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ジャパン・ハンドラーズ ジョンズ・ホプキンス大学-3 CIA情報官ナサニエル・セイヤー

2023-08-30 23:59:46 | ジャパン・ハンドラーズ


  ナサニエル・セイヤー(1929-2020)
      Nathaniel  Bowman Thayer

 

SAIS(ジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院)・ライシャワー・センターの「シニア・アドバイザー」の座にあるのが、ナサニエル・セイヤーです。

彼は1929年、ニューヨークに生まれました。 コロンビア大学を1956年に卒業し、1960年に国務省入りしています。

日本・韓国・沖縄を回った後、在日大使館で報道官、政務担当を務めました(1962~66)。 その後は、海外勤務職(1966~67)、在ビルマ大使館勤務(1967~68)をし、ジャパン・ソサイエティの仕事に関わっていたこともあります(1967~69)。

 

1975年には、ジョンズ・ホプキンス大学准教授、のち同大学高等国際問題研究大学院(SAIS)アジア室長とあります。

1967年に日本の自民党に関する研究でコロンビア大学東アジア研究所から博士号を取得しました。 主著に『自民党』(1968年)があります。

日本語が堪能な知日派であり、奥さんは日本人で。中曽根康弘首相(在任1982年11月27日~1987年11月6日)の知人だったと言い。ます。 セイヤーはSAISの「中曽根康弘口座プロフェッサー」という肩書をもっています。

これは、1984年に発足したライシャワー・センターに、当時の中曽根康弘首相が、100万ドルの寄付をしたことで設置された「中曽根康弘講座」の名にちなんでいます。

 

同じ年の6月に中曽根首相は、当時、ジョンズ・ホプキンス大学の学長だったスティーブン・ミラー博士らの訪問を受けて、東京で同大学の名誉博士号を授与されています。

これは、ただ単に中曽根首相が100万ドルを寄付したことだけが理由だったのでしょうか。そうは思えません。


セイヤーについて、中曽根元首相が回想している文献があります。中曽根元首相が伊藤隆と佐藤誠三郎教授のインタビューに答えたオーラル・ヒストリーの集成『天地友情』(文藝春秋1996年)です。 この中で佐藤誠三郎の質問に中曽根元首相はこう答えています。

佐藤 :それで印象的だったのは、総理になられてすぐの予算委員会で、共産党の議員が「ナサニエル・セイ
     ヤー教授は、中曽根さんと親しいそうだが、セイヤーというのはCIAに近い人物ではないか」と追
     及したら、中曽根さんは「CIAに近いのではない。 CIAそのものである」と答えたから、その 
     共産党の議員はそれ以上質問できなくなった。そんなことがありましたね(笑い)。

中曽根: そうでしたね。 背イヤー教授というのはカーター政権の時にCIAの極東部長をしていあした。
     最近ではエズラ・ボーゲル氏がやっていましたね(1993~95、CIA国家情報会議東アジア担当)。

     それで、ホワイトハウスに月一回だったか出かけて行って、アジア情勢を説明すると言ってました。
                質問はそれで終わった。

 

セイヤーは、中曽根とアメリカ側のつなぎ役だったのです。 アメリカはもともと、中曽根を田中角栄首相の盟友と捉えており、ロッキード事件でアメリカに失脚させられた田中角栄を眼のあたりにした中曽根は、「自分は危なくですよ」というアピールをアメリカに対してする必要があったのです。

そこでCIAを通じて、アメリカとの絆をより強いものにしようとしたのだと思われます。 この頃は、日米同盟にヒビが入りかけている時期で、中曽根首相の前任者、鈴木善幸首相に対するアメリカの評価は最悪に近いものであり、中曽根康弘が政治家としての権力基盤を固めるために、アメリカの支持を取り付けておこうとしたことは容易に想像できます。

中曽根康弘元首相こそは、アメリカべったりの属国路線を、岸信介元首相が開始したのを踏襲した政治家です。 

岸信介に(安倍晋三の祖父)に関しては、「満州国は俺がデザインした」と豪語した昭和の妖怪とまで言われた政治家ですが、第二次世界大戦では鬼畜英米と戦争お煽り、敗戦でA級戦犯として巣鴨刑務所で服役していました。 

満州国の盟友で、同じくA級戦犯であった東条英機が絞首刑になったのを横目に、東条と日本を裏切り、GHQに尻尾を振り、CIAのエージェントとなり、売国活動を行ってきた政治家です。 GHQにの尻を舐め、日本軍を解体したのも岸信介政権です。 これが日米安保(岸信介政権で締結)です。

そして、岸信介は本来は死刑にになるはずでしたが釈放され、戦後に日本の首相にまで上り詰めました。 


セイヤー人脈は、今日もアメリカの対日研究を行う人材を育成しています。 ブッシュ政権の高官、マイケル・グリーンもここの所長代理をしていた経験があります。

 

 


 (関連情報)

ジャパン・ハンドラーズ  ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/bee052b51016155e76d0eed671e29139

ジャパン・ハンドラーズ ジョンズ・ホプキンス大学ー2 ケント・カルダーhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/53e1c4bddaab8814da918705716a9729

 

 


