粋にこの『長岡京エイリアン』の文章のテンポというか嗜好というか、そういったあたりだけからなんとな~くでも同じにおいを感じておられている方が100万人にお1人でもいたとしたら....そりゃあもう失禁モノでうれしいですねぇ~。

 「死」などといった有無を言わせない事情があるわけでもないのに、個人の確かな意思で一時代を築いた場を去っていく、その強さ!
 その場にい続ける強さもあるとは思うのですが、去ることを選択する潔さのほうが、どっちかというと私は好きだったりするんですなぁ~。


 ただ、私の人生にひるがえって考えてみますと、よわい30を越えた今も、私はまず去る前に自分が築く「場」を探すことで四苦八苦!! そして見つけた後も、そこに立派な位置を築けるかどうかもわかんねぇし。

 いや~、えりりんはたいしたお人だよぉ~!! おれもがんばってくぞぉお~い!
コメント
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