冷めぬ冷凍食品への熱視線 首都圏で新業態相次ぐ

2023-08-30 23:44:18 | 小売り・スーパー、食料・飲料全般、ビジネス・水・酒・穀物メジャー

冷凍食品を工夫して販売する新業態の店舗が首都圏で増えている。新型コロナウイルス禍の中食需要を捉え拡大した冷凍食品だが、有名店とのコラボ商品や高価格帯の商品など消費者のプチぜいたく需要にも応えるようになった。なかには持ち帰りだけでなく、その場で食べられる新業態も登場している。



      冷凍食品専門店では飲食店などと連携した商品も販売する(横浜市の店舗)


南部美人(岩手県二戸市)の冷凍生酒、横浜中華街の中華料理店「萬珍楼」の冷凍ふかひれスープ、名古屋市の「まるや本店」のひつまぶし……。業務用冷凍機器を製造販売するテクニカン(横浜市)が2021年に横浜市に開いた冷凍食品専門店「トーミン・フローズン」には一風変わった約500品目以上の冷凍食品が所狭しと並ぶ。

同社製の急速冷凍機「凍眠(とうみん)」はマイナス30度のアルコール液にパックした食材をつけるという独自の冷凍方法を使う。

空気を媒体に使う一般的な冷凍機より素早く、食感や風味を損なわずに冷凍できる。「生鮮食品だけでなく調理済みの料理でもおいしさを保てる」(同社)という。




日経記事  223.08.30より引用

 

 

 


ロシア北西部の空港にドローン攻撃、軍用輸送機が損傷=報道

2023-08-30 23:33:56 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢

FOUR IL-76 TRANSPORT PLANES DAMAGED IN DRONE ATTACK
                 輸送機「イリューシン76」


ロシアの複数の報道によると、同国北西部ペスコフの空港で29日、ドローン(無人機)による攻撃があり、軍用輸送機が損傷した。

タス通信は当初、救急当局の話として、輸送機「イリューシン76」4機が被害を受けたと報じた。うち2機は「炎上」したと伝えた。

国営RIA通信もその後、2機が炎上したと伝えた。

ペスコフのミハイル・ウェデルニコフ市長はメッセージアプリ「テレグラム」で、ロシア軍が攻撃を撃退したと説明。大規模な火災の様子を映した映像を投稿した。映像には爆発音も入っている。

また、「初期情報では犠牲者は出ていない」とした。

ウクライナはこの件についてコメントを出していない。ロシア国内への攻撃について、ウクライナが発表することはめったにない。

ペスコフはウクライナ国境から約600キロ離れており、エストニアに近い。ペスコフ州では今年5月にもドローン攻撃があった。


Footage of attack
  ペスコフのミハイル・ウェデルニコフ市長が投稿した、ドローン攻撃とされる映像の一部

 

ウクライナはここ数週間、ロシア国内を標的とした、爆発物を積んだドローン攻撃を繰り返しているとみられている。

ウクライナはこれらのドローン攻撃に関与したとはしていないが、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は以前、「戦争は徐々にロシア領に戻りつつある。ロシアにとって象徴的な中心地や軍の基地へ。これは不可避で自然で、まったく公平なプロセスだ」と述べた。

一方ロシア軍は、30日午前0時ごろに黒海での作戦で、最大計50人の兵士を乗せたウクライナ船4隻を破壊したと発表した。ウクライナは直ちにはコメントしなかった。

ロシア軍はまた、南部ブリャンスクで3機、中部オリョールで1機、ウクライナのドローンを撃墜したと発表した。

タス通信は、モスクワのヴヌコヴォ国際空港の上空が封鎖されたと報じている。

 

 

BBC記事  2023.08.30より引用

 

 

 


「バービー」の世界興収、ワーナー史上最高に ハリポタの記録を更新

2023-08-30 23:23:46 | 音楽全般・ダンス・映画・アニメ、オペラ、クラシック、POP、

映画「バービー」の世界興収がワーナー・ブラザースの配給作品として史上最高を記録した
/Courtesy of Warner Bros. Pictures
 映画「バービー」の世界興収がワーナー・ブラザースの配給作品として史上最高を記録した /Courtesy of Warner Bros. Pictures

ニューヨーク(CNN) 米国で先月公開された映画「バービー」の全世界興行収入がワーナー・ブラザース配給作品の史上最高額を更新した。

米調査会社コムスコアによると、「バービー」の世界興収は28日の時点で13億4185万4460ドル(約1960億円)に達したと推定され、これまでワーナー・ブラザース史上トップだった「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」を76万7505ドル上回った。

ワーナー・ブラザースは28日、「バービー」が記録を更新すると発表した。

 

ただし「アバター」(2009年、世界興収29億ドル)を筆頭に「アベンジャーズ」や「スター・ウォーズ」と、ディズニー傘下の作品が並ぶ歴代トップ10にはまだ及ばない。

コムスコアの上級アナリスト、ポール・デルガーラベディアン氏は、「バービーの製作が最初に発表された時、このような世界的ヒットになるとはだれも予想できなかった」と指摘。文化と映画、SNSの条件が完璧にそろった結果との見方を示した。

「バービー」は先月21日の北米公開から3週間足らずで、世界興収が10億ドルを突破。米国内の興収も先週、公開からわずか34日で「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を抜き、今年のトップに躍り出ていた。

 

 

CNN記事  2023.08.30 より引